かなわない の商品レビュー
これは、ものすごい本だった。 日記、実録だとはしらずに読み始め(すみません)、読み進めるうちにあれ?これは本当にこの人がこの世に存在していて、日々を綴ってる?え、こんなにあっけらかんと自己開示できることってある?それを出版??と混乱。まさにかなわない、と思った。人の個人的な、秘密...
これは、ものすごい本だった。 日記、実録だとはしらずに読み始め(すみません)、読み進めるうちにあれ?これは本当にこの人がこの世に存在していて、日々を綴ってる?え、こんなにあっけらかんと自己開示できることってある?それを出版??と混乱。まさにかなわない、と思った。人の個人的な、秘密であるはずの日々の日記を読ませてもらっているうちに話はカウンセリングへと移り、なぜか前提も全然違うのに私の悩みにも流れ弾で響く言葉があり驚き。 出産前に猛スピードで読んだので、いつかまたゆっくり読み直したい。とにかく凄い。
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一子さんの身勝手さに腹が立つのに、彼女の撮るなぜか人をひきつける写真や真っ直ぐな文章に不思議と惹かれるんだよな。 引用されている先生の言葉に母親の役割の大切さを改めて思い知らされ、心に留めておきたい言葉がたくさんあった。 子供につねられたら子供が泣くほどつねり返し、休日いっしょに...
一子さんの身勝手さに腹が立つのに、彼女の撮るなぜか人をひきつける写真や真っ直ぐな文章に不思議と惹かれるんだよな。 引用されている先生の言葉に母親の役割の大切さを改めて思い知らされ、心に留めておきたい言葉がたくさんあった。 子供につねられたら子供が泣くほどつねり返し、休日いっしょに過ごすのはしんどいと思い、手を繋ぐのも嫌がる一方、将来子供に憎まれるのではと不安を抱える。そんな一子さんの子育てを目の当たりにするとやりきれない気持ちになる。同じ母親として気持ちがわからなくもないところもあったけど、それでも同じ母親だからこそわかってあげたくないと思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ここまで自分の生活と内面を剥き出しにしたエッセイには初めて出会った。 家族を「亡霊」と呼び、ままならない現実に激しく葛藤する姿は、まさに心揺さぶられる一つの「物語」だ。 誰もが抱えながら言葉にできない「世間の目」や「自己の欠落」を、著者は一切の粉飾なく曝け出す。 読了後、自分の中の言葉の組み合わせが変わり、視界が新しくなったような感覚がある。一子さんが今、小さくても確かな居場所を見つけられていることを願わずにはいられない。
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前半、読んでいてとても苦しくなった。 わたしもちょうど母との関係に悩んでいたし、これから子どもについて考えていたから。 わたしと似ているところを感じるから、苦しくなる。 同じ心の状態だったことがある。 植本一子ってとっても自由な人なんだ。 そんな人が子育てしたらきっととっても大...
前半、読んでいてとても苦しくなった。 わたしもちょうど母との関係に悩んでいたし、これから子どもについて考えていたから。 わたしと似ているところを感じるから、苦しくなる。 同じ心の状態だったことがある。 植本一子ってとっても自由な人なんだ。 そんな人が子育てしたらきっととっても大変なんだろうな。羽を折られたような感覚。 飛びたくても飛べない、それは彼女にとって拷問に近いんだ。 わたしも27歳までそんな生活に憧れていた。 今のわたしは29歳。地に足のついている生活が、たまらなく愛おしく感じている。 わたし自身がドラスティックに変わっていった年齢を、植本一子という他の人生で垣間見ることができた。 時代の違いも楽しい。変わっていくもの、変わらないもの。 わたしも小田急線沿いに住んでいたので、聞き慣れた名前が嬉しい。
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・育児の大変さに驚愕。 ・人に見られることを前提としているのに、こんなふうにありのままを綴れるのはすごい。書くこと自体に突き動かされているのか。 ・食事がとても品数が多く、私はその部分を読んで作者が子どもたちに愛を与えていないとは思えなかった。 ・カウンセラーのことばが印象的。
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共感してほしくて書いたのではないのだろうけど、それにしても共感できなすぎて、とても不快な気持ちで読んだ。不快だけどなぜかもっと知りたくて一気に読んでしまった。 こんなにも正直に、ありのままを書いてしまうことに驚き。私にとっては異世界すぎて。 子供をかわいいと思えないことも、異常...
共感してほしくて書いたのではないのだろうけど、それにしても共感できなすぎて、とても不快な気持ちで読んだ。不快だけどなぜかもっと知りたくて一気に読んでしまった。 こんなにも正直に、ありのままを書いてしまうことに驚き。私にとっては異世界すぎて。 子供をかわいいと思えないことも、異常なまでに怒ってしまうことも、病気のせいなんだよね? あれもこれも親のせいなのか?母娘の関係って、どうしてこうも難しいものなのか。 育児って、多かれ少なかれ苦悩することはあって、それでもみんな向き合ってなんとか生きていくものと思ってたけど、植本さんは自分の気持ちを最優先。 子供は何を感じて、どう生きていくんだろう。今はどうしてるのかな。 家族の形はいろいろだから、好きな人がいてもいいけど、子供を置いて会いに行く必要はあったのかな? みんな幸せになりますように。
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。 日記も。おもんない。 普通っちゃ普通。 これは、かなりおもん無い。 なんだろ、淡々と日々の出来事綴るのはいいけど、本にするほどなのか?っていう、なんのことない日常が、とくになんの気付きも発展もなく7割くらいダラダラつづく、、、マジで最初の十ページくらいで、これいつまでつづ...
。 日記も。おもんない。 普通っちゃ普通。 これは、かなりおもん無い。 なんだろ、淡々と日々の出来事綴るのはいいけど、本にするほどなのか?っていう、なんのことない日常が、とくになんの気付きも発展もなく7割くらいダラダラつづく、、、マジで最初の十ページくらいで、これいつまでつづくんだ? って思ってたけど、その時点で辞めればよかった。 ラストはお母さんが悪い。的な。 育て方が悪かったみたいな。 だから仕方ないんですよー。ってね。 それで納得すんのかい!! 母親になって後悔してるって本より嫌な感じの母親になり方だった。 育て方が悪かった母親に育てられたから、あなたはダメな母親でも仕方ないんだょ。って。 そりゃあないわな。 なんか読んでてなんだこいつ。って思って、思わず検索してしまったよ。 写真、とってもいい写真だった。 そうか、こういう内面に葛藤がある人はやっぱり何か秀でるんだろうか。 にしてもなぁ。 仕事も大切だけど、子どもほったらかしで男にいれあげてみたいり、ライブはしごしてみたり、のみに行って遊んでって、それでいて子ども言うこと聞かないから鬱とか。 自分の母親より悪い母親像になっとるし。 しかも、あまり親しく無い保育園のママ友にお迎え頼んでご飯食べさせてもらって、迎えに行くっていう神経すごい。 これ、相手のママたちどう思うんだろうなぁ。 日記も公開されてたらしいし。 娘もなかなかの暴れっぷりだったけど、ほとんどお母さん約束守らないんだもん、泣いて叫んで我を通すしか無いよなぁ。と、思ったりね。 どうやら手のかかる子どもみたいだったけども。 預かったお母さんも大変だったろうに。と。 嫌だなぁ。手のかかる他人の子供預かるの。 親でさえ手がかかるから一緒にいたく無いって言われる子どもを預かるママ友。 でも、逆に子どもの面倒みたくて仕方ない人も世の中にはいそうだよね。 そういう人とうまくマッチングできるようなアプリでもあれば、また少し世の中変わるんかなぁ。 にしても。読まなきゃよかった本、 今月2冊目。 どうしてこうも人のせいばっかりにしたがるんか。 いい大人が。 #読まなきゃよかった #日経womanおススメ #誰だっけなぁ #なんだこれ #これはない #ある意味胸くそ系 #お母さんが悪い #育て方が悪かった #んなことあるかい! #健康 #学校行かせてもらう #食べさせてもらう #あとは自分で学ぶ!
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もうこの、表紙のイラストだけで傑作!(笑)日記風な描写は、まあぶっちゃけ感があるけど、エッセイというのかな。文章力あるなぁと思って読めた。表題の「かなわない」とはこういうことか、と。
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読んでいくと2011年当時、震災後放射能の測定値でメディアや周りの大人が騒いでたことを思い出し、少し辛かったです。2020年から始まったコロナ禍とも少し似たようなところがあるように感じます。読んでて辛かったものの、当時の息苦しさやもがいている様子が一子さんの感性で生々しく書き出...
読んでいくと2011年当時、震災後放射能の測定値でメディアや周りの大人が騒いでたことを思い出し、少し辛かったです。2020年から始まったコロナ禍とも少し似たようなところがあるように感じます。読んでて辛かったものの、当時の息苦しさやもがいている様子が一子さんの感性で生々しく書き出されており、当時を振り返るのにはいい本だと思いました。 あと、表紙の絵がとてもかわいい。
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久しぶりに読み直した。最初に読んだのは2016年、そこから8年経ち、自分が子どもを持った状態でどう見えるのか気になったのであった。近年の日記ブームの火付け役であるのは間違いない。今やSNSであふれる育児における本音を、自分の立場を明示しつつ、ここまでストレートに書いている本は、8年経過した今でもなかなか出会えない。そして人生の主体性が育児によって失われてしまう記録として、これほど濃密なものはない。だからこそ未だにロングセラーなのだろう。 子どもを育てる中で、しんどいことは山のようにあるが、こちらの思い通りにならないときがもっともしんどい。しかも、その意思を尊重しなかった場合、将来どのような子どもになってしまうのか?という見えない未来の十字架まで背負わなければならない。著者がそんな袋小路に追い込まれていく過程がありありと描かれていた。単純に育児、夫の生活が辛いと書いているだけではなく、暮らしのディテールの細かさと、感情の機微がバランスよく配置されているからこそ、読み手の心の深い部分にタッチしてくる。本著を読んで「母親失格だ」なんて言うのは、育児をしたことがない通りすがりの素人によるクソリプである。本著を読んで、同じような境遇の家族がどれだけ救われるか。実際、育児において孤独が眼前に出現すると本著のことを思い出す。2歳後半で絶賛イヤイヤ期なのだが、同じような場面に遭遇している著者の姿に勇気をもらった。彼女が「怒鳴った」と書くことで、同じように怒鳴ってしまった人はそこに共感を見出し反省するだろうし、今後同じ場面に遭遇した人はなるべく怒鳴らないようにできる。そんな一種のケーススタディとしての精度は一級品だ。 「正直に書く」のレベルが、その辺のエッセイとは雲泥の差であり、既婚者による恋愛の話がここまで書かれていることにも改めて驚いた。それを受け止めるECD氏の懐の深さに圧倒されつつ、それぞれの家族の形のあり方があるのだと読み終えると腑に落ちるのも不思議なことだ。一度目に読んだときと、今回読み直した中で大きく異なる点としてECD氏がこの世にいないことだ。彼の寿命に関する話は日記の中で時折登場するが、死の現実味が当然ながら存在しない。それはあくまで年の差のある関係ゆえのコメディリリーフのような意味でしかないのだが、読み手としてはこの数年後に亡くなることを知っているがゆえに胸が痛くなった。無限だと思われている時間が、我々の想像以上に有限であることに気付かされた。ECDの愛の定義は一生心に留めておきたい。
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