僕らのごはんは明日で待ってる の商品レビュー
恋愛小説なのですが、剽軽で悲壮感はないけれど部分的に悲しくて、みんなの幸せを願いたくなる本です。ある意味瀬尾まいこさんの本全般的に同じ印象を持ちます。 男の子が超絶不器用で黄昏れているのに、もてない訳では無かったり。ぼっちなんだけれどいじめられてなかったり。本当のぼっち経験者とし...
恋愛小説なのですが、剽軽で悲壮感はないけれど部分的に悲しくて、みんなの幸せを願いたくなる本です。ある意味瀬尾まいこさんの本全般的に同じ印象を持ちます。 男の子が超絶不器用で黄昏れているのに、もてない訳では無かったり。ぼっちなんだけれどいじめられてなかったり。本当のぼっち経験者としてはリアルじゃないよなんて思ったりもするのですが、瀬尾さんの本は何故か許せてしまうんだな。 これは多分瀬尾さん自体が人間を本気で信じているからなんではないかと思います。 「そしてバトンは渡された」なんて普通の人が書いたら、ンなわけあるかい都合よすぎるわ!!と突っ込まれてしまう所を、大感動で涙が止まらない大傑作に仕上げてしまうのですから。 これも色々突っ込みたくなりますが、結局ジンとしてしまいました。いいなあ瀬尾まいこ。
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どんな内容で、どんなジャンルの小説か調べたりせず。いつも買って読み始めます。帯に映画化決定って書いてあるじゃん(笑)映画も見てみよう。 高校生から大人になるまでのラブストーリー。 映画では絶対に選ばないで見ないジャンル。 でも… とてつもなく不器用な所。登場人物と重なり合う自分...
どんな内容で、どんなジャンルの小説か調べたりせず。いつも買って読み始めます。帯に映画化決定って書いてあるじゃん(笑)映画も見てみよう。 高校生から大人になるまでのラブストーリー。 映画では絶対に選ばないで見ないジャンル。 でも… とてつもなく不器用な所。登場人物と重なり合う自分。 よくある日常を描いてるんだけど、恋愛でダメージが大きかった別れを幾度か経験した。 そんな日常を思い出した。 こんな彼女は世の中いるんだろうか?と、それとも自分が盲目で見えてないだけなのか? そう思うほどステキな彼女。 全てを知ろうとする事より、ひとつひとつ大切に日常を積み重ねていく素晴らしさを知った。
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ー気を許せる人が側にいること 中学生の時に兄を亡くした亮太。高校3年間、ぼんやりとたそがれて過ごしていた。最後の体育祭をきっかけに天真爛漫、飾らない態度の小春と距離が近くなる。兄の死で動けなかった時間が少しずつ動きはじめ、小春のおかげで一歩を踏み出していく。 特別な話じゃなく...
ー気を許せる人が側にいること 中学生の時に兄を亡くした亮太。高校3年間、ぼんやりとたそがれて過ごしていた。最後の体育祭をきっかけに天真爛漫、飾らない態度の小春と距離が近くなる。兄の死で動けなかった時間が少しずつ動きはじめ、小春のおかげで一歩を踏み出していく。 特別な話じゃなくて、高校生が付き合って大人になっていく‥‥ということが描かれています。 誰にだってありそうな話。 ありきたりな言葉「神様は乗り越えられる試練しか与えない」「絶対大丈夫だから」などたくさん出てきますが、どんな気持ちでこれを言っているのか……。 瀬尾まいこさんのお話を読むと、自分にとっての大切な人ってあの人なんだなあ、と自然と浮かんできます。 そして、やはり大切な人と毎日食卓を囲むことはとても素晴らしいことなのだなあ、と思わずにはいられませんでした。
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普通の日々の中にある幸せに気付かされる本。 兄を亡くして自分の内側に籠もっていた亮太が 小春と出会い、助けられて、 最後は小春を守ろうとする姿は感動した。 お互いの不器用な距離の縮め方にも、 リアルを感じた。
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哀しみも優しさも希望も絶望も淡いパステルトーンのような本。 悲しみをこんな風に明るく軽い色に受け止められたら生きていくのもそんなに思い悩む事じゃないかもしれない。 その為にはやはり誰かそばにいてくれなきゃ駄目なんだなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
兄を亡くしてから自分を閉ざしていた亮太。上村小春との関わりの中で少しずつ人との距離感が変わってくる。 大学生になって一度別れるけど、結局二人は結婚。 小春は父母子どものいる家庭を理想としていたけれどかなわなくなってしまった。 二人がだんだん成長しながら家族になっていく物語。亮太のかかえる喪失が小春がいることでだんだん癒やされて、小春の喪失も二人で乗り越えていく。 人生思い通りにならないことが起こるけど、それでも日常を過ごしていくことでなんとかなるものだって思える小説。
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まずタイトルがすごく好き。メインの二人のやりとりのテンポとか、距離感がゆっくりと近付いていく感じがよかったです。
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兄を亡くしたことを転機に人から嫌われていることさえ気づかなくなるほど孤立した葉山が、経験を通して人として成長してゆく物語 主人公の気持ちにやたら共感するところが多かったり、なんかほっとする会話の数々だったりで面白かった 今年一のおすすめ!
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主人公と女の子の重い背景とは反対に淡々と描かれる日常にすっかり入りこんであっという間に読み終えました。 ずっと気になっていた瀬尾さんの作品は今回が初。表紙が可愛いという理由で選んでみましたが、主人公が少しずつでも確かに成長していく姿と人が繋がる温かさに胸がきゅっとなりました。ほん...
主人公と女の子の重い背景とは反対に淡々と描かれる日常にすっかり入りこんであっという間に読み終えました。 ずっと気になっていた瀬尾さんの作品は今回が初。表紙が可愛いという理由で選んでみましたが、主人公が少しずつでも確かに成長していく姿と人が繋がる温かさに胸がきゅっとなりました。ほんの少し勇気が出るような、素敵なお話です。
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単純な話のような感じで読んでたのですが、読み進めるにつれて深い内容と感じるような本でした。 瀬尾さんの本は「そしてバトンは渡された」以来2作目だったのですが、ほかの作品も読んでみたいと思いましたね。
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