好きなようにしてください の商品レビュー
主に仕事にまつわることに関して、好きなようにするを切り口にとてもバランスの取れた有効な考え方を提示してくれている。とりわけ無努力主義の原則は好きこそものの上手なれであり、努力しようと思った時点でもう向いていないのだ。
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自分のキャリアコンセプトを 自分の言葉で明確にすることが大切だと感じた。 やりたいことよりも やりたくないことを。 そして最終的には人に話したくてたまらない 自分の好きなものを見つけること。 なんだかんだ全部好きなようにしてください。 の一言でまとめられて共感できる部...
自分のキャリアコンセプトを 自分の言葉で明確にすることが大切だと感じた。 やりたいことよりも やりたくないことを。 そして最終的には人に話したくてたまらない 自分の好きなものを見つけること。 なんだかんだ全部好きなようにしてください。 の一言でまとめられて共感できる部分とできない部分が半々くらい。
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いろんな年代のいろんな職業の人たちの悩みってあんまり知る機会がないから、すごく新鮮だった。 続きが気になってどんどん読み進めてしまったが、自分だったら質問に対してどんな答えを出すか、一回立ち止まってから読み進めると、より発見があると思う。 3年後経って読んだら、見方が絶対変わって...
いろんな年代のいろんな職業の人たちの悩みってあんまり知る機会がないから、すごく新鮮だった。 続きが気になってどんどん読み進めてしまったが、自分だったら質問に対してどんな答えを出すか、一回立ち止まってから読み進めると、より発見があると思う。 3年後経って読んだら、見方が絶対変わってるだろうな。 また読みたい。
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自分でも普段何となく思っているようなことが、歯切れの良い表現でスラスラと書かれており、共感できました。 年齢も50に近くなり、昔のように強い正義感を持つこともなく、世の中こういうものかと割り切ることが上手くなってきて、個人的には、あまりストレスは感じない方ですが、積極的に嫌な奴の...
自分でも普段何となく思っているようなことが、歯切れの良い表現でスラスラと書かれており、共感できました。 年齢も50に近くなり、昔のように強い正義感を持つこともなく、世の中こういうものかと割り切ることが上手くなってきて、個人的には、あまりストレスは感じない方ですが、積極的に嫌な奴のことをもっと知ろうと思うところまでは到達できてません。オススメの特殊読書トライして、人間の本質や自分の理解を深めようと思う。
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【環境決定論者になるな】 ・転職は「いってこい」、プラスもあれば、マイナスもある。即ち、環境の選択は無意味。「最適な環境」は存在しない。存在するのは、仕事の選択。(環境決定論の悪は、いいときも悪いときも理由を環境に求めるようになる。)仕事とは、自分以外の誰かのためにやるもの。趣味...
【環境決定論者になるな】 ・転職は「いってこい」、プラスもあれば、マイナスもある。即ち、環境の選択は無意味。「最適な環境」は存在しない。存在するのは、仕事の選択。(環境決定論の悪は、いいときも悪いときも理由を環境に求めるようになる。)仕事とは、自分以外の誰かのためにやるもの。趣味と明確に異なる。 【キャリア悩み解決法】 ・悩んだら「具体と抽象の往復運動」を行うと良い。具体化したり、抽象化したりしながら、自分の考えを明確にしていくプロセス。 ・悩んでいる人の思考には往々にして時間的奥行きがない。キャリアには常に時間軸がある。 ・キャリア計画は必要ない、この世のほとんどすべてのことが思い通りにいかない。ただ、日常の引っかかりを意識することは大事。機が熟せば、これだ、というときがくる。 ・人生はトレードオフ、何をしないか、のほうがハードだし、大事な意思決定。 ・良い会社、良い大学などない。「自分にとって何が幸せか」をまず考えて、そこから逆算して会社や大学が決まる。その考えるプロセスにしか価値はない。 【捨てることの重要性】 ・優れたコンセプト、目標、ビジョン=何ではないかを定義することによって、その価値の独自性が明らかになる ・嫌いなことはわりと確信をもって認識できる。自分の好き嫌いを深いレベルで知っている人ほど、無意識のうちに優れた判断ができる。 【プロ経営者とは】 ・プロ経営者=結果を出す人。経営者になりたいという欲が先行してないか。目的は成果を出すこと。 ・ビジネスは、商売である以上、本当に仕事ができるということは、商売丸ごと全部を動かして、稼いでこられるということ。稼いでくるやつが一番偉い。一番頼りになる。経営者と担当者は本質的に異なる。 【承認欲求との付き合い方】 ・承認欲求病は人間の性、どうしようもない。対処は放置しておくに限る、時間の経過こそが特効薬。年を取ると自分の損得ばかりを考えていた若かりし頃が馬鹿らしく思える。世の中で本当に承認されたりされなかったりする対象は、「状態」ではなく、「行動」。行動の結果として達成される成果こそが承認される。良い大学・会社に入るというのは状態。一言で言うと、「世の中はそんな甘いものじゃない」。 【評価というプロセスについて】 ・「人を評価する」というのは、経営コストのうち最大のものの1つ。年功序列は透明かつ客観的で低コストの管理手法(高度経済成長期にコストを抑えて、成長にアクセルを踏む制度として一定の合理性があった)。 ・相互に納得できる評価に起到達するまでのコストは、あらゆる経営コストの中でも最大のもの。コストをかけていくときりがないので、ダメだったらその時点であっさりと首を切ると言う手法が、外資系のやり方。 ・外資系証券のように流動性の高い分野であれば、労働市場の流動性が経営のコストを吸収してくれます。つまり、評価と言う機能を、組織の中のマネジメントから、外部の労働市場にシフトさせることができる。 【その他】 ・「情報の豊かさは注意の貧困をつくる」 ・ジョブローテーションについて 「アメリカでは会社レベルの転職が多い反面、個人の専門性や色の、職種が固定していく日本では会社が長期に固定される代わりに、会社の中で個人のファンクションを動かしていく。このように日米のシステムには対称性があります。アメリカではミドルキャリアクライシスへの対処法としてジョブローテーションが生まれ、日本では、流動性がない中で会社にとって必要な人材を育てるファンクションとしてジョブローテーションが生まれた。」 「ジョブローテーションには3つの効果がある自分の嫌いなものを知ると言う引き算の効果。自分の得意なものが増えると言う足し算の効果。最も大事なのはジョブローテーションを通じて身に付けたスキルを掛け算し、稼げる人間になること。」
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起業、独立・・・Newspicksに訪れる意識高い層にあてられて このような言葉で人生に迷いが生じた人からのお悩みを筆者が解決する本。 よくある企業、独立、転職に対してアフリカ育ちの筆者がのんびり答えているため娯楽的に読める楽しさがあった。 基本スタンスとして「どうぞお好きな...
起業、独立・・・Newspicksに訪れる意識高い層にあてられて このような言葉で人生に迷いが生じた人からのお悩みを筆者が解決する本。 よくある企業、独立、転職に対してアフリカ育ちの筆者がのんびり答えているため娯楽的に読める楽しさがあった。 基本スタンスとして「どうぞお好きなようにしてください」であるが、 そのあと相談に対する5倍ほどの筆者の考えや経験を添えて下さっている。 質問に対して自分ならどうこたえるか?という観点で筆者んおの回答を拝見すると、なるほど、と思う箇所が多く、異なる見方を学べて面白かった。
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結局自分の思う通りにやるしかないんだよ(甘えるな、表層的な言葉遊びに溺れるな)ということを平易な言葉で腹落ちさせてくれる良書
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最高に面白い。どんな相談が来てもとにかく「好きなようにしてください」から始める楠木節が本当に面白い。ただ単に面白いだけでなく、若者に対する進路相談など、かなり深く考えさせられ参考になると思う。自分がどうしていいかわからない、進路に悩んでいる、そんな人に一読を進めたい。
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明確なキャリアプランなど不要であるという立場から、悩みを抱える質問に対してズバッと、「そのままでいい、だいたい、人生はそのようなものだ」という観点から話す論。 就職活動をしていて感じる違和感や疑問を肯定してくれるだろう。私個人も「自己分析ってなんだ? 働いた事無いのに、自分に向...
明確なキャリアプランなど不要であるという立場から、悩みを抱える質問に対してズバッと、「そのままでいい、だいたい、人生はそのようなものだ」という観点から話す論。 就職活動をしていて感じる違和感や疑問を肯定してくれるだろう。私個人も「自己分析ってなんだ? 働いた事無いのに、自分に向いてる企業なんて分かるかよ」「キャリアキャリアって、そんなに大事なのか。 べつに、これといってやりたいことなんてないぞ。」ような疑問を思った。 楠木先生ならこう答えるだろう。「好きなようにしてください。多分、どの企業に行っても良いと思う部分もあるし、違うと思う部分も出てくる。そこでまた、考えればいい。」 孫正義、坂本龍馬など、具体的な志を立てて一生を生きることとは正反対。川の流れのように、生きることを説いている。 仕事に関する解釈も就職を控えた私個人にとっては秀逸。「仕事の評価基準は他人。自分のためにやるのは趣味。ここの認識を誤ると、いらん悩みがでてくる。」 「自分が働きたい職場どうか」という、自分ばかり見てきて就活をする学生にとっては、ハッと気づかされる一言。 P.S 再読して思ったこと、めちゃいいフレーズ ■キャリアや働き方なんて、どこまでも自己中心的な問題なので、そもそも他人の評価や平均値、ランキングを気にすることほど無意味なことはない →そりゃそうだ。好きなアーティストのライブに行くとき、「周りの人も、このアーティストのことが好きなのかな?」」とか、考えるわけがない。考えたって意味がない。キャリアはどこまで行っても、好き嫌いで考えられるべき事象。そういった、あっけらかんとした考え方に、ものすごく、背中を押された ただ、一つ疑問に思ったのは、先生は「好きなようにしてください」というスタンスにこだわるあまり、悪いアドバイスをしていないかということ。作中の中で、「自堕落な生活をしてしまう自分を変えたい。分かっちゃいるけどやめられない。どうすればいいか。」というような趣旨の質問があった。これに対しても先生は「好きなようにすればいい。その自堕落な生活があなたのやりたいことなのだ。健康的で規則的な生活をホントにあなたが望んでいるなら、すでに実施しているはず。そうしていないということは、あなた自身がさして望んでいないということだろう。だから、いまのままでいい。」というような、解答をしていた。これは、近視眼的な考え方だと思う。楠木先生も著書の中で言っていたがが、もっと時間的スケールを持って捉えるべきだ。 怠惰的な生活は、そのプロセスは楽しいが、全く蓄積がなく、結果として何も結実しないことにある。だからこそ、相談者は変えたいと思っている。知識レベルでは理解できているものの、理性が負けている現状について、困っているということだ。したがって、自堕落な生活を続けて数十年も経てば、その一分一分は楽しいが、振り返ったときには、悔いしか残っていない。 「好きなようにする」ためには、かならず短期的ではなく「長期的にみて、好きなことか、望ましいことなのか」を抑えたうえで行動するべきだろう。
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結局人生を決めるのは自分。人生の選択に悩んでいるときに後ろから背中を押してくれるような内容が書かれている。
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