僕らのごはんは明日で待ってる の商品レビュー
葉山亮太。 中学生の時に起こったことが原因で心を閉ざして、たそがれていた。 上村小春。 鶏肉は苦手だけどケンタッキーは好き。おばあちゃんの言葉は日本国憲法より重い。 こんな葉山くんと上原さんが高校の体育祭で一緒に競技をすることになり、そこから物語が始まる。 葉山くんにも、...
葉山亮太。 中学生の時に起こったことが原因で心を閉ざして、たそがれていた。 上村小春。 鶏肉は苦手だけどケンタッキーは好き。おばあちゃんの言葉は日本国憲法より重い。 こんな葉山くんと上原さんが高校の体育祭で一緒に競技をすることになり、そこから物語が始まる。 葉山くんにも、上原さんにも背負っているものがある。 でも、そんなことを感じさせない淡々とした雰囲気が好きだった。
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めっちゃどストライクに好きな書き方とストーリーで文句なしの五つ星!小春のサバサバした性格と話し方とかイエスの人柄とか読んでて心温まる。読み終わった時の気持ちもすっきりハッピーで昨夜のカレー明日のパンと同じくらい好き(^^) 昨夜のカレー、明日のパンもやけど「死」が関わってるから家...
めっちゃどストライクに好きな書き方とストーリーで文句なしの五つ星!小春のサバサバした性格と話し方とかイエスの人柄とか読んでて心温まる。読み終わった時の気持ちもすっきりハッピーで昨夜のカレー明日のパンと同じくらい好き(^^) 昨夜のカレー、明日のパンもやけど「死」が関わってるから家族とか友達とか周りの人たちと当たり前のように会って話して過ごせることって当たり前じゃないっていう分かってても普段忘れがちなことを改めて思い出させてくれた。 最後に小春のセリフで「何でも大丈夫にしてくれるのはイエスだけだよ」って言葉がすごく誠実でストレートに響いた。自分も誰かにとってそんなそんな存在になりたいなって。
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8年ぶりくらいの瀬尾まいこさんの小説。 兄をなくした少年と両親のいない少女の物語。たくさんの困難を乗り越えた先に待っている更なる壁。それを乗り越えて夫婦になっていくのだとこの二人を見て思う。最後の病院を出た帰り道の会話が大好き。 「僕らのごはんは明日で待ってる」話を読んだ後にこの...
8年ぶりくらいの瀬尾まいこさんの小説。 兄をなくした少年と両親のいない少女の物語。たくさんの困難を乗り越えた先に待っている更なる壁。それを乗り越えて夫婦になっていくのだとこの二人を見て思う。最後の病院を出た帰り道の会話が大好き。 「僕らのごはんは明日で待ってる」話を読んだ後にこのタイトルを見ると、とても温かい気持ちになれます。
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「本当の病気を知らない人間ってなんだかんだ言うだろう? 仕事が大事だとか未来だ夢だ責任だとか。だけどさ僕はここで二十年以上働いているけど、驚いたことに今まで目の前の命より大事なものなんて見たことがない。たった一度もだよ。」 「少しばかり賢い人は、医者なんて病人がいてこそ成り立つ職業だろって言ったりする。だけど僕たちは病気がなくなればいいと本気で思ってる。馬鹿みたいに本気でね。今はこうしてここに来てくれているのだから、やっぱり君を助けたいと思う」
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瀬尾さんの作品は14冊目ですが今回もとても素敵な作品でした。瀬尾さんの小説が好きなのは、家族を亡くしたり、病気になったり、普通だったら重くなりそうな話が、ほのぼのとして少し笑える物語になっているところ。この小説の二人のように少しずれてはいるけどテンポのいい会話とか。ずっとたそがれ...
瀬尾さんの作品は14冊目ですが今回もとても素敵な作品でした。瀬尾さんの小説が好きなのは、家族を亡くしたり、病気になったり、普通だったら重くなりそうな話が、ほのぼのとして少し笑える物語になっているところ。この小説の二人のように少しずれてはいるけどテンポのいい会話とか。ずっとたそがれさせてはくれないし、落ち込ませてもくれないけど必ず手を差し伸べて優しく陽気に明日に連れて行ってくれる人がいる。いつも読んだ後はあたたかい気持ちになります。今後も読み続けたいなと思う作家さんの一人です。
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大好きな瀬尾さんの本。前々から家にあったが、映画が公開してしまったので急いで読む。言葉遣いが個性的で、やりとりが楽しい。 人とのかかわりを避け、心を閉ざした主人公を明るく元気な同級生が変えていく。
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何でもないように暮らしてる人たちにも、色んな過去や思いがあるんだろうなって改めて思った。 ただ、それを経て『いろんなことを平気にしてくれる』『なんでも大丈夫にしてくれる』人に出会えたなら、それはすごくなんとも言えない幸せだなぁと思うし、自分のことをすごくわかってるって誰かが言って...
何でもないように暮らしてる人たちにも、色んな過去や思いがあるんだろうなって改めて思った。 ただ、それを経て『いろんなことを平気にしてくれる』『なんでも大丈夫にしてくれる』人に出会えたなら、それはすごくなんとも言えない幸せだなぁと思うし、自分のことをすごくわかってるって誰かが言ってくれたら、それだけで大分強くなれる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
映画を観る前に読んでおこうと思い買いました。やっぱり瀬尾まいこさんの小説読みやすい。若干シリアスな話ではあるものの随所随所でクスッときしてまうセリフとか、とても瀬尾まいこさんぽいなと思った。(けど、私は瀬尾まいこさんの小説は短編や中編のほうが好きかな…と改めて。いや、もちろんこちらの小説も良かったですけども!!!) そして…育生って卵の緒!?って思ってちょっとニヤニヤしてしまった。 それにしても解説に共感。一人の方が断然楽じゃん、って思ってたけど、この小説を読んでアレ??って。恋愛というか、大事な人を見つけたくなる小説であることは間違いなしです。
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読みやすい筆者の文体が好き。 映画にし易いストーリー、亮太と小春の高校生から結婚生活までの成長の7年間
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2016年ラストは瀬尾まいこ作品2作目 亮太と小春の高3から7年間を描いた物語 でもコレ私的には恋愛小説じゃない気がするんだよなぁ~ だから映画化されて、せっかくの二人の雰囲気が「うるキュン」とかでまとめられてしまうのはちょっとなぁ~ ま、「うるキュン」不足な毎日だし、そうゆうの...
2016年ラストは瀬尾まいこ作品2作目 亮太と小春の高3から7年間を描いた物語 でもコレ私的には恋愛小説じゃない気がするんだよなぁ~ だから映画化されて、せっかくの二人の雰囲気が「うるキュン」とかでまとめられてしまうのはちょっとなぁ~ ま、「うるキュン」不足な毎日だし、そうゆうの正直嫌いではないんだけど・・・
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