斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 の商品レビュー
屋敷の間取り図に付箋必須! 御手洗潔シリーズ第2弾^ ^ 「異形建築もの」の代表作で、綾辻さんがこの作品のインパクトが自身の「館シリーズ」の着想なのではないかと解説している。 北海道の最北端に建つ「流氷館」 この館は、わざと傾いて建築されている。 クリスマスパーティが催され、...
屋敷の間取り図に付箋必須! 御手洗潔シリーズ第2弾^ ^ 「異形建築もの」の代表作で、綾辻さんがこの作品のインパクトが自身の「館シリーズ」の着想なのではないかと解説している。 北海道の最北端に建つ「流氷館」 この館は、わざと傾いて建築されている。 クリスマスパーティが催され、招待客と住人合わせて13人が集まる。 翌日、1人の死体が密室で発見される。 警察が数々の謎にお手上げ状態。 そこで、御手洗潔が協力する事に…。 面白いのは言うまでもありませんっ(≧∇≦) 「読者への挑戦」あります。 ミステリーの館系、それなりに読ませて頂いておりますが、中でも上位に君臨するくらいこのトリックは奇抜すぎます! よく思いつくなぁ〜。 特に御手洗潔のキャラがいい。 探偵あるあるの、空気読めない発言の数々とか。 自分がトリックを解くと、皆も理解していると思って、聞かないと説明しない所とかw シリーズ全部読みたい(*´˘`*)♥
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硝子の塔の殺人を読んでいたら、この本が読みたくなって再読。 再読だけど、トリックの内容とか全く覚えてなくて、英子とクミのことだけなんか覚えていた(笑) そうだそうだ、こういう話だった! スケールがでかい。
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とんでもないトリックに脱帽。登場人物も実に個性的で、書き分けが見事だった。途中何度も建物の構造の記述で混乱するが、同じくらい警察が混乱してくれたので安心しながら読んだ。不可解な出来事がいくつもおこり、モヤモヤしながら読むも最後の伏線回収は見事だった。作品全体を包み込む荒涼な印象が...
とんでもないトリックに脱帽。登場人物も実に個性的で、書き分けが見事だった。途中何度も建物の構造の記述で混乱するが、同じくらい警察が混乱してくれたので安心しながら読んだ。不可解な出来事がいくつもおこり、モヤモヤしながら読むも最後の伏線回収は見事だった。作品全体を包み込む荒涼な印象が、とても好き。
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綾辻行人さんの「館」シリーズの原点で、解説も綾辻行人さん。 北海道の北の果て、斜めに建てられた奇妙な屋敷、続く密室殺人、妙な死体、窓からのぞく男、バラバラにされた人形、夜中にすすり泣く女……舞台が良い。 トリックが、現実にいけるかはさておいて、その仕掛けのスケールにやられました...
綾辻行人さんの「館」シリーズの原点で、解説も綾辻行人さん。 北海道の北の果て、斜めに建てられた奇妙な屋敷、続く密室殺人、妙な死体、窓からのぞく男、バラバラにされた人形、夜中にすすり泣く女……舞台が良い。 トリックが、現実にいけるかはさておいて、その仕掛けのスケールにやられました。こんなことを考えつけるなんて。読み終えた後、表紙を改めて見ました。 犯人については、この人なんだろうと思いつつ、トリックは全然わからず、動機も最後まで読んでそういえばそれらしきことを、ちょっと言ってたしな、と。個人的には動機の方も、斜め上でした。
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★3.5くらい トリックに唖然。大胆なトリックとはこうゆうものか…これまで読んだ中でもトップクラスに「ほぇ〜」となった。
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御手洗シリーズ2作目。吹雪の中傾いて建てられた屋敷で起こる殺人事件。警察が色々調べるが密室の謎は解けぬまま次の被害者が……!! 御手洗は後半に登場するんだけど、そこからは一気読み!最高に面白かった!!このトリックめちゃくちゃ好き!綾辻さんの解説も豪華
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御手洗さんの登場が待ち遠しく、まだかまだかと思いながら読んでいた。 石岡くんをはじめ、周りの登場人物からの御手洗さんに対する評価が辛辣過ぎて笑ってしまった。 解説が綾辻行人さんだったので嬉しかった。 御手洗潔の挨拶と異邦の騎士をまとめて読むつもりなので、今から楽しみ。
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館ミステリーとしては、綾辻行人の''館シリーズ''が有名ですが、島田荘司の本作は館物としては原点とも言える小説です。 本作の巻末、解説は綾辻行人で本作を読んで自身の館ミステリー初作''十角館''の...
館ミステリーとしては、綾辻行人の''館シリーズ''が有名ですが、島田荘司の本作は館物としては原点とも言える小説です。 本作の巻末、解説は綾辻行人で本作を読んで自身の館ミステリー初作''十角館''の主人公の名前を島田潔(島田荘司の島田と本作登場人物の御手洗潔の潔)とした事や、館シリーズを志向した事も本作の影響だと書いてます。 冒頭で館物の見取り図が掲載されているが、とても見にくいです。隠し部屋や扉等が何処にでも有りそうで全体を詳らかにしていないこの見取り図は楽しみな反面、どうとでも後付け出来そうな感じがして若干テンションが下がりました。 さて、館の場所は北海道宗谷岬で樺太が見える海岸沿いに斜めに建つ館''流氷館'が有る。主人は、会社社長の浜本幸三郎、この日クリスマスパーティで知り合いを招いていたが、深夜に取引先の運転手上田が密室で刺殺され、翌日深夜には上田の雇い主の社長菊岡栄吉が同様に密室で刺殺されていた。 次々と密室で殺害が行われるが、気にかかるのは各部屋にある小さな換気口だ。作中でも事件後の部屋で必ず話題に上がる事からもこの20センチ四方の穴が鍵なのだろうと想像するが、カラクリはサッパリ分からず… 犯人と殺害手口が明らかになったが、殺害トリックには唖然の一言です。現実味が無さ過ぎてこれってアニメ? このオモチャの様なトリックを考えた著者に脱帽…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んでみて、ハウダニット85%、ホワイダニット10%、フーダニット5%の印象です。 まさに、"館"の殺人。 表紙の絵を見て、「あぁ、そうだったん・・・。」でした。 さすが、館シリーズのきっかけになったとも云われる作品ですね。 ただ、個人的にはもっと人の想いが積み重なった果ての、殺人に至る「何故」を読むのが好きなので★はひとつマイナスです。 箸休めしたら金田一シリーズを読もうかな。
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『御手洗潔シリーズ』の2作目。 前作の『占星術殺人事件』に比べて導入部分などは、 非常に読みやすかったのでスルスルと読み進めながら、 展開図と睨めっこし、いよいよ読者への挑戦状。 トリックはそれこそ想像の斜め上をいく、エキセントリックな内容で、 現実的であるかの前に、この発想自体...
『御手洗潔シリーズ』の2作目。 前作の『占星術殺人事件』に比べて導入部分などは、 非常に読みやすかったのでスルスルと読み進めながら、 展開図と睨めっこし、いよいよ読者への挑戦状。 トリックはそれこそ想像の斜め上をいく、エキセントリックな内容で、 現実的であるかの前に、この発想自体が素晴らしくて思わず声が漏れた。 御手洗潔が後半から出てくるのだが、やはり登場するだけでワクワクしてしまう。 強烈な個性と圧倒的な推理力、そして明かされる驚愕の謎。 面白かった。 館ものの中でも全て余すところなく、ここまでしっかりと設定や状況を使っているのは初めてかも。
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