怒り(上) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2016/9/22 アミーゴ書店HAT神戸店にて購入。 2016/9/27〜9/29 TVの広報で本作が原作の映画を知り、面白そうだと思って映画を観た。映画自体とても感銘を受けたが、観たあと、ネットでの評価を調べていると、原作を尊重した良い脚本ながらも、最後の展開が納得できない、という記事を読み、原作はどうなってるんだと、読んだ次第。上巻の本作は、映画化にあたり、登場人物等をシンプルにして、エピソードを上手く付け替えた感じで、特に違和感は無かった。果たして、下巻は?
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殺人現場に残された「怒」の血文字。犯人は特定されたが行方は杳として知れない。事件から一年、房総、東京、沖縄の3ヵ所に身元不明の男が現れる。この秋に映画も公開される話題作。 孤独な人々の前に現れた、何故か落ち着きを与える存在。陰はあるが一緒にいることが心の隙間を埋めてくれる。人を信...
殺人現場に残された「怒」の血文字。犯人は特定されたが行方は杳として知れない。事件から一年、房総、東京、沖縄の3ヵ所に身元不明の男が現れる。この秋に映画も公開される話題作。 孤独な人々の前に現れた、何故か落ち着きを与える存在。陰はあるが一緒にいることが心の隙間を埋めてくれる。人を信じるということは、そのほとんどが、信じないといけないという使命感ではなかろうか。
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内容(「BOOK」データベースより) 若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。そして事件から一年後の夏―。房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優...
内容(「BOOK」データベースより) 若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。そして事件から一年後の夏―。房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、身元不詳の三人の男が現れた。 平成28年9月18日~22日
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映画がみたくなった。 森山未来、妻夫木くん、綾野剛がどんな演技してるか気になる! 信じるってすごくむずかしいこと。 自分に自信がないと、自分の事じゃないと あいてのことを信じられない
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信じたい人を信じきれないもどかしさ 「人を信じる」って何なのか考えてみるものの 答えがまだ見つからず
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映画上映きっかけ。 上巻は状況把握。東京、千葉、沖縄に現れた3人の男性。それぞれその周辺の仲間との話を同時進行で繰り広げられる。 と、追い詰める東京の刑事2人。
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吉田修一さんの作品は悪人以来。きっかけは悪人の時と同様映画です。原作から読みましたがとても読みやすく、次の展開が気になって上下巻とも2日で読了しました。ラストは衝撃的でした。悪人もかなりよい作品でしたが私的にはこちらの方が好きです。
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読書日数 15日 とある夫婦の殺人事件がおこってから1年が過ぎたところから物語が始まる。犯人は指名手配されてはいるが、見つかっていない。途中で整形したという情報が入り、顔が変わっている。 千葉の海沿いの漁場、大都会東京、そして沖縄の3カ所で物語が同時進行していくという変わった...
読書日数 15日 とある夫婦の殺人事件がおこってから1年が過ぎたところから物語が始まる。犯人は指名手配されてはいるが、見つかっていない。途中で整形したという情報が入り、顔が変わっている。 千葉の海沿いの漁場、大都会東京、そして沖縄の3カ所で物語が同時進行していくという変わった感じである。 行方不明になった娘が風俗店で働いていたのを知り、自分のところで働かせるうちに、バイトの男と恋人関係になるが、その男の過去はわからない。 東京では、ゲイの男が、とあるサウナで知り合った男肉体関係を持ち、同棲が始まるが、その男には、指名手配の男の特徴である「ホクロ」がある。 沖縄では、だらしない母親のせいで福岡から逃げてきた高校生の娘が、友人のボートで行った先の無人島で住み着いている男に出会う。が、ある日その素性のわからない男と沖縄本島であった後にレイプ事件に巻き込まれ、心を閉ざすことになっていく。 どうなるんだろうか?とても不思議な感じだった。後半も読まなければ!
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映画化されるというので面白そうなので手に取りました。 東京、千葉、沖縄の三つの舞台に身元不明の三人男が現れて、それぞれの土地でのストーリーが並行に展開されていきます。 そのストーリーの中でそれぞれの人物に悩み、問題があり、その描写が細かく情景などもとても細かく描かれていたのでと...
映画化されるというので面白そうなので手に取りました。 東京、千葉、沖縄の三つの舞台に身元不明の三人男が現れて、それぞれの土地でのストーリーが並行に展開されていきます。 そのストーリーの中でそれぞれの人物に悩み、問題があり、その描写が細かく情景などもとても細かく描かれていたのでとてもリアル感があって頭の中で想像しやすかったです。 サスペンスというのに伏線というべきそれらしきものが 大概の場合には出てくるのですが、 どこにも見当たらずに展開されていくので、 逆にこれがスリル感となり読む手を早めさせられました。 三つの舞台でのストーリーもどれも現実的な問題に直面しているのがひしひしと伝わりましたが沖縄での問題は読んでいてとても胸が苦しい思いがしました。 途中で涙が出るのを抑えるのが必死でした。 南国の蒼くて綺麗な海とは対照的にここに来て 沖縄の米軍基地問題をまざまざと考えさせられたところが見事だと思います。 改めて沖縄の人達の苦悩を考えられずにはいられなくなりました。 三つの舞台の他に凶悪事件を追っているある警察官の動きもサブストーリーとして動いているのでこちらもまた違った観点から進みそうなので注目したいところです。 まだ事件解決への糸口が出ていないので、 今後どのようにして物語が展開していくのかが楽しみです。
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心の中にやり場のない怒り、というか諦めにも似た憤りを抱えた(もしくは抱えるようになっていく)3組の登場人物と、その前に現れた、指名手配犯そっくりの男の話。 読めば読むほどに重い。つらい。 果たして、誰が犯人なのか、誰も犯人じゃないのか。 どう転んでもどんより展開になりそうで、下...
心の中にやり場のない怒り、というか諦めにも似た憤りを抱えた(もしくは抱えるようになっていく)3組の登場人物と、その前に現れた、指名手配犯そっくりの男の話。 読めば読むほどに重い。つらい。 果たして、誰が犯人なのか、誰も犯人じゃないのか。 どう転んでもどんより展開になりそうで、下巻読む前から気が重い。読むけど。 登場人物が多いので、あんま間あけずに読んだ方が良さそう。
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