僕らのごはんは明日で待ってる の商品レビュー
「そして、バトンは渡された」を読んで、すごくよくて、その後に買って、読もうと思っていたのが、今になってやっと読んで、やっぱりよかったです。どんな言葉をかけてあげたら、相手は楽になるんだろう、元気になるんだろうと思うと、言葉を選びに迷いに迷って、結局、相手に伝えたいこととはかけ離れ...
「そして、バトンは渡された」を読んで、すごくよくて、その後に買って、読もうと思っていたのが、今になってやっと読んで、やっぱりよかったです。どんな言葉をかけてあげたら、相手は楽になるんだろう、元気になるんだろうと思うと、言葉を選びに迷いに迷って、結局、相手に伝えたいこととはかけ離れた言葉しかかけられなくなってしまうってこと、あるなあって思って読みました。つらいことから逃げずに、健気に向き合う二人が愛おしくて涙しました。
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ほんわかとしたお話。 お兄さんを亡くし、周りに無関心で、いつもたそがれている葉山君と、いつも元気であっさりしてる上村さんとの、いつもの二人のお話。 応援したくなる二人、ほっこりとします。
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恋愛小説というのか、日常小説というのか。とにかく、今回も瀬尾まいこさんの小説らしく、平和で、主人公が自分の幸せを探すはなしです。 瀬尾まいこさんの小説は自分に合ってる!と改めて感じました。自分の性格的にもなにか共感できるものが多くて、申請の参考にもなっています。 今回の一番素晴ら...
恋愛小説というのか、日常小説というのか。とにかく、今回も瀬尾まいこさんの小説らしく、平和で、主人公が自分の幸せを探すはなしです。 瀬尾まいこさんの小説は自分に合ってる!と改めて感じました。自分の性格的にもなにか共感できるものが多くて、申請の参考にもなっています。 今回の一番素晴らしいです!と感じたところは、この本では4章に分かれているのですが、1章終わると、次の章では急に2.3年時が進んでいるところです。つまり、どんなことが空白にあったのかを読者に想像させています。これが秀逸でした。ぜひ、読んで体感してみて欲しいです。
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解説の『人間関係を築くことに前向きになれない人にこそ、ぜひ読んで欲しい物語』という一文で選んだ本。 思い描いていた未来とは違っても、日々は過ぎていくし季節も変わっていく。 何かを手放しても、ちゃんと新しい何かが生まれている。 そういうことに気付かせてくれる本でした。 今の私にピッ...
解説の『人間関係を築くことに前向きになれない人にこそ、ぜひ読んで欲しい物語』という一文で選んだ本。 思い描いていた未来とは違っても、日々は過ぎていくし季節も変わっていく。 何かを手放しても、ちゃんと新しい何かが生まれている。 そういうことに気付かせてくれる本でした。 今の私にピッタリの本だったと思う。 人と関係を築くのは面倒で、一人でいる方が楽だと思ってしまうけれど、一握りの大切な人とはたくさんの新しいことや楽しいことを共有したいと感じました。
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いろんなことがあったけど、葉山くんと上村さんが一緒になれてよかった。この先もいろいろあるだろうけどこの2人ならお互いをうわべだけじゃなくきちんとわかりあえているから。「しっくりくるくらい誰かと仲良くなって、一緒に何かができるようになれば、もっとずっといいってわかっているのに、それ...
いろんなことがあったけど、葉山くんと上村さんが一緒になれてよかった。この先もいろいろあるだろうけどこの2人ならお互いをうわべだけじゃなくきちんとわかりあえているから。「しっくりくるくらい誰かと仲良くなって、一緒に何かができるようになれば、もっとずっといいってわかっているのに、それをやる根気がないんだ。しっくりさせるのに心を費やすくらいなら、一人で動いてしまう。面倒くさがりだから。」この言葉が心にずっしりきた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
葉山と上村の、高校から結婚後までのお話。 兄の死をきっかけで自分の殻に閉じこもっていた葉山が、上村の独特なペースで段々と世界を広げていく。 そして付き合い始め、一方的にふられ、でもやっぱり上村しかいないと再び付き合い始める。 結婚後に発症する上村の病気。 しかし、二人の独特の距離感で乗り越えていく。 平常なエピソードを積み重ねて、二人の愛情を描いていく様は面白かった。
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2019.4月。 瀬尾さんの描く人物は一見普通で地味なのに、なんでこんなに素敵なんだろう。いつも大好きになってしまう。ぜひ友達になりたい人ばかり。コンプレックスがありながらもちゃんと前を向ける明るさを持ってる人たち。奇想天外でもないし、ビックリする何かが起こるわけでも特にない、あ...
2019.4月。 瀬尾さんの描く人物は一見普通で地味なのに、なんでこんなに素敵なんだろう。いつも大好きになってしまう。ぜひ友達になりたい人ばかり。コンプレックスがありながらもちゃんと前を向ける明るさを持ってる人たち。奇想天外でもないし、ビックリする何かが起こるわけでも特にない、ありふれたお話なのに、最初からぐいっときた。夢中。最後の章は「もし悲しいことになっていらどうしよう」と怖くて、祈りながら恐る恐る読み進めた。こんな経験、なかなかないっす。それだけ入り込んでたってことね。ちゃんと未来があってよかった。ああ、いいお話だった。
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瀬尾まいこの僕らのごはんは明日で待ってるを読みました。 葉山亮太は兄が病気で亡くなってしまったため、自分の気持ちをもてあまして暗い高校生活を送っています。 同級生との関係はシャットアウトして読書をして過ごしています。 そんな亮太に上村小春は無邪気に話しかけてきます。 運動会に...
瀬尾まいこの僕らのごはんは明日で待ってるを読みました。 葉山亮太は兄が病気で亡くなってしまったため、自分の気持ちをもてあまして暗い高校生活を送っています。 同級生との関係はシャットアウトして読書をして過ごしています。 そんな亮太に上村小春は無邪気に話しかけてきます。 運動会にも興味のない亮太を小春は米袋レースのパートナーに決めて運動会に出場することにするのでした。 上村と付き合いだした亮太は上村も両親がおらず祖父母に育ててもらっているという境遇であることを知るのでした。 紆余曲折の後、結婚して幸せな家庭を築こうとしている亮太と小春に神様はまた過酷な試練を与えるのでした。 けなげに明るく生きようとしている二人が切なくなる物語でした。
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いろんな形の家族がある。まさにそれを感じさせてくれる作品だった。しかし、この作品を読んで私は結婚して出産できるのであればしたいと思った。やはり自分が一般的な家族のあり方に憧れているんだなーと痛感した。
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生きてるのに、耳も目も心も閉じたくて仕方ない時期ってきっと誰にでもあって、意外とそういうのってほんとにどーでもいいきっかけで、笑っちゃうぐらいにどーでもよくなるもんだ。しあわせな小説だ。
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