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天才 の商品レビュー

3.3

189件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    83

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

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2017/08/11

田中角栄の一生を石原慎太郎が自伝風に綴った驚きのスタイル。'俺はいつか必ず故郷から東京に出てこの身を立てるつもりでいた'の一人称の書き出しから作品の中に引き込まれ、角栄のそばを並走しながら人生をたどる。巷間に伝わる数々の虚実入り混じった伝説の断片を、これが真実...

田中角栄の一生を石原慎太郎が自伝風に綴った驚きのスタイル。'俺はいつか必ず故郷から東京に出てこの身を立てるつもりでいた'の一人称の書き出しから作品の中に引き込まれ、角栄のそばを並走しながら人生をたどる。巷間に伝わる数々の虚実入り混じった伝説の断片を、これが真実だと吐露するが如く、つなぎ合わせて展開していく。膨大な資料を読み解き、細かな情景や場面に想像力を駆使して、本人に成り代わり伝えていく著者の力量はすごい。田中角栄の傑出した才能と予期しなかった無念さが滲み出てくる。

Posted byブクログ

2017/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

率直に言って、面白かったです。 石原慎太郎氏……田中角栄の金脈を批判してきた立場の人が、どのように書かれるのだろう、と興味を持って手に取りました。 一人称で展開されているので、面白さが増しています。 自分の頭で考える 自分の思うように行動する 直感を大事にする 独自のやり方を貫く 改めて学びました。

Posted byブクログ

2017/07/25

田中角栄さんのファン(?)だった母。 病床でこの本を読んでいました。 その本を私も読んだのですが… 田中角栄さんは魅力的な政治家だと思う。 石原さんが書いたこの文章がどうも好みではなく、☆☆2つに。

Posted byブクログ

2017/07/16

一人称で、出自、小学生の頃から死まで。世の中のしくみを知り、努力し、世渡り、人を見極め交渉し、未来を考えて動く。 「長い後書き」に、ああ本当に、天才だったのだなあと思いました。

Posted byブクログ

2017/07/11

田中角栄がたぐいまれな大物の政治家だったということがわかった。今の政治家でこれほど豪傑な人はいない。あのロッキード事件は陰謀なのか?はめられたって感じですね。でも、まあこの本はドキュメンタリーではなく小説だということ。田中角栄のことを深く知りたい人には物足りないと思った。

Posted byブクログ

2017/07/08

汚職で終わった人というイメージしかなかったが、政治家はこれくらいの行動力がないと務まらないと思いました。作者の主観が入っているので必ずしも正確ではないと思いますがどういう人間で、どう生きたかがわかりました。あと行間が空きすぎです。もう少し詰めれば2/3くらいのページ数で収まるので...

汚職で終わった人というイメージしかなかったが、政治家はこれくらいの行動力がないと務まらないと思いました。作者の主観が入っているので必ずしも正確ではないと思いますがどういう人間で、どう生きたかがわかりました。あと行間が空きすぎです。もう少し詰めれば2/3くらいのページ数で収まるのでは?

Posted byブクログ

2017/06/27

田中角栄のお話。まさかロッキード事件ははめられたとはね⁉︎衝撃の事実ですね。 また、功績は大きく新幹線や高速道路や地方に飛行場を建設することで日本改造論なる構想を掲げた人物。凄い人であったのですね。

Posted byブクログ

2017/06/05

これを書いたのは石原慎太郎の功績。 間接的とは言え自ら選んだ総理大臣をアメリカの罠で葬った我々にとっては必読書。衆愚政治と言うことを学校で習ったがマスコミも我々もあれから進歩したのだろうか。

Posted byブクログ

2021/11/03

これ、小説なんだよね?!と疑ってしまうほどに、一人称が効いてくる。 「俺が~」、の語り口で展開して、 角さんが自ら朗々と語っているような、自叙伝・回顧録のようで、角さん独白と錯覚してしまうほど臨場感満載! 40本に迫る議員立法を主体でやり遂げたことを初めて知り、凄い!の一言。...

これ、小説なんだよね?!と疑ってしまうほどに、一人称が効いてくる。 「俺が~」、の語り口で展開して、 角さんが自ら朗々と語っているような、自叙伝・回顧録のようで、角さん独白と錯覚してしまうほど臨場感満載! 40本に迫る議員立法を主体でやり遂げたことを初めて知り、凄い!の一言。 角さん、いろいろ負の側面あるでしょうけど、 やっぱり 愛国者であり国士であったことがよく分かった 若年時の トロッコを押して泥と汗にまみれた土方仕事がルーツでありIdentityになり、その底辺での現場感が 推進力となり「仕事ができる豪傑」たらしめていた、凄い! 資源無き国土・狭小な国土・廃れる地方という 日本の最大の問題群を果敢に解決していった。 愛国者であるがゆえに、 日本列島改造論と説き そのまま見事推進して、 日本独自のエネルギー外交を強力に推進した様はただただリスペクトしたい 「日本独自のエネルギー外交」が、 アメリカ資本メジャーと利益相反し、 アメリカの国益とも相反したために、 ロッキード疑獄に貶められていく様はエグく、 国士として国益を貫くことが如何に困難であるかを暗示しているように思えた

Posted byブクログ

2017/05/15

角栄さんには興味あっても、それほど政治には興味がないので、詳しく語られても実感や感動はなかった。かな。

Posted byブクログ