夢幻花 の商品レビュー
なかなかおもろかった。 人がいっぱい出てきて苦戦した。 負の遺産、無い家庭に生まれたことへのありがたさを感じた
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安定の面白さ。軽快にサッと読めて、最後に全て回収されるのはさすが。反面、重厚さというか余韻が続くというようなものは感じない。
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あるひとつの着想から、こんなにも壮大な、スケールの大きい、それでいて緻密なストーリーを作り出すことができる。才能とはこのようなことを言うのだろうな。登場人物の心理と重なる部分があった。
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お祖父さんの手紙。そこへ踏み切れないのはそれが正解だという自信がないからだと。 なるほど、家庭を捨てて好きな人のもとへ踏み切れなかった人の気持ちもそうだよね、と連想してみました。
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題名通り、お花がストーリーの中心となってることもあって展開がゆっくり目に感じた ラストは東野圭吾らしく、すっきり伏線回収されていくところはさすが
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さすが東野圭吾さん、面白かったです。読んでる間も退屈せず、最後の方まで犯人や同期は分かりませんでした。
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中だるみした。 ミステリーの醍醐味、読み始めたら止まらない、というのはなく、義務感で最後まで読んだ。 もう少し頁数抑えて凝縮されていたら楽しめたかも。 引っ張った割に、結論はサプライズ感がなかった。 ただ、秋山周治さんの人物像が良くて、こんな優しいおじいちゃんがいたらいいなと思った。 言葉も、行動も、印象に残る人物でした。 秋山周治さんに星3つ
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読み始めは、短い章立てて次々と視点が変わる構成に手こずった。 高度経済成長期に起きた、無差別殺人事件。 毎年家族で朝顔市に訪れることに、うんざりしている中学生。 自宅の二階から飛び降り自殺した大学生。 自殺した大学生のいとこと祖父の交流。 何に向かってストーリーが書かれているのかわからないまま、本を読み進める。 普通なら飽きてしまうはずなのだ。 何について読まされているのかわからない読書に。 けれどさすがに東野圭吾は、飽きさせることはない。 一つの謎が次の謎を呼び、どこに向かっているのかわからないまま、ワクワクさせられる。 残り100ページを切っても、殺人犯の目星もついていなければ、黄色い朝顔の謎もわからない。 ところが、一本のレールの上にあったはずの殺人事件と朝顔の謎が、別の路線へと別れていきはじめてからの展開がすごい。 あれよあれよという間に、別れていったはずの二つの謎は、また同じレールの上に戻ってきた。 実際問題として、このような親の因果が子に報うような家族の在り方は嫌だ。 けれど、いろいろなことを経験し、知った後に彼らが前を向いて負の遺産を、その処理を、引き受けようという姿は、やはりちょっとぐっとくる。 そして作者の原発に対する考え方は、ほかの作品と考え併せても筋が通っているな、と思った。
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