好きなようにしてください の商品レビュー
ユーモアたっぷりの文章でさらっと読めた。 この本で、NewsPicsというアプリのことを知り、 早速インストールしました。
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読了後に自分のキャリアコンセプトを考え直し、「具体と抽象の脳内往復運動」をやってみたところ、これまで「この仕事は大変そうで向いてないな」と考えていた仕事が実は意外にいけるんじゃないか、と思えてきた。 今の読書ペースで、5年に1度くらい「人生を変える本」に出会う。「人生を変える本...
読了後に自分のキャリアコンセプトを考え直し、「具体と抽象の脳内往復運動」をやってみたところ、これまで「この仕事は大変そうで向いてないな」と考えていた仕事が実は意外にいけるんじゃないか、と思えてきた。 今の読書ペースで、5年に1度くらい「人生を変える本」に出会う。「人生を変える本」とはその本を読んだことで、自分の価値観や考え方が変わったり、世界がそれまでと違って見えたり、読了後に行動を起こしたり、行動が変わったりする本。10年後くらいに、この本が私の人生を変えたと言っていそうな気もするくらいインパクトが大きかった。 ・繰り返し出てくる「仕事は自分のためにするものではない。自分以外の誰かのためにすること。自分以外の誰かにとって価値があって初めて仕事になる。」という考え方は、当たり前のようにみえて、私にとっては目から鱗だった。そんな当たり前のことに今まで気付かなかった自分が恥ずかしい。やりたくない仕事はしたくない、とか、キャリアアップにつながらない仕事はしたくない、とか、なんで私がこんな仕事しなくちゃいけないのか、とかそういう不満ばかり抱えていたが、根本的に間違っていたことにやっと気付くことができた。 ・同期に比べて昇進が遅いことで深く悩んだこともあったが、今になって思えば、「自己評価はなしよの原則:客に評価されなければそれでおしまい」と考えれば対応の仕方も変わっただろうにと思う。 ・「幸福との因果関係に忠実に資源を配分する」「無努力主義」離乳食作りが悩みの種で何となく本気を出すのを後回しにしていたが、離乳食をつくるのが負担でストレスになるくらいだったら、ベビーフードで栄養バランスを真剣に考えて、子どもの成長に影響がない範囲で工夫すればいいのではないか、その方が実は子どもにも自分にとっても幸せなのではないかと思えてきた。料理が得意でも好きでもないのに、完璧な離乳食を作らなければと努力することは過度なストレスになるし、イライラしていることは子どもにとっても良くないことだろう。 本の内容を何となく理解すること「うん、そうだよね」と思うことと、実際に行動を起こすことの間にはとても大きな溝がある。なかなか行動につながったりしないものだが、今回の読後の思考変化、行動変容は大きかったと思う。
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突き放すような脱力系人生相談。著者の言う通り、画一的にこうすべきみたいなアドバイスは出来ないので、「好きなようにしてください」というのはごもっとも。大体の悩みは自分の中で答えが出ているのでそれに従うことがきっと大事。
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最高に面白い読み物としての経済書?ですね。楠木さんのちょっと脱力感のある回答が本当に面白い、そのとおりだと思います。会社経営者からみると、なんでそんな質問をするんだろと思いますが、本人にとっては重要なことなんでしょうね。
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いろんな相談があって面白いですよ。「大企業とスタートアップで迷っています」「30代でいまだに仕事の適性がわかりません」「キャリア計画がない私はダメ人間ですか?」 「好き嫌いこそ仕事の大原則」と筆者は解いております。「自分の好き嫌いがわかっている」→「好きなことと現実の仕事に折り合...
いろんな相談があって面白いですよ。「大企業とスタートアップで迷っています」「30代でいまだに仕事の適性がわかりません」「キャリア計画がない私はダメ人間ですか?」 「好き嫌いこそ仕事の大原則」と筆者は解いております。「自分の好き嫌いがわかっている」→「好きなことと現実の仕事に折り合いをつけられる」→「好きな仕事だから、努力が努力でなくなる」→「人から見ると努力だけど、苦でなく努力できる」→「すごく上手になる」→「仕事ができる」。ユーモアにあふれ、基本的に受け入れの視点で書いてあります。 女性観点で行くと、生き生きした女性マネージャーは皆、同じことをおっしゃっていました。だから、好きな事で生きるのは厳しく素晴らしい事で、ぜひ目指したい所なのです。 (三浦)
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社会人なら誰しもが突き当たったことかあるだろう選択肢に、答えを見出すためのヒントをくれる。客観視すれば全くその通りなのだが、いざ自分のこととなると… 抜粋▼ 仕事とは自分以外の誰かの役に立つこと。 環境決定論の無意味。 Aという環境に身をおくと自分はXになるが、Bという環...
社会人なら誰しもが突き当たったことかあるだろう選択肢に、答えを見出すためのヒントをくれる。客観視すれば全くその通りなのだが、いざ自分のこととなると… 抜粋▼ 仕事とは自分以外の誰かの役に立つこと。 環境決定論の無意味。 Aという環境に身をおくと自分はXになるが、Bという環境に身をおくとYになる。 どちらにせよ、その人の本質は環境の違いでは大して変わらない。なぜなら私は私だから。 仕事の選択なら、仕事の内実で選ぶべき。環境の比較は意味をなさない。 すぐに身につくものは、すぐになくなる。 自分でも面白くないと思っていることを実行して、お客や他人を動かせるわけがない。 自分が面白くて重要でどうしても人に伝えたい、わかってもらいたいと思うことをする。
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斜め読み。 一つ一つの内容はそこまで深くはないけど、ビジネスマンのありがちなお悩みを片っ端からぶった切っていて、なかなか爽快です。 個人的に気に入った内容は、 部下が戦力外、 上司のえこひいきに耐えられない、 あたりのお悩み相談。
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多くの人のQuestionに楠木建が答えた本。これだけの質問がありながら、答えはほぼほぼ一つなところがシュールすぎる。 人の悩みは数あれど、実はすでに答えは自分の中にあって、ただ背中を「ポン」と押してもらいたいだけであることが多い。そんな中、著者の答えは決まって「好きなようにし...
多くの人のQuestionに楠木建が答えた本。これだけの質問がありながら、答えはほぼほぼ一つなところがシュールすぎる。 人の悩みは数あれど、実はすでに答えは自分の中にあって、ただ背中を「ポン」と押してもらいたいだけであることが多い。そんな中、著者の答えは決まって「好きなようにしてください」の一言だ。 さらに踏み込んだ解説もあるため、「なるほど」というところもあろうが、結局はそれを踏まえて、自分で自分の悩みに向き合い取捨選択していくしかない。ただ何を選ぼうと、自分で決めたことなら、きっと間違いにはならないはずである。 私自身も、本書も読んでいる最中、転職先が決まり、新たな環境の中スタートを切ることになった。これから先もまだまだ多くの分かれ道に遭遇し、決断を迫られることになると思うが、著者の言葉通り、自分の好きなように決めた道を進んでいきたいものである。
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ちょうど転職をするために色んなキャリア本を読んできたけれど、これはかなり異色。結局はタイトル通り「好きなようにしてください」に収斂されるのだけれど、ゆるっとした感じが何故か心地良い。例えば、AとBどちらを選ぶべきか?という質問に対して、そもそもAとBは比較するものじゃないよとか、...
ちょうど転職をするために色んなキャリア本を読んできたけれど、これはかなり異色。結局はタイトル通り「好きなようにしてください」に収斂されるのだけれど、ゆるっとした感じが何故か心地良い。例えば、AとBどちらを選ぶべきか?という質問に対して、そもそもAとBは比較するものじゃないよとか、その悩みは自分のことじゃなくて他者(環境)のことだから解決すべきことではないよとか。面白かった。
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全体的にユルい文章と、でもそこに流れている芯の強さ(というか弱さというか形容しがたいもの)で、人生相談(もちろん仕事中心)に人生の先輩として語ってくれる先生。なかでも、↓がすばらしい。ここに仕事のすべてが凝縮されている。 38 引き算から足し算へ、そして掛け算へ 「稼ぐ力」とは...
全体的にユルい文章と、でもそこに流れている芯の強さ(というか弱さというか形容しがたいもの)で、人生相談(もちろん仕事中心)に人生の先輩として語ってくれる先生。なかでも、↓がすばらしい。ここに仕事のすべてが凝縮されている。 38 引き算から足し算へ、そして掛け算へ 「稼ぐ力」とはなにか。 ・売上を増やす ・コストを下げる ・↑の二つを同時に行う これを実行する力である。例として挙げられていたのは、機内食について。 複数回乗った同路線の機内食で、同じメニューが切れていた。それについて謝るのがやたらとうまいアテンダント。こうなってはいけない。 機内食メニューでなにが人気なのか把握して、数量をコントロールして、サービスレベルの向上を図る=リピートによる売上の増大。とか、やりかたはいろいろある 。 たまに本書でも出てくる大前研一氏がピンポイントで「稼ぐ力」という本を出している。すべての人必読の書だ。
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