夢幻花 の商品レビュー
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最初に立て続けに複数の登場人物が出てきて、誰が誰だかわからず読みづらかったが、そこを乗り切れば後は一気に読みやすくなってサクサク読めた。 大きな謎は一つで、その謎は最後の方で明らかになり、かつそれまでの伏線は一応全て回収されるが、その回収の仕方に納得するか、出来過ぎと受け止めるかは人それぞれだと思う。 個人的には、ストーリーそのものとは直接関係はないが(もしかしたらこちらが著者の本題かもしれないけど)、最後に主人公の学生が原子力の研究を続けていくと決断した責任感の強さに共感を覚えた。
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読み出すと止まらなくなる感じは、さすが東野圭吾さんの作品だなと思います。2つのプロローグと導入がどのようにつながるのか興味を持って読み続けました。ただし、先が読めてしまいました。
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話が二点三点するようで、全然無関係に思える人々と話が最後に収斂したときの感動が凄かった。アサガオの秘密と、それを追う人々の関係もスッキリした。
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一気に読破。 アサガオの種の白い粉、小学生の頃を思い出した。 江戸時代の文化、語り継がれ、亡くなる遺伝子などを通じて、 今着目されている、種という概念について 深く考えさせられる作品。 そして、就活中、未来を考える主人公から、 改めて仕事や宿命?について考えた。
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柴田錬三郎賞受賞作なので、期待大でした。 前半は何かが起こる感じがしてドンドンページを進めさせてくれました。 が、後半にはいりペースダウン。 結末に至っては、なんだ。。。こんな話か。って感じでした。ざんねーーーーん
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植物が好きだった老人が殺害された。発見者の孫娘は、生前祖父が育てていた黄色いアサガオをブログに載せる。それをきっかけに警察庁の役人蒲生要介の弟、蒼太と知り合い、事件を調べ始める。すると、祖父だけではなく、従兄弟の死にも関係が出てきた…。 梨乃と蒼太は地道に調査をすすめながら、それぞれの進路に悩む。ラストまで読むと、蒲生一家の何代も前からの責任感とか使命とかの、スケールが大きい話になっていた。予測がつかなかったけど安心して読めた。
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このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。 とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。 2016/8/7
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21.9.2016-30.9.2016 なぜ蒼太の前から孝美は消えたのか。 蒼太の家族は何を隠しているのか。 なぜ黄色いアサガオが鍵を握っているのか。 最後に全てが繋がって、気持ちいい。なるほど。登場人物たくさん。それぞれがいろんな想いを持って、この事件の真相を探る。 面白か...
21.9.2016-30.9.2016 なぜ蒼太の前から孝美は消えたのか。 蒼太の家族は何を隠しているのか。 なぜ黄色いアサガオが鍵を握っているのか。 最後に全てが繋がって、気持ちいい。なるほど。登場人物たくさん。それぞれがいろんな想いを持って、この事件の真相を探る。 面白かった! 蒼太の気持ちはどっちにいったのかな。孝美かな。梨乃かな。 心に残った箇所。 その家には、生まれた者が受け継ぐ負の遺産がある。血を引く人間の義務。
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異なるいくつかの登場人物のエピソードが、クライマックスにかけてどんどんつながっていくのが面白かった。最後はいい話。
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見た目関係性の感じられない登場人物が徐々に絡み合っていくミステリ。今回は特に登場人物が多く感じられた。 登場人物が多い分物語も複雑で、真相は少し付け足した感が否めないが、全員分のストーリーが綺麗に収束していてかなり深く考えられている。黄色アサガオの謎も面白い。
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