かなわない の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
序盤は東日本大震災が起こり原発に対する恐れとか、デモとか育児の苦しみばっかりで、理解できひん内容からが多かった。そこまで気にしいひんやろ。とゆう気持ちがありつつ、震災後すぐの東京は敏感やったのか。とゆう気づきもあった。 それから、育児の悩みを読んでられへんくなって読み飛ばしたりしてたけど、後半に好きな人ができたと書いてあって衝撃をうけた。 そして親の話。読み飛ばしていた部分も読み出した。人に依存していることでしか生きられない自分、子供の時に愛されなかった自分、それが孤独と向き合えない理由。 植本さんまでの重症さではないものの、一時は考えていたことがある悩み。先生の言葉が腑に落ちることもあって、幼少期の思い出の大切さを改めて痛感する。 こんなに正直に気持ちをさらけ出してもいいんや。 後悔してもいいんや、とびっくりする本。 今まで出会ったことのない本。 石田さんは寛容ですごい人なんやと お母さんのやっぱりあの人は怖い人やと思ってたとゆう言葉、引っかかってる。 そのへんも植本さんは、一生理解してもらえへんと落ち込んだ瞬間やったんやろうなと思った。
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途中で読むのをやめた。 ノンフィクションの日記という読み物がここまで人に影響を与えるのかって言うほどに私は食らってしまった。 それくらいに一子さんが書く文章が嘘偽りが無く赤裸々すぎて、無意識に私を刺激させ、苦しくする。 読み手を選ぶ本です!
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128頁まで読んだ。記録用。 図書館で借りて読んでいたが読むのにすごく時間がかかってしまい、いちど貸出延長したにもかかわらず読みきれなくて返却した。気が向いた時にまた借りて最後まで読みたい。
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日記本はあまり読んだことがなく、読みづらいな、と初めは思った。しかし、作者の本音を曝け出してくれているのがなんだか安心し、どんどん読めました。私も自分を愛せなくてもがいていますが、同じような人がいたんだと、「見つけた」感覚を味わいました。素敵な本をありがとうございます。
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6割は完全な日記。 だんだん引き込まれていって、中盤から後半が凄い。赤裸々だけど、たぶん言ってないだけで皆同じ様なことを感じることがあるだと思う。素直に文章にしているから感動した。自分との向き合い方が、とても現実味を帯びていて良い。変に脚色していないから、実在していることがひしひ...
6割は完全な日記。 だんだん引き込まれていって、中盤から後半が凄い。赤裸々だけど、たぶん言ってないだけで皆同じ様なことを感じることがあるだと思う。素直に文章にしているから感動した。自分との向き合い方が、とても現実味を帯びていて良い。変に脚色していないから、実在していることがひしひしと伝わる。 ラストの、この本があなたにとっての 見つけた になったら嬉しい。 必要な時に必要な人が出会う様になってる。 は、綺麗事のようだけのこの方が言うのは説得力がめちゃくちゃある。
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色々と言いたいこともあるが(※震災後の混乱していた時期だし仕方ない)植本さんのキャラで帳消し。とにかく正直な人だ。レビューで「わがまま」とか「自分勝手」とさんざんな言われようだけど私にはその評価がピンと来ない。大抵の人間は自分のことを書く時に自己弁護や自己欺瞞が付き物だ。この人に...
色々と言いたいこともあるが(※震災後の混乱していた時期だし仕方ない)植本さんのキャラで帳消し。とにかく正直な人だ。レビューで「わがまま」とか「自分勝手」とさんざんな言われようだけど私にはその評価がピンと来ない。大抵の人間は自分のことを書く時に自己弁護や自己欺瞞が付き物だ。この人にはそういう誤魔化しがないだけ。むしろよくやってると思う。「働けECD」も読んでみたい。 ※2021年現在、震災後の福島で生まれ育った子供たちに放射能の影響はなかったことが証明されてきます。それだけは言わせてください。
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読み進めていくうちに、彼女の心の叫びや受け止めようとする必死さに、自分の感情も重ねて つーっと涙が。 弱さだとか、逃げるとか、依存とか…これってネガティヴなものとは一括りに言えないよなぁ。数年後、この本をまた読みたいな。今、この本に会えて良かったです。
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フォローしている方のおすすめで読んだ。震災後、放射能に怯えながらの子育て、日記とエッセイでできている。
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読んでる最中めちゃくちゃ辛かった。 読み終えたことに、ほっとした。 子供への少し疎ましい気持ち、自分の自由を奪われた気持ち、最初はわかるわかると読んでいたが、どんどんお子さんが可哀想で心が冷えてきた。つねられたり、怒鳴られたり、拒絶されたり。子供が自分を受け止めてもらえなかった...
読んでる最中めちゃくちゃ辛かった。 読み終えたことに、ほっとした。 子供への少し疎ましい気持ち、自分の自由を奪われた気持ち、最初はわかるわかると読んでいたが、どんどんお子さんが可哀想で心が冷えてきた。つねられたり、怒鳴られたり、拒絶されたり。子供が自分を受け止めてもらえなかった気持ちを想像してしまう。育児は、辛いことだってある。だけど、それ以上に、自分の中で宝物になるような瞬間があるから、なんとかがんばれる。きれいごとじゃなくて、本当にそう思う。この本には、その瞬間がなかったからつらかった。 外へ外へ自分の価値を求める姿がいたたまれなかった。 先生に出会ってからのやりとりの場面は、自分と母との関係も振り返ってしまった。
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引きこもっていると嫌でも色々な情報が入ってくるのでやらなきゃいけないことはあるのに結局本を手に取ってしまう。 震災直後から約3年間にわたって綴られた日記。文章量的にも内容的にも重みがあって休み休み読んだ。 正直理解できなくて腹が立つ部分はあったけど良くも悪くも忘れられない一冊...
引きこもっていると嫌でも色々な情報が入ってくるのでやらなきゃいけないことはあるのに結局本を手に取ってしまう。 震災直後から約3年間にわたって綴られた日記。文章量的にも内容的にも重みがあって休み休み読んだ。 正直理解できなくて腹が立つ部分はあったけど良くも悪くも忘れられない一冊になった。むき出しの文章にヒリヒリしつつも読むのをやめることができなかった。 書くことをやめられないような方なのかなという印象を持った。そういう人の書く文章は読者を惹きつける不思議な魅力を持っているように思う。
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