橋を渡る の商品レビュー
現状を後悔せず生きている人って、なかなかいないと思うけれど、もう少し今を何とかしたら…その何とかは、些細なことかもしれないし、ひどく困難なこともある。 それでも、やらないよりは…
Posted by
春、夏、秋と続き、冬はどうなるのかと思ったら、そう来ましたか。意表をつかれましたが、まとめは見事です。
Posted by
春夏秋と読み進めて、ゆるやかな繋がりがどう帰結するんだろうと思ったら… 最終章の冬で予想斜め上すぎる展開に。最後まで頭の中がクエスチョンマークだらけでした。これはどう解釈すればよいのやら…
Posted by
春…甥を同居させている明良。 夏…夫が都議の篤子。 秋…TVディレクターの謙一郎。 手に取るように理解できる現実的な彼らの生活が綴られる。だから何なの?と思っているところ、「冬」になり突如近未来へ。この話はどこへ飛んでいくのか心配にさせておいて、最後にはうま~くまとまりました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全く何の前知識も持たずに読み始めた。吉田修一を読むのは久々で、不倫や時事ネタをぶっこんだ、あー「オトナ小説」なのねー、いつのまにかこういうのを書くようになっていたんだーと思っていたら。。。 いささか唐突な「秋」で、え?そうなの?そういう話にしちゃうの?と思い、「冬」は更に唐突な展開でまごまごしてしてしまった。まあ、狙っての展開なのでしょうが、頭が追い付くのに時間がかかった。吉田版「わたしを離さないで」? 「A.I」?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
むふー 「正しいこと」のこちら側とあちら側を描いた連作短編、と、思いきや。 まさかの展開。いや、吉田さんってこんな物語書くんだ、ほほぉー しかし、こんな70年後は嫌だなぁ。生きてないけど。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
都会議員の夫とその妻。夫は幼馴染の会社社長から頼まれて入札金額を教えて賄賂をもらっているのを見る。夫を守ると言いながら、週刊誌にタレコミ。 婚約者を絞殺してしまう男。失踪する。 明良=妻・歩美との二人暮らしだったが、実姉の息子孝太郎を預かることになった。しかし、孝太郎の彼女が子供を身籠ったことで平和な家庭は一変する。 最終章の未来では、この時、生まれた子が登場 篤子=夫・息子と三人暮らしで平穏に暮らしていた彼女だったが、都議会議員である夫が賄賂を貰っている場面を目撃する。苦悩の末彼女は家族の生活を守るために不正に目を瞑ることを決心する。 謙一郎=テレビマンの謙一郎は結婚を控えた彼女がいたが、その彼女は以前の不倫相手のことを忘れることが出来ない。そんな中で彼女から結婚を考え直したいと言われた謙一郎は逆上し彼女の首の手をかける。 響=物語は大きく変わって70年後の日本に。サインと呼ばれるクローンのようなロボットと共存する世界の中、サインである響を軸にストーリーが進んでいく。
Posted by
ああ~おもしろかった♪ 正直第4章がどう前の3章を結びつけるのか不安だったけど、私はこの収束の仕方好き。 吉田さんのエンドといえば放置プレイ。 これはめっちゃ妄想を掻き立てられた。 逆に、明確な説明を欲しいタイプの方には不評なのかもな・・・と、ちょっと思う。
Posted by
後半SFになってしまったのが残念。 全体的にはとても読みやすく一気に読んだ。 正しい奴は、たとえ自分が間違ったとしても、それを正しいと思い込むんだよ。 自分を信じなきゃダメだよ。いくら自分の気持ちを騙そうとしても、ダメなものはダメなんだから
Posted by
どの登場人物も魅力的。 春、夏、秋と普通に楽しめたのに、冬になって??? 別の世界? と思っていると、ずーっと先の時代の話だった。2085年、想像できな〜い。 給仕ロボットや介護ロボットはいるかもしれないね。 そんな先の時代まで生きてはいないけれど、その時代にあるものを受け入れ、...
どの登場人物も魅力的。 春、夏、秋と普通に楽しめたのに、冬になって??? 別の世界? と思っていると、ずーっと先の時代の話だった。2085年、想像できな〜い。 給仕ロボットや介護ロボットはいるかもしれないね。 そんな先の時代まで生きてはいないけれど、その時代にあるものを受け入れ、いつの時代も自分らしくありたいもんだと思った。
Posted by