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橋を渡る の商品レビュー

3.2

91件のお客様レビュー

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2016/10/13

淡々と少しづつリンクした短編が進んでいく 最後にまさかのSF展開タイムループもの この選択が未来を変える変えられるってメッセージなのかな 展開は全然読めなかったけどうーんあんまりだった

Posted byブクログ

2016/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

らしい、といえば。 吉田修一らしとも、思えます。アタシ。 『春ー 』『夏ー 』『秋ー 』『そして、冬』 『エピローグ』の、五章から。 少しづつ繋がりのある短編⁉︎連作集に、なるのかな。 アタシの中では不倫のお話よっつかも。 時系列的には並んでおりますが。 『そして、冬』の章は、70年後の未来へとびます。 エピローグを、終え。そして70年後って⁉︎

Posted byブクログ

2016/09/25

春、夏、秋の3つの日常の短編が冬の近未来の章で一気に繋がる。 今の選択が未来を創る。いつも正しい人々が間違った事も正しいと思い込んで、間違ってると認められなくて、あの近未来が出来上がったんだろうな。実際の未来はもっとヒドイかも。

Posted byブクログ

2016/09/13

春夏秋までは実際のニュース、都議会のヤジ問題、マララさんのノーベル賞受賞なども盛り込まれていて面白かった。冬は70年後の設定になり、サインの存在など、少々ついていけなかった。 「正しい奴は、たとえ自分が間違ったことをしても、それを正しいと思い込む」「正しさというのは傲慢だ」 「...

春夏秋までは実際のニュース、都議会のヤジ問題、マララさんのノーベル賞受賞なども盛り込まれていて面白かった。冬は70年後の設定になり、サインの存在など、少々ついていけなかった。 「正しい奴は、たとえ自分が間違ったことをしても、それを正しいと思い込む」「正しさというのは傲慢だ」 「橋を渡る」とは、自分の信じた道を進むということなのか。今の選択が未来を変えるということなのか。

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2016/09/13

伏線の回収をこんなやり方でしまっか⁈という思い。 春から秋までの3章には、ごくごくどこにでもある家庭、夫婦、仕事が描かれる。そこに不正・不倫・裏切り…、ひずみが生じ、日常に不穏の影を落とし、やがて狂気へと昇華していく。真実に立ち向かうか、曖昧にするか、見ないふりをするか、選択に...

伏線の回収をこんなやり方でしまっか⁈という思い。 春から秋までの3章には、ごくごくどこにでもある家庭、夫婦、仕事が描かれる。そこに不正・不倫・裏切り…、ひずみが生じ、日常に不穏の影を落とし、やがて狂気へと昇華していく。真実に立ち向かうか、曖昧にするか、見ないふりをするか、選択に懊悩する。 そして、いよいよ冬の章。各章が収斂へと向かい出し、賛否真っ二つ必至な展開に。融合か溶解か。なるほど、本の惹句「いまなら、未来は変えられる。」の意味へとつながるのね。人の悪意の絶妙にすくい取る吉田修一の新境地と解釈しましょうかね。

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2016/08/27

短編のようだがそれぞれ話しが 繋がっていて最後のエピローグまで どんな落ちになるのか想像出来ず 引き込まれ読み進めると 殺人事件でもなく、じんせいの紆余曲折 でもない展開に驚いた。 まさかSF、近未来、タイムトラベル これはこれで面白く作者の新たな挑戦が 見て取れた。

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2016/08/23

2016.08.16 現実のニュースが小説の中にも出てきて面白かった。都議のヤジ問題や、香港のデモ、マララさんのスピーチなど、それぞれのニュースが小説の中の人物たちとどうリンクしていたのか。 突然のSF展開にはびっくり。 タイトルの「橋を渡る」とは、自分の正義がどこにあるのか...

2016.08.16 現実のニュースが小説の中にも出てきて面白かった。都議のヤジ問題や、香港のデモ、マララさんのスピーチなど、それぞれのニュースが小説の中の人物たちとどうリンクしていたのか。 突然のSF展開にはびっくり。 タイトルの「橋を渡る」とは、自分の正義がどこにあるのかを決め、進むこと。 つまり、自分を信じること。

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2016/07/28

4部仕立てで、それぞれに不正や裏切りなどの悩みを抱えた男女ペアが登場し、最後に驚きの場所に収まっていく。 2部までは話がどこに向かうのかがつかみきれず、また実際に起きた事件が盛り込まれている意味もわからず、かなりもやもやと。しかも話の途中で放り出されて、作者は何を書きたいんだろ...

4部仕立てで、それぞれに不正や裏切りなどの悩みを抱えた男女ペアが登場し、最後に驚きの場所に収まっていく。 2部までは話がどこに向かうのかがつかみきれず、また実際に起きた事件が盛り込まれている意味もわからず、かなりもやもやと。しかも話の途中で放り出されて、作者は何を書きたいんだろうと困惑したままページをめくり続けた。さらに3部では、急展開の終わりに面食らう。 そして4部、まさかの70年後の未来に話は飛ぶ。そこで初めてそれまでのストーリーがつながって、すとんと納得。しかも、単に人物の相関図がつながっただけでなく、殺伐とした近未来のストーリーは単独でも十分な重みがあり、胸に響く。それまでの半端な気持ちは一気に吹き飛んで、胸がいっぱいになった。 一見突拍子もないSF要素を加えながら、描かれているのは人間の誠実さや正義、悪意そして社会批判など奥は深い。 エピローグも素敵で、印象深かった

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2016/07/20

春-明良 夏-篤子 秋-謙一郎 そして、冬。 4編からなる物語。 それぞれが自分の思い描く正義へと迷いながら あるいは迷いもなく進んでいく。 謙一郎は友人に言われる。 「正しい奴は、たとえ自分が間違ったことしても、それを正しいと思い込むんだよ」 正しいと思い込んでいる謙一郎は、自...

春-明良 夏-篤子 秋-謙一郎 そして、冬。 4編からなる物語。 それぞれが自分の思い描く正義へと迷いながら あるいは迷いもなく進んでいく。 謙一郎は友人に言われる。 「正しい奴は、たとえ自分が間違ったことしても、それを正しいと思い込むんだよ」 正しいと思い込んでいる謙一郎は、自分を変えることは出来るのだろうか...。 途中、空しくて、悲しくて泣きそうになった。 ページを戻り頭の中を整理しながら (吉田修一さんにやられたなぁ)と、なんだか嬉しくなった。楽しく読了。

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2016/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りた本。 4部作。1部は画商の妻を持つ男性の話。この頃、ある画家が出現するが、妻の歩美は才能がないと判断する。2部は不正を働いた政治家と、その妻の話。3部は婚約者の心の中にいる他の男におびえるジャーナリスト。4部は70年後の未来。1~3部の結果、こうなる未来。あの時やめておけば。今ならまだ間に合うことと間に合わないこと。

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