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天才 の商品レビュー

3.3

188件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    83

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    5

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2017/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

田中角栄が石原慎太郎に憑依した。と思える臨場感。 政治に関わった経験があるからこそ書ける政治のカラクリが面白い。 ロッキード事件後の角栄の心境の描写がとくに心に刻まれている。

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2017/10/09

田中角栄の年表をそのまま肉づけしたような小説。 説明文も少なく、田中角栄初心者が入るにはいささか読みづらいように感じた。 政治が好きなひとなら入りこめるのだろうが、昨今の田中角栄ブームの流れで読んだ人にはあまり面白みを感じないのではないだろうか。

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2017/09/08

田中角栄に牙をむいていた石原慎太郎が、敬意をもって田中角栄という政治家の一生を詳細に描いているのに興味深いものがあった。 金脈政治家のイメージしかなかった田中角栄という人物だが、この本を読んで、私腹をこやす訳ではなく、国の大義を成すために金を使い、圧巻の先を見通す知恵と行動力で日...

田中角栄に牙をむいていた石原慎太郎が、敬意をもって田中角栄という政治家の一生を詳細に描いているのに興味深いものがあった。 金脈政治家のイメージしかなかった田中角栄という人物だが、この本を読んで、私腹をこやす訳ではなく、国の大義を成すために金を使い、圧巻の先を見通す知恵と行動力で日本という国や地方を変えていった稀代の政治家であったということが理解できた。 豊臣秀吉のような立身出世の生い立ちだが、このような政治家は2度と現れないのかもしれない。

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2017/09/02

田中角栄の現在2017年の解釈での入門編としてもって来いの本。石原慎太郎が書き上げ幻冬舎というのがなによりヨロシイ。「昭・田中角栄と生きた女」「田中角栄100の言葉」と、2冊読み上げ、田中角栄シリーズは一先ず読了を目指す所。。w

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2017/08/27

田中角栄はアメリカの陰謀に葬られてしまったと言うのは本当なのだろうか。後半の政治の駆け引き部分は、背景を知らないと理解が難しい。

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2017/08/27

なんとなく興味があって読んでみた。政治を語る上で切り離せない「田中角栄」という存在。政治家は常に国民の代理人であるという、本質的なものを見据えていたんだなぁと改めて気づいた。それを事件の発端となる一石を投じた石原氏が執筆となるとなかなか面白かった。何にせよ、山深い田舎が都心と繋が...

なんとなく興味があって読んでみた。政治を語る上で切り離せない「田中角栄」という存在。政治家は常に国民の代理人であるという、本質的なものを見据えていたんだなぁと改めて気づいた。それを事件の発端となる一石を投じた石原氏が執筆となるとなかなか面白かった。何にせよ、山深い田舎が都心と繋がる唯一の線、高速道路ないし空港の設備を進めてくれた事を心から感謝したいと思う。

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2017/08/23

一人称で田中角栄が自らの生涯を語る「自伝」は、本人が書いたかと錯覚するような感覚で読んでいたが、戦時中に戦地で賄賂まがいの物を受け取ったり、ロッキード事件が冤罪であったかのような記載であったり、徐々に「悪」を正当化するような「石原節」が鼻につく。角栄自身がそう考えていたかどうかは...

一人称で田中角栄が自らの生涯を語る「自伝」は、本人が書いたかと錯覚するような感覚で読んでいたが、戦時中に戦地で賄賂まがいの物を受け取ったり、ロッキード事件が冤罪であったかのような記載であったり、徐々に「悪」を正当化するような「石原節」が鼻につく。角栄自身がそう考えていたかどうかは別として…。「あの石原」という表現が2回登場し、角栄からも自らが認識されていたというアピールか!三角大福中の党内抗争、佐藤首相との確執、そして後輩の竹下たちとの確執、日中国交正常化の訪中における毛沢東、周恩来との会話も石原の想像がかなり入っていると思うが、それなりに関心が持てた。一方、「心の旅路」という名作映画が出てきたことに驚き。角栄の老後の姿として主人公に譬えたもの。これは私自身の大好きな1本でもあり、ちょっと違うのではないか?と思った。

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2017/08/16

2017/08/16:読了  石原慎太郎による、田中角栄の一人称小説。読みやすいけど、なんでこんなの書いたんだろう。

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2017/08/16

読んでいくと、この本は石原氏の角栄論、角栄の政治評価論で、角栄になりかわって書いたもので、最初は読みずらかった一人称も、内容に合っているかと感じた。 誰かの伝記、あるいは偉人を主人公にした小説は、第三者が客観的な目で脇や高見から見ている、といったものに慣れているが、これは死んだ...

読んでいくと、この本は石原氏の角栄論、角栄の政治評価論で、角栄になりかわって書いたもので、最初は読みずらかった一人称も、内容に合っているかと感じた。 誰かの伝記、あるいは偉人を主人公にした小説は、第三者が客観的な目で脇や高見から見ている、といったものに慣れているが、これは死んだ角栄が映像でボヤっと現れて語っている、という印象。 最大の関心事のロッキードと女性関係も、「俺は○○した、○○してやった、」と語らせせていて、ああ、これが石原氏の見解なのか、と感じた。 石原氏は、国会議員時代は田中氏とは敵対していたようだが、文中では田中氏への愛を感じた。あとがきでも政治家として偉大な天才、そしてそれを書きたかったと述べていた。 が、しかし、こと女性関係の見解については男性からみるとこうなんだろうね、という冷めた見方しかできなかった。

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2017/08/11

田中角栄の一生を石原慎太郎が自伝風に綴った驚きのスタイル。'俺はいつか必ず故郷から東京に出てこの身を立てるつもりでいた'の一人称の書き出しから作品の中に引き込まれ、角栄のそばを並走しながら人生をたどる。巷間に伝わる数々の虚実入り混じった伝説の断片を、これが真実...

田中角栄の一生を石原慎太郎が自伝風に綴った驚きのスタイル。'俺はいつか必ず故郷から東京に出てこの身を立てるつもりでいた'の一人称の書き出しから作品の中に引き込まれ、角栄のそばを並走しながら人生をたどる。巷間に伝わる数々の虚実入り混じった伝説の断片を、これが真実だと吐露するが如く、つなぎ合わせて展開していく。膨大な資料を読み解き、細かな情景や場面に想像力を駆使して、本人に成り代わり伝えていく著者の力量はすごい。田中角栄の傑出した才能と予期しなかった無念さが滲み出てくる。

Posted byブクログ