僕らのごはんは明日で待ってる の商品レビュー
1974年生まれ、瀬尾まいこさん、初読みです。中学校の国語の先生だったんですね。「僕らのごはんは明日で待ってる」、2016.2、文庫です。高校3年のクラスメイト、葉山亮太と上村小春が運動会で米袋に二人で入って跳びながら進むペアになってから20代半ば結婚するまでの物語。奇妙というか...
1974年生まれ、瀬尾まいこさん、初読みです。中学校の国語の先生だったんですね。「僕らのごはんは明日で待ってる」、2016.2、文庫です。高校3年のクラスメイト、葉山亮太と上村小春が運動会で米袋に二人で入って跳びながら進むペアになってから20代半ば結婚するまでの物語。奇妙というか、不思議な二人の関係、一旦わけもわからず「別れようと」言われた涼太ですが、なんとか元の鞘に。著者は、ほんわかした感じの作風でしょうか。更に一冊読んでみたい気持ちになりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
瀬尾まいこ作品2作目。 こちらも前回と同じく 劇的な変化はないけど,静かに話は進みます。 暗くて周りと関わりを持たない男の子が 人を好きになり,世界が広がっていく様子が良かった。 完全なハッピーエンドとはいかないけれど 一緒に居られるだけで幸せと思える夫婦になれてるか 自分にも問われてるようでちょっとドキッとする ところもありました。
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とても読みやすかったけど、あまり主人公やヒロインに感情移入ができなかったので、終始俯瞰で読んでしまった。 小春の気持ちの動きがあんまりよく分からなかった…
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速いテンポで場面が展開していくので、 駆け抜けるように物語が過ぎていった印象。 気付かないくらい自然に食べ物が散りばめられている。 自分が感じたのは「リレー」。 上村の言動をイエスも辿っていくように思えた。 無意識にイエスが上村をなぞっているのか、 上村がイエスに生き方を教えて...
速いテンポで場面が展開していくので、 駆け抜けるように物語が過ぎていった印象。 気付かないくらい自然に食べ物が散りばめられている。 自分が感じたのは「リレー」。 上村の言動をイエスも辿っていくように思えた。 無意識にイエスが上村をなぞっているのか、 上村がイエスに生き方を教えているのか……
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人と自分の不幸具合なんて比べようがないからどこか線を引いてしまう葉山と上村の気持ちは誰もが持つものだと思う。 自分で自分のことを諦めたくない。 そんなことを教えてもらった。
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食べ物系の小説が大好きなので、 期待していたらごはんあまり出てこなかった… けど、読み終わったらきっと 誰かと話したりごはん食べたりしたくなる。 誰かと一緒にいることをいとおしく感じる 恋愛小説。
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上村とイエスの会話が独特な感じで面白い。 3章から4章にかけてイエスは上村のことを大切に思ってきたんだなってわかるし、4章では上村もイエスに対して本音で向き合えてる感じで良かった。 イエスの兄が生きてたら、どんな兄弟になってたかな、上村とはどんな感じに話してたのかなとふと気になっ...
上村とイエスの会話が独特な感じで面白い。 3章から4章にかけてイエスは上村のことを大切に思ってきたんだなってわかるし、4章では上村もイエスに対して本音で向き合えてる感じで良かった。 イエスの兄が生きてたら、どんな兄弟になってたかな、上村とはどんな感じに話してたのかなとふと気になった。 さらっと希望が持てる感じで良い終わり方だと思った。
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瀬尾まいこさんの作品は、底辺に優しさがあると思う。 どん底に突き落とされても、その時点での幸せを模索する強さを持っている。幸せはちょっとしたことなのに、気がつけないことの方が多い。ようは価値観をどこに置くかということ。 この小説の”ぼくら”みたいに、どんな状況でも幸せだと思えるよ...
瀬尾まいこさんの作品は、底辺に優しさがあると思う。 どん底に突き落とされても、その時点での幸せを模索する強さを持っている。幸せはちょっとしたことなのに、気がつけないことの方が多い。ようは価値観をどこに置くかということ。 この小説の”ぼくら”みたいに、どんな状況でも幸せだと思えるように強く行きて行きたい。
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ほのぼのした作品かと思いきや、最後に突き落とされることがよくある瀬尾まいこ。生と死についても考えさせられることが多いです。 これは映画を先に観ました。映画化に当たった市井昌秀監督は、ちょっと前まではまだまだマイナーな監督でした。自らの奥様の出産シーンを使用した『無防備』(200...
ほのぼのした作品かと思いきや、最後に突き落とされることがよくある瀬尾まいこ。生と死についても考えさせられることが多いです。 これは映画を先に観ました。映画化に当たった市井昌秀監督は、ちょっと前まではまだまだマイナーな監督でした。自らの奥様の出産シーンを使用した『無防備』(2007)、超ローカルな劇場でしか上映されていなかった『あの女はやめとけ』(2012)、ちょっとメジャーになって、星野源がとてもよかった『箱入り息子の恋』(2013)と、どれもとても好きでした。それに比べるとこれはキャストからして堂々のメジャー級。しかしありきたりな映画になっているのが残念。映画のキャストも併記します。 物語の主人公・葉山亮太(中島裕翔)は、病気で兄を亡くして以来、ひとり黄昏れてばかり。人が死ぬ小説ばかり読んでいる。そんな彼の心に土足で踏み込んできたのが同級生の上村小春(新木優子)。実は中学生の頃から亮太のことが好きだったという小春とつきあうように。出会いと別れ、そして結婚。問題を抱えつつもふたりで寄り添いながら生きてゆくさまが描かれます。 おそらく先に映画を観てしまったせいだと思うのですが、最後の展開が映画と違いすぎて戸惑いました。映画版は、小春に突然別れを切り出されたあと、なぜそんなことになったのかを亮太が知るまでにしばらくかかり、小春を取り戻そうと亮太が奮闘するところが泣きの山場。それを乗り越えて結婚に至り、一緒にごはん、という流れでした。ところが原作のほうは結婚してから問題発覚。ケンタッキーのサンダースおじさんのくだりが映画オリジナルだったのだとわかると、市井監督がお涙頂戴路線に走っているとしか思えず、監督の今後の作品に不安が募り、原作の良さについて考えられなくなりました。(^^; 映画では、小春が亮太に無理やり貸す本30冊の大半が幻冬舎文庫ばかりで笑いましたが、原作を読んで、30冊は内田康夫の浅見光彦シリーズだったと知りました。いや、浅見光彦シリーズは幻冬舎文庫ではないから、映画のあの袋の中はそのシリーズはあまり含まれていなかったはず!と思ったのでした。 なんだか本のレビューというよりは、映画のレビューになっちまいました。すみません。 映画の感想はこちら→http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/db6119ebdb0be81a959316ba0d0e4f6b
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映画化をきっかけに読んだ本。 ありそうでないような恋愛小説。 お互いがお互いを分かり合ってて、気の合う関係なのがとても良いなあと思いました。 ストーリーはとっても好きなんだけど、内容が少し浅くて物足りなかったので☆3にしました。
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