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かなわない の商品レビュー

3.9

72件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

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2020/03/07

2016年刊行。2011年4月から2014年6月までの間の日記を主にして構成されている。日記は、人の生活を覗き見したい欲求と合致して、どんどん先に読みたくなる形式である。それと、情緒不安定なのかもしれないけど、情緒的ではない乾いた文章はとても読みやすかった。あと、起こった出来事は...

2016年刊行。2011年4月から2014年6月までの間の日記を主にして構成されている。日記は、人の生活を覗き見したい欲求と合致して、どんどん先に読みたくなる形式である。それと、情緒不安定なのかもしれないけど、情緒的ではない乾いた文章はとても読みやすかった。あと、起こった出来事はフィクションではないけれど、それらをどう編集するか、構成するかで、こんなにもドラマティックになる。文章を公開することでどんな反応が返ってくるかわかっていることを示す記述があり、表現者としての冷静さが垣間見えた。

Posted byブクログ

2019/12/11

周りで読んでいる人が多く、ずっと読んでみたいと思っていた本。赤裸々に綴っていて凄い!という感想は、ちょっと陳腐すぎて当てはまらない気がする。頭の中を移ろう思いや考えを、一瞬一瞬を切り取るように書き起こす。それはまるで写真のようだ。

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2019/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

写真家で、ECD(ラッパー)の奥さんの人の育児奮闘記のブログかと思いきや、途中から精神科に行って不倫して、とだいぶ大変なことになってた。 私小説。 これだけ理路整然と文章を書ける人の頭の中がゴチャゴチャというのは考えさせられます。

Posted byブクログ

2020/04/25

読むのに体力が必要だった。けど1日で読んでしまった。おもしろい、興味深いひとだった。弱いところや悪いところを人に見せられることはすごい。生きづらさはとても大変で、その源のところを読んで、自分はラッキーと思った。 界隈みたいのがいい、楽しいけど、哀しい。 阿佐ヶ谷のシンチェリータが...

読むのに体力が必要だった。けど1日で読んでしまった。おもしろい、興味深いひとだった。弱いところや悪いところを人に見せられることはすごい。生きづらさはとても大変で、その源のところを読んで、自分はラッキーと思った。 界隈みたいのがいい、楽しいけど、哀しい。 阿佐ヶ谷のシンチェリータが出てきてうれしい、びっくり。

Posted byブクログ

2019/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今の自分にも、そもそもの自分にも刺さる話だ って最終的には思えたけど、なんて自分勝手な人だろうと思って、でも本なのだから、芸術なのだから、理解できんわ〜〜で済ませたらこっちが話の分からない人になってしまうから、何も読み取れないまま終わってしまうのはもったいないから、赤裸々に書くことこそが芸術なのだと納得して読み進めたが、芸術家は感性の鋭い人は、何をやっても許されるんですね〜〜って正直思う みんなの感想がちゃんとしてて、やっぱり自分の乏しい感性でいくら本読んでもだめだなと思った あとやっぱり子供作る自信ない 一番わがままだなって思ったのは、柴田聡子のライブで貧血で倒れてライブ台無しにしておいて貧血で倒れるのは気持ちがいいと書いてあること 申し訳ないとも思ってないんかいと でも全部著書追っちゃう、ECDが書いたやつも読もう

Posted byブクログ

2019/02/03

合わなかった、ということなのだと思う。 私はまだ子育てもしたことがないし、経験の差もあると思う。 今の私には受け入れられなかった。

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2020/06/11

日記の後半あたりで好きな人が出来ちゃってるのが丸わかりで笑った。外出は多くなるわ、子供や石田さんの様子は殆ど出てこなくなるわ。こうして包み隠さず本にするだけあって、日記にそれがダダ漏れです笑 著者に打ち明けられる前にブログを読んでいた石田さんもわかってただろうな、こりゃ。 結婚し...

日記の後半あたりで好きな人が出来ちゃってるのが丸わかりで笑った。外出は多くなるわ、子供や石田さんの様子は殆ど出てこなくなるわ。こうして包み隠さず本にするだけあって、日記にそれがダダ漏れです笑 著者に打ち明けられる前にブログを読んでいた石田さんもわかってただろうな、こりゃ。 結婚していても好きな人ができてしまうのは仕方ないよなーとは思うものの、自分に置き換えて考えてみるとそれも夫や子供などがあるからこその余裕というか遊びの部分という気がする。結局そこに帰れるからかなと。正直、1度離婚してみても良かったんでは?と思うけれど、石田さんの言う通り"変わると思ってた周りが何も変わらなくて1番自分が傷付く"という結果になっていたとあたしも思うなぁ。 ありきたりだけれど、自分に似た人ってやっぱ付き合い難く真逆の人が相性が良いんであろう。ずーっとフラットで変わらない石田さんの安定感たるや。そこがイラついてしまうのもわかるんだけど、彼氏と著者は似過ぎていてどこまでも落ちていく感じが不安で怖い。 他人が好きになった人のことを知りもせずに批判するのも何ですが、彼には敵わなくないと思う。石田さんには、うん、敵わないね笑

Posted byブクログ

2018/10/29

冒頭2つの話を受け入れられるかが、植本入門の試験になっている気がする。 何故かああ、そういう”女”か、と分かるエピソード。 前半読むのが苦痛だったが、本としては面白い。

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2018/09/19

読み進めるのがつらい。どうしてこんなに赤裸々に書けるのでしょう。書かずにはいられないのかな。娘さんたちが心配。 家族最後の日も一緒に買ったけれど、開けない。

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2018/08/13

読むのがとてもしんどい本だった。自分本位といえば、そうだが、皆そうだと思う。母親になったとしたら、私もこういう感じだったのではないかとか、結婚するときに恐れていたことを実現している人かもしれないと思ったり、自分に似ていると思ってしまう。ただただ、石田さんの存在に救われるので、この...

読むのがとてもしんどい本だった。自分本位といえば、そうだが、皆そうだと思う。母親になったとしたら、私もこういう感じだったのではないかとか、結婚するときに恐れていたことを実現している人かもしれないと思ったり、自分に似ていると思ってしまう。ただただ、石田さんの存在に救われるので、この方が亡くなってしまったことが悲しい。植本さんに会いたいとは思わないが、石田さんには接してみたかった。

Posted byブクログ