好きなようにしてください の商品レビュー
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好きなようにしてください 2016/2/4 経営に法則はないけれども論理はある 2016年12月25日 楠木建氏による著作。 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。 1964年東京都目黒区生まれ。南アフリカ共和国ヨハネスブルグで子供時代を過ごす。 1987年一橋大学商学部卒業。1992年同大学院商学研究科博士課程単位修得退学。 一橋大学商学部専任講師、同助教授、一橋大学イノベーション研究センター助教授、 ボッコーニ大学ビジネススクール(ミラノ)客員教授、 一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授、准教授を経て、2010年より現職。 ストーリーとしての競争戦略が最も有名であろう。 本作はnewspicksでの連載(キャリア相談)をまとめたものである。 一見分厚い本になっているけれども意外にすいすい読める感じである。 基本は全て「好きなようにして下さい」としかコメントしていない。 しかしなかなかどうして・・参考になる文章を引用してみたい。 人生はトレードオフ。 その本質は何をやらないかを決めること。 環境の選択は無意味。 最適な環境は存在しない。 趣味と仕事は違う。 自分以外の誰かの為にやるのが仕事。 繰り返し出て来るのだが、仕事と趣味を区分けすること。 他人からお金を貰う以上、決定的な差がそこにはある。 仕事の自己評価は意味がない。仕事を評価するのはあくまでお客さん(もしくは周り) 営業力はレジュメだけでは測れない総合芸術的な能力です。 仕事における総合格闘技、それが営業といってもいいでしょう。 日本だろうがアメリカだろうが人間社会であれば仲良しグループというものは必ず存在します。 ビジネスには儲けるという客観的な目標があります。派閥がどうあろうと商売がうまくいかないと会社としてはどうしようもありません。 好きなことをして下さい=嫌いなことをしないで下さい 自分が嫌なこと、イヤなことは若い人であってもわりと確信をもって認識できるのではないか。 部下の評価は上司の仕事の中核です。 部下を評価できての上司。 評価無くして育成なしです。 ビジネスで一番大切なのは人間に対する洞察。 人間を観察して私が最も感銘を受けたのは、首尾一貫性の欠如していることである。 首尾一貫している人など私は一度も見たことがない。同じ人間の中にとうてい相容れないような諸性質が共存していて、それにも拘らず、それらがもっともらしい調和を生み出している事実に私はいつも驚いてきた(サマセット・モーム) 人間は勢いで結婚するものです。 お互い見つめ合っている期間なんていうのはほんのわずか。 結婚に重要なことは3つしかない。 第一に我慢。 第二に忍耐。 第三に耐え忍ぶ心。(楠木建) 経営に法則はないけれども論理はある。 変わらない何かとしての論理が大切になる。 この数十年間、新聞紙上で激動期で無かった時代などない。 newspicksのコメントの読みすぎはしない。 変に意識だけが高いのは駄目。 実際の毎日のしごとは小さいことの積み重ねに他ならない。 ビジネス、商売である以上、本当に仕事が出来るということは、 商売丸ごと全部を動かして、稼いでこれられるということです。 稼いでくる奴が一番偉い。 一番頼りになる。 これが古今東西変わらないビジネスの現実。 稼げる人=商売まるごと全体を構想して動かせる人のことを意味している。 世界一は頑張りますと同義。 夢ではなく地に足のついた目標であるべき。 ジョブローテーションで足し算、引き算、そして掛け算。 掛け算をすればするほど視点が経営者のそれに近づいていきます。 担当がないのが経営。 あらゆることに手をつっこみ、あらゆる可能性をとらえて売上を上げるかコストを下げるか、その両方を行う。
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自分はどんなふうに生きていきたいか、仕事においては誰にどんなふうに貢献したいか、を考える良い材料になると思いました。 今感じている「好き」とか「嫌いではない」とか「心地よい」みたいな直感に従って無理なく人に貢献しながら生きていこうと思いました。と同時に「好き」なことはどんなことか...
自分はどんなふうに生きていきたいか、仕事においては誰にどんなふうに貢献したいか、を考える良い材料になると思いました。 今感じている「好き」とか「嫌いではない」とか「心地よい」みたいな直感に従って無理なく人に貢献しながら生きていこうと思いました。と同時に「好き」なことはどんなことかを常に意識し続けることが肝要だと思いました。
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最近仕事でしんどく、続けるかやめるか本気で悩んでいたけれど、なぜしんどいのか?心の底からやりたいワクワクすることがないからだったのかもしれない。 というよりも、相手に気に入られようとしすぎて、自分の信じる道を突き進まなかったからだった。 アウトサイドインではなく、インサイドアウト...
最近仕事でしんどく、続けるかやめるか本気で悩んでいたけれど、なぜしんどいのか?心の底からやりたいワクワクすることがないからだったのかもしれない。 というよりも、相手に気に入られようとしすぎて、自分の信じる道を突き進まなかったからだった。 アウトサイドインではなく、インサイドアウト。 自分の得意なことは努力を努力と思わないほど継続できることにあると。 自分の信じる仕事をしていこうと改めて思った。
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面白かった。清々しいというか、楠木さんのいい感じの力の抜けた、飾らなさ・容赦のなさが、他人事として読む分には「張り詰めて色々考えなくても良いのかな」という風に思えた。こういう境地に達することができたらすごく生きやすいだろうなと。結局、誰に何を言われてそうしたところで、その結果がど...
面白かった。清々しいというか、楠木さんのいい感じの力の抜けた、飾らなさ・容赦のなさが、他人事として読む分には「張り詰めて色々考えなくても良いのかな」という風に思えた。こういう境地に達することができたらすごく生きやすいだろうなと。結局、誰に何を言われてそうしたところで、その結果がどうなろうと自分が受け入れるしかないのだから、悩むにしてももうちょっと力抜いて良いのかもなと思えた。
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『好きなようにしてください』と言うタイトルから、無責任に相談者を突き放す本かと思ったら全然違った。つまり相談者には既にやりたいことが見えていて、そのまま『自分のやりたいことをおやりなさい』と言っている。物事の判断基準を、すべきかどうかではなく、したいかどうかで決めて良いと言うこと...
『好きなようにしてください』と言うタイトルから、無責任に相談者を突き放す本かと思ったら全然違った。つまり相談者には既にやりたいことが見えていて、そのまま『自分のやりたいことをおやりなさい』と言っている。物事の判断基準を、すべきかどうかではなく、したいかどうかで決めて良いと言うこと。一理はあるのだが、人生したいことだけやっていては、その内しっぺ返しが来そうだから皆悩むのであって、心の欲する所に従っても矩を踰えなくなるまでは好きなようにはできないかな。でも内容は純粋に面白い。
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厳しいが温かい、何度か読みたい、一冊。 かなり良かった。深いのかどうかはよくわからないが、バカかお前はと罵ってくれる本。嬉しい。 「好きなようにしていいんだ、悩んでるの馬鹿みたい」と感じる。仕事を辞めるか(あるいはいつ辞めるか)、自分の夢を追求するか、転職するか、大学を辞めるか...
厳しいが温かい、何度か読みたい、一冊。 かなり良かった。深いのかどうかはよくわからないが、バカかお前はと罵ってくれる本。嬉しい。 「好きなようにしていいんだ、悩んでるの馬鹿みたい」と感じる。仕事を辞めるか(あるいはいつ辞めるか)、自分の夢を追求するか、転職するか、大学を辞めるか、部下や上司とどう付き合うか、などのキャリアの悩みは、相談者自身が大体答えをもう持っている。それに対して自分の選択によってどんな「損」があるかわからないから怖がっているけど、本質的には戦争と疾病以外にそんなに怖いものはなく、また環境の平均的な特徴によって自分の本質に損得が関わってくることはまずないから、とにかく直感的に「好きなようにしてください」ということだった。とはいえべつに衝動的に好きなことをするのがベストと言っているわけでもなく、自分がとにかくいいと思う道で好きにやりなさい、失敗してもいいじゃないの、好きな道なんだから!というような感じで、言っちゃえば無責任なおじさんである。 その一方でその無責任おじさんのいいのは、「現実的なアドバイス」をしてくるおじさんもどうせ無責任であるから、とにかく納得いく「自分が好きな道」をお勧めしてくれるところが心を軽くしてくれてありがたい。「あなたも若いんだったら自分の人生が大事で仕方ないでしょう」(みたいな感じだったが完全な引用ではない)と言っているところに痺れる。たしかに自分も自分のことが大切過ぎて、自分の得になるような策を張り巡らしたくて、効率良く、ベストな解答を求めて、近道したくて、承認される最短ルートを追いかけている。それに対してそれっておかしくね?ってちゃんと話してくれるおじさん、僕は好きになった。 で、このおじさん独特の(?)自信に溢れた陽気な感じは嫌いじゃない。とはいえやっぱり男女の特徴的みたいな問題になるとこの人も自覚している通りだけどまあややステレオタイプ的な発言が目立つ。それは気に入らない。言いたいことを言うのは悪くないし本の趣旨ともあってるし、ボトムライン間違ったことを言ってる感じはしない。だけど、男女の2分法系はなんかむず痒い。別に面白くもないし。ここら辺の好き嫌いというか、そんなこと言っていいワケ?シラーという感覚はなかなか通じねえなと思った。 4点にしているのは僕はもっと皮肉っぽい捻くれた人とかクソ野郎だけど賢そうな人が多分好きだからで、この人はめちゃくちゃ素直に色々書いているので気持ちいいんだけど気持ち悪さがいい感じに足りないから1点引いてしまった。あと痛いところを突かれて悔しいからもある。 というわけで自由に考える(感じる)応援歌のよつな本であった。大学に入る前に読みたかった...!悔しいが今出会えたことに感謝したい。とにかく端的には「(あなたの選択なんだから)好きなようにしてください」っていう話。一読の価値ありですよ!この人の他の本も読んでみたい!
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むちゃくちゃ面白かった。 本質的だし、実はとても優しいメッセージに溢れている。 特段コレが印象的だった!というものは無いのだが… つまるところ、キャリアや幸せについての悩みは全て人と自分の価値観が違うから発生しているということ。 バリバリ六本木で働いてる人がカッコいい…のはカ...
むちゃくちゃ面白かった。 本質的だし、実はとても優しいメッセージに溢れている。 特段コレが印象的だった!というものは無いのだが… つまるところ、キャリアや幸せについての悩みは全て人と自分の価値観が違うから発生しているということ。 バリバリ六本木で働いてる人がカッコいい…のはカッコいいが、正しいわけではない。 自分の価値観に自信を持つこと。 これに尽きる。
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普通に読んでいて面白い。 何事も「決め」だなと思わされる 正解探しをしてしまう自分を戒めるために読む
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楠木先生が、Newspicks読者から寄せられて仕事などに関する質問に回答するという形式で書かれた一冊。 読者の悩みが自分の悩みとシンクロする部分も多く、楠木さんの回答が歯に衣着せぬ口調でわかりやすく明確なので、大変面白く一気に読み進んでしまった。 やはり自分の根底にある価値観(好き嫌い)に素直に生きていかなければならないと再確認。 人生において起こる全てのことは自由意志。自分で選択している。誰からやれと頼まれたことなんて何もない。サーブ権は常に自分にある。 普通、仕事について考える時は、自分の好きなことや得意なことが先にあるはず。「こういうことなら人の役に立てる」、「こういうことをやりたい」と自分から提供するものがあって、だとしたら具体的にどこでどういう仕事をするべきかと考えるのがまっとうな順番。 何が良いことなのか、悪いことなのか、それは人によってそれぞれ。結局は好き嫌いがベースで決定をしている。 努力の娯楽化。本当に好きなこと、やりたいことだけに集中する。 ダイバーシティは多様性を成果に向けてまとめる力が最も重要 3年やってメガでないのであればセンス無し。さっさと次のサーブを打つ。 良い仕事=人の役に立つこと。人に価値を提供すること。 過去の先人が何故人々をひきつけ、偉大な経営者になれたのか、理由は「いい仕事をする」ということ。自分以外の誰かの役に立ったということ。大きな仕事を成し遂げたということは、すなわち自分以外の誰かに対して大きな価値をつくったということ。 夢と欲は違う。仕事と趣味の違い。利他たのか利己なのか?の違い。欲は自分でお金を払う。利他は他人に価値を提供して対価をもらう。 WorkはLifeの一部である。働くという事は自分の人生においてどういう意味を持つのかを大局的に見ないとキャリアとは言えない。 自分を変える方法(大前研一) 時間配分を変える、住むところを変える、付き合う人を変える。 最も意味がないのは、変わるぞ!と決意することである。 位置エネルギー、運動エネルギー。 川の流れのように♪、時の流れに身をまかせ♪ どんな分野でもプロとアマの違いは持続性なり頻度にある。アマでもツボにはまると一回や二回はうまくいくことがある。ただし、調子がいい時も悪い時も、状況がフォローでもアゲンストでも一定のレベルの仕事を維持できるかどうか、ここにプロとアマの決定的な違いがある。「悪い時でも悪いなりに。。」がプロ意識。 長く(高頻度)続けているとフィードバックを受けることが多くなる。仕事である以上、必ず受け手がいる。受けたは必ずあなたを評価します。 受け手にとってわかりやすい。これは自分の仕事にとって最大の生命線。この仕事をしている以上は20数年に亘り、毎日呼吸をするように「なるべくわかりやすく、自分の考えが伝わるように、、」という意識で書いたり喋ったりする作業を繰り返している。蛇の道は蛇。 よい文章を書く要諦は実に簡単。自分で面白い、どうしても伝えたいと思うこと以外は書かない。話ことばも同様で「何をどのように話すか」よりも「何を話さないか」こちらに集中すれば伝え方の質は向上する。
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痛快。 大抵の物事は好きなようにすればいい。 好きなようにしてみて、ちょっと違うなと思ったら ほかの方法で好きなようにすればよい。 仕事と趣味の違いは真理を突いていると感じる。
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