1,800円以上の注文で送料無料

かなわない の商品レビュー

3.9

73件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2018/08/06

写真家の日記。自己肯定感の低さについて相談した専門の先生からの回答が自分にも刺さりすぎたのでメモ。 コンプレックスの塊。親から勝ち負けじゃない価値観を教えられてないのです。そういう人は周りに嫌われるので浮いていたでしょうし、浮くことでより強く、勝たなければ世間はこういう扱いをす...

写真家の日記。自己肯定感の低さについて相談した専門の先生からの回答が自分にも刺さりすぎたのでメモ。 コンプレックスの塊。親から勝ち負けじゃない価値観を教えられてないのです。そういう人は周りに嫌われるので浮いていたでしょうし、浮くことでより強く、勝たなければ世間はこういう扱いをするんだと思い込み、勝ちにこだわるのです。 不安な人は相対価値にすがります。絶対の自信がないので、人と比べてより強く、より良く、そうやって比較から自分に価値をつけようとします。

Posted byブクログ

2018/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

気持ちはわかる。環境がそうさせてしまったんだろうとも思う。でも好きな人が自宅に怒鳴り込みにきた話を見て、どうしてこんな人を好きになったんだろうと思った。 ECDさんはただ変わらずいつもそこにいて、いつもそこにいた。

Posted byブクログ

2018/07/28

ラスト100ページまでは、斜め読みでページをめくっていた。この本がリアルなブログからの引用だとしらず読み始めたので少し知識不足だった。 しかし、先生とのやり取りを見ていると不思議と自分が許されているような気持ちになる。 私たちは私たちであるしかなく自分の根底をしっかり持って、毎日...

ラスト100ページまでは、斜め読みでページをめくっていた。この本がリアルなブログからの引用だとしらず読み始めたので少し知識不足だった。 しかし、先生とのやり取りを見ていると不思議と自分が許されているような気持ちになる。 私たちは私たちであるしかなく自分の根底をしっかり持って、毎日毎秒を選ぶことで生きていくしかない。 人と違うということで自分が生きていることの喜びを噛みしめたい。そしてそれが生きる糧となりたい。

Posted byブクログ

2018/06/13

読んでいてものすごく辛いというかしんどいのに、止められなかった本。こんなのは久しぶり。 石田家の話しと石田さんの癌についてのことかと思ったら、違った(それは「家族最後の日」のほう)。もっと、一子さん本人のこと。 かなわない、は「叶わない」であり「敵わない」であり「適わない」であ...

読んでいてものすごく辛いというかしんどいのに、止められなかった本。こんなのは久しぶり。 石田家の話しと石田さんの癌についてのことかと思ったら、違った(それは「家族最後の日」のほう)。もっと、一子さん本人のこと。 かなわない、は「叶わない」であり「敵わない」であり「適わない」である。 たぶんすっごく嫌悪する人と分かる人がいるんだろうな。

Posted byブクログ

2018/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正直な人だなあ。こんなに正直に書けない。だって、人にどう思われるか不安だから。 子育ての大変さ、よく分かる。著者と全く同じことをよく思うし、同じことをしてしまっていることもある。 大変さを率直に言いあえて、認め合えて、分担し合えるような社会になったらいいよね。 子育ては大変だけど、楽しいところ、とても嬉しいところもあって、そんなところもちゃんと書いてある。 子育ては大変、やりたくないって、この本を読んで思う人がいると残念だけど、著者も書いているように、大変だけど、子どもがもっといたらとも思う、子育てって不思議なもの。 お母さんとの話も書いてあり、「私はずっと母の子どもでいたいんだと思う」という言葉にも共感。 こう思ってる人は多いはず。みんな自己中になってしまったということなのかもしれないけど、こういうことを言葉にする人が出て来たんだなあって、個の時代になったのかなと変化も感じます。 読み終わっての追記 後半は著者が自分の悩みと向き合う部分で、とても読み出がありました。私自身の悩みとも通じるところがあり、とても参考になりました。途中、読むのをやめてしまいたくなるほど、著者にイライラ、腹が立ってしまうところもあったけれど、最後まで読んで良かった。 自分の生きづらさの原因が親にあること、そこまではよく言われるし、私も分かっていたことだけど、親の何がいけなかったのか、ということについて、親の在り方がいけなかったのだ、と書いてあるものは初めて読みました。親が親自身のことを好きであること、そのことがとても大切なのだということ、私も子供たちのために、自分のことをもっともっと好きになりたいと思いました。

Posted byブクログ

2018/05/06

飛行機や新幹線から見るまだ見知らぬ人のただの物語を俯瞰しているに過ぎない。客観視しかされていない、主観が見えないECDが、なのにひたすら格好いい。

Posted byブクログ

2018/03/06

写真家であり、ラッパーのECDの奥さんの日記と私小説のような短文集。 以前『働けECD〜わたしの育児混沌記』を読んで、面白かったので、その続きのつもりで、軽い気持ちで笑って楽しもうと読みだしたが、見事裏切られ腹にズシンとくる内容だった。 筆者の植本さんがこの日記で、「働けEC...

写真家であり、ラッパーのECDの奥さんの日記と私小説のような短文集。 以前『働けECD〜わたしの育児混沌記』を読んで、面白かったので、その続きのつもりで、軽い気持ちで笑って楽しもうと読みだしたが、見事裏切られ腹にズシンとくる内容だった。 筆者の植本さんがこの日記で、「働けECD」の続き物にしたくなかったと書いているように、自分自身を全面にされけ出した本になっている。「女」全開。「自分」全開。 ただただ、ブラックホールのような、マグマのようなパワーに圧倒される。 最初の頃の日記は育児に翻弄される筆者の、もうどうしようもない育児の悩みがつづられる。保育園の先生にも心配されるようになる。子育て中は、みな似たような体験がある。育児とは本当に大変なもので、孤独なもの。自分自身を追いつめるものである。その点で非常に共感できる。外では涼しい顔しているけど、家の中では散々もがき、必死に育児している。そんな等身大の母親(基本的に世の母親達は、皆自分なりの母親像になれなく、もがいていると思う)として応援がしたくなるし、子育ての親として背中を押してもらえるような元気をもらえる。 ただ、今度の本はそれだけでは終わらない。母親との確執、その関係から自分の子供との関係、距離感へ。段々と精神的に追い込まれ、いつの間にか好きな人ができ不倫しつつ離婚をしたいといいながらECDとは別れられず、漫画家の先生にカウンセリングを受けるに至る。 私小説を読んでいるような、どこに行ってしまうのだろうと、まさに生きながらこの人自体が文学という趣。 母親という目線でみると、理解できない部分が多々あるが、この人の日記(ブログ)は正直にさらけ出されていて、描いてある内容はメランコリックなのだが、ある意味すごい強さがあるなと思う。永遠の10代のような純粋さと鈍感さを併せ持つ。 何はともあれECDが、だらしないゴロツキでもなんでもなく、包容力のある不器用な男として魅力あふれて感じられる。 やはりこの本の裏に流れるテーマはECDなのだと思う。ECDという存在なしに植本さんの心情だけでは、ここまで惹きつけられて読めないのではないだろうか。 そして、今年の初めにECDが亡くなった。 改めてYoutubeでラップを観て、カッコよさに痺れた。 動画で子供たちと映るECD(石田さん)のシャイな笑顔に、入院時のさみしげな目つきに、惹きつけられた。 残った子供たちと一子さんが幸せに生きていけるように。本の題名のように「かなわない」ことが世の中にはたくさんあるけど。 ちなみに、一子さんに日記にでてくる本には、あたりが多い。つげ義春の奥さんの藤原マキ「私の絵日記」が紹介されていたが、つげさんもびっくりの面白さ。一子さんもだけど、アーティストの奥さんはやはり只者ではない。

Posted byブクログ

2018/03/04

ある部分をとても尊敬している友人に、私が私生活の愚痴をこぼすと、この本を勧められた。読んでびっくり、私のことが書かれているかと思った。 まあ、私は一子さんみたいに料理好きではないが。(そして、一子さんと私は恐らく1キロ以内くらいの近所に住んでいることもわかったw) ECDさん...

ある部分をとても尊敬している友人に、私が私生活の愚痴をこぼすと、この本を勧められた。読んでびっくり、私のことが書かれているかと思った。 まあ、私は一子さんみたいに料理好きではないが。(そして、一子さんと私は恐らく1キロ以内くらいの近所に住んでいることもわかったw) ECDさんが亡くなった今、一子さんが何を思い、暮らしているのか気になっている。

Posted byブクログ

2018/02/19

つらい。でも読みたい。惹きつけられる。ここまで赤裸々に書けることがすごすぎる。こんな本読んだことない。

Posted byブクログ

2018/02/07

前半の日記を読むのがダレる。 子供のいない方は、子育てに絶望するかも。 後半は、積極的な著者が自分を晒して精神的な障害と向き合っていく。 自分で気付かず、放置されている人も多いかもしれない問題を明るみに出しているところが評価できる。 家族という閉鎖された人間関係で、犠牲になって...

前半の日記を読むのがダレる。 子供のいない方は、子育てに絶望するかも。 後半は、積極的な著者が自分を晒して精神的な障害と向き合っていく。 自分で気付かず、放置されている人も多いかもしれない問題を明るみに出しているところが評価できる。 家族という閉鎖された人間関係で、犠牲になっている人は多い。 正直著者の精神的な幼さに、苛立ちを感じるが、周りの人達が支えている。育児は孤独では成り立たないと感じさせる。

Posted byブクログ