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天才 の商品レビュー

3.3

193件のお客様レビュー

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2017/06/27

田中角栄のお話。まさかロッキード事件ははめられたとはね⁉︎衝撃の事実ですね。 また、功績は大きく新幹線や高速道路や地方に飛行場を建設することで日本改造論なる構想を掲げた人物。凄い人であったのですね。

Posted byブクログ

2017/06/05

これを書いたのは石原慎太郎の功績。 間接的とは言え自ら選んだ総理大臣をアメリカの罠で葬った我々にとっては必読書。衆愚政治と言うことを学校で習ったがマスコミも我々もあれから進歩したのだろうか。

Posted byブクログ

2021/11/03

これ、小説なんだよね?!と疑ってしまうほどに、一人称が効いてくる。 「俺が~」、の語り口で展開して、 角さんが自ら朗々と語っているような、自叙伝・回顧録のようで、角さん独白と錯覚してしまうほど臨場感満載! 40本に迫る議員立法を主体でやり遂げたことを初めて知り、凄い!の一言。...

これ、小説なんだよね?!と疑ってしまうほどに、一人称が効いてくる。 「俺が~」、の語り口で展開して、 角さんが自ら朗々と語っているような、自叙伝・回顧録のようで、角さん独白と錯覚してしまうほど臨場感満載! 40本に迫る議員立法を主体でやり遂げたことを初めて知り、凄い!の一言。 角さん、いろいろ負の側面あるでしょうけど、 やっぱり 愛国者であり国士であったことがよく分かった 若年時の トロッコを押して泥と汗にまみれた土方仕事がルーツでありIdentityになり、その底辺での現場感が 推進力となり「仕事ができる豪傑」たらしめていた、凄い! 資源無き国土・狭小な国土・廃れる地方という 日本の最大の問題群を果敢に解決していった。 愛国者であるがゆえに、 日本列島改造論と説き そのまま見事推進して、 日本独自のエネルギー外交を強力に推進した様はただただリスペクトしたい 「日本独自のエネルギー外交」が、 アメリカ資本メジャーと利益相反し、 アメリカの国益とも相反したために、 ロッキード疑獄に貶められていく様はエグく、 国士として国益を貫くことが如何に困難であるかを暗示しているように思えた

Posted byブクログ

2017/05/15

角栄さんには興味あっても、それほど政治には興味がないので、詳しく語られても実感や感動はなかった。かな。

Posted byブクログ

2017/05/14

石原慎太郎が一人称で書いた田中角栄の本。周りの政治家との関係が本人の視点から描かれていて面白いけど、どこまでが事実でどこからが想像なのか疑問が残ってしまう。Googleで登場する政治家の顔写真と経歴を確認しながら読むと面白い。

Posted byブクログ

2017/05/08

天才 田中角栄を石原慎太郎が一人称で書き記した自伝的小説。正直なところ自分の世代にとって田中角栄という存在は、名前は聞くもののよくしらぬ存在であったが、今も多くの新書でも取り沙汰される田中角栄という人物に興味をもって読んでみた。土方上がり、学歴も何もない田中が、自分の労働者とし...

天才 田中角栄を石原慎太郎が一人称で書き記した自伝的小説。正直なところ自分の世代にとって田中角栄という存在は、名前は聞くもののよくしらぬ存在であったが、今も多くの新書でも取り沙汰される田中角栄という人物に興味をもって読んでみた。土方上がり、学歴も何もない田中が、自分の労働者としての実感、良い意味の反知性主義から通常ではありえない数の議員立法を手掛け、周到な根回しから一大勢力を築き、首相として、闇将軍として日中関係の正常化や日本列島のインフラの構築を行ったというストーリーは極めて痛快だった。石原をして政治の天才と言わしめた田中角栄という人物の、人との距離感の掴み方、バランス感覚、先見性には敬服せざるを得ないし、真似できるものなら真似したい。一貫して自分のプリンシプルに照らし、アメリカからの真の独立というものを望んで独自に外交政策をとった田中が、ロッキード事件によってアメリカの謀略(この辺りは小説として考える)に嵌まり、失脚する結末には、やはり悲しさがあった。アメリカからの独立を図る俺自身が、収監されることで、ついぞ日本がアメリカの属国であることを証明してしまったという一節は、印象に残っている。おこがましいが共感した点が、田中が映画好きであった理由である。人間というものに興味があり、より多くのストーリーを、時間も空間も超えて、2時間少々で知ることが出来る映画は、せっかちな田中にとって格好の趣味であったのだろう。そして、自分もほぼ同じ理由で映画が好きだ。石破茂も言っていたが、防衛大臣にとどまらず国政を担う上で大切なことは想定外を極小化する事(この辺を、シンゴジラはパロっているにだが)であり、石破もそういう観点から多くの映画を見たという。田中は、時代の変化から、闇将軍の地位を次第に失い、病が決定打となり引退を強いられる。そして自分が今まで家族などの身近な人物を軽んじてきたことに気づき、孤独にさいなまれる。天才というタイトルには、田中が最後に味わうことになる孤独や、寂しさと内包しているように思える。個人的には、最後の最後に、自らの孤独に悶々とする田中の姿が非常に印象的であった。

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2017/04/26

石原慎太郎によって書かれた、田中角栄の回想録形式の小説。 田中角栄は人情味溢れる政治家だったようですね。

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2017/04/20

まるで田中角栄自身の自伝が如き錯覚を感じさせる。豪傑だが気遣いの人であった角栄。その人柄が端端に感じられるような文章だ。石原慎太郎氏の作家として高い能力を伺わせるが昨今の市場移転問題で後世を汚した感はある。「ひらがな漢字すべて忘れた」と語っていたが、ではこの本は何なのであろうか。...

まるで田中角栄自身の自伝が如き錯覚を感じさせる。豪傑だが気遣いの人であった角栄。その人柄が端端に感じられるような文章だ。石原慎太郎氏の作家として高い能力を伺わせるが昨今の市場移転問題で後世を汚した感はある。「ひらがな漢字すべて忘れた」と語っていたが、ではこの本は何なのであろうか。(それはまた別の話だが) 但し本作品、さもドキュメンタリーのようだが、石原氏が田中氏に近かしいわけではないし、真紀子氏ら親族にインタビューしたわけでもなさそうだし、ましてや田中氏自身は故人である。そうなれば当然各種文献を基とした構成であるが司馬遼太郎のような膨大な史料と大胆な仮説に基づいた創造的脚色というわけでもなさそうだ。 読ませる文章であり娯楽性も高いが、ドキュメンタリー的体裁をとっているなかで、この本が一体なんであるのかなかなか判断は難しい。

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2017/04/18

一人称で田中角栄が田中角栄の生きざまを語る。普通に読めば、傲慢で自慢だらけで言い訳だらけの物語にしか読めない。「何が天才だ。だから政治家は…」と読みはじめはそう思った。最後まで読んでみると、確かに現在の日本をデザインしたのは田中角栄かもしれない。高速道路や新幹線、田中角栄のデザイ...

一人称で田中角栄が田中角栄の生きざまを語る。普通に読めば、傲慢で自慢だらけで言い訳だらけの物語にしか読めない。「何が天才だ。だから政治家は…」と読みはじめはそう思った。最後まで読んでみると、確かに現在の日本をデザインしたのは田中角栄かもしれない。高速道路や新幹線、田中角栄のデザインした国土が造られている。「天才」という言葉はすごい人を連想させる。その実体は、ちょっと思いが強い人なだけなのかもしれない。ただし嫌われる。ただし、権力を持っているから周りに人が集まる。人が集まるから思いを実現できる。やっぱり天才なのかな。

Posted byブクログ

2017/04/03

ほとんど詐欺に近い大活字! すかすか過ぎて読みにくい! 都知事の頃からデタラメな爺だと思っていたら,小説家としてもいい加減な奴。 こんな奴に書いてもらっても田中角栄先生は喜ばないと思う。 2016年の6月にポイントで買ったのだが,ずっと放っておいて2017年の3月末日から読み...

ほとんど詐欺に近い大活字! すかすか過ぎて読みにくい! 都知事の頃からデタラメな爺だと思っていたら,小説家としてもいい加減な奴。 こんな奴に書いてもらっても田中角栄先生は喜ばないと思う。 2016年の6月にポイントで買ったのだが,ずっと放っておいて2017年の3月末日から読み始め。

Posted byブクログ