異類婚姻譚 の商品レビュー
家族関係を描いたほのぼのホラー 夫婦は似てくるというけど、境界が曖昧になってくるというのは分かる気がする 自分も小さい頃にふと感じたことあるような「この世界への違和感」を思い出す短編集 普通に生きてるつもりが普通ではないのかも
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もう盆休みが終わりそう…… ってな事で、本谷有希子の『異類婚姻譚』 異類婚姻譚 〈犬たち〉 トモ子のバウムクーヘン 藁の夫 の短編集 もうね、本谷有希子ワールド全開ってか、全壊って言った方がええんかな?(笑) 読んでて異空間へ引きずり込まれるって言うか、無意識で読んでる...
もう盆休みが終わりそう…… ってな事で、本谷有希子の『異類婚姻譚』 異類婚姻譚 〈犬たち〉 トモ子のバウムクーヘン 藁の夫 の短編集 もうね、本谷有希子ワールド全開ってか、全壊って言った方がええんかな?(笑) 読んでて異空間へ引きずり込まれるって言うか、無意識で読んでると泥沼へズブズブと知らない間へ埋められてる感覚かな…… 夏向けに丁度ええかもしれんホラーな 感じもするかな 2020年46冊目
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人間でないものと結婚したら…という不思議な話 とらえどころがなかったですね 似た者夫婦、仲がいいのかと思ってたけど、そういう考え方もあるのか、と思いました 蛇ボールの話はゾッとしました 近すぎる他人、結婚というものにいい具合に夢をみさせない話でよかったです
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さらさらと読めてしまうけど、考えさせられる短編集だった。カオナシを彷彿とさせるような話だったり、夫が人間ではなかったり。薄気味悪いようで、だけど、怖がりの私も怖がらずに読めてしまった。犬のお話がいちばん好き。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本谷有希子さん、初読みです。「異類婚姻譚」、2016.1発行。異類婚姻譚、(犬たち)、トモ子のバウムクーヘン、藁の夫の4話。タイトルから類推される通り、奇妙な話ばかり。私は苦手な話です。読後感はよくないです。
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ちょっとわたしには理解できない世界観だった。鬱屈した生活を送る人間の顔が崩れていくこと、犬に囲まれて生活する人間が少しずつ犬になっていくこと、口論の途中で夫が楽器を吐き出す藁に変化していくこと、それぞれ何を意味しているのか全くわからなかった。泥酔した夜に見た夢の話というならわかる...
ちょっとわたしには理解できない世界観だった。鬱屈した生活を送る人間の顔が崩れていくこと、犬に囲まれて生活する人間が少しずつ犬になっていくこと、口論の途中で夫が楽器を吐き出す藁に変化していくこと、それぞれ何を意味しているのか全くわからなかった。泥酔した夜に見た夢の話というならわかる。
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文体も読みやすく、最後まで引っかからずに読めたのだが、感覚的に自分と合わない世界観だった。多分それも含めて味なんだろうなと感じた。どちらかというと表題作より犬の話の方が好み。
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日常と地続きにある違和感、不思議、怪異。 それを受け入れながら、また続いていく日常。 かなり好みの内容と文体で楽しめました。 少しずつ斜めに世界が切り取られ、ズレて、また戻る。もとの世界と少しだけ形を変えながら。 あー、楽しかった♪一気読みしました。
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全体的にシュールで不気味で、なんとも気持ち悪い雰囲気が魅力的。 以下、特に印象的な2篇のレビュー。 ・異類婚姻譚 夫婦が似てくるという現象を、すごく気味悪く書いた作品。 お互いに気を使わなくていい状況で、なし崩しに2人とも堕落し、共依存に陥っていく様、客観的に見るとこんなに気持...
全体的にシュールで不気味で、なんとも気持ち悪い雰囲気が魅力的。 以下、特に印象的な2篇のレビュー。 ・異類婚姻譚 夫婦が似てくるという現象を、すごく気味悪く書いた作品。 お互いに気を使わなくていい状況で、なし崩しに2人とも堕落し、共依存に陥っていく様、客観的に見るとこんなに気持ち悪いんだな。性行為を「蛇ボール」に例える描写とか、エロくもグロくもないのに、虫唾が走る。 今、夫も私もお互い部屋が汚いことを気にしないことによって、史上最大に散らかっている我が家を見つつ、月並みだけど、夫とは他人同士であることを忘れないようにしなければ、と思う。 ・〈犬たち〉 「犬」は何の象徴なんだろう、殺意…?他の人の解釈も知りたい。 冷たい上品な雰囲気で、犬たちもかわいいのに、とても不気味な短編で、すごく好き。
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