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斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 の商品レビュー

3.7

95件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

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2020/10/19

難しい…描写が入り組んでて状況を描くのが難しい。故に読者への挑戦を経て解答を得てもなんかスッキリしない…。

Posted byブクログ

2020/10/11

犯人は何となく分かったけど トリックが凄すぎて全然分からなかった。 御手洗が中々出てこなくてモヤモヤしたけど、出てきてからは怒涛の展開で面白かった。 やっぱり私はミステリー、推理小説が好きだ!!と実感できた一冊。面白い!!

Posted byブクログ

2019/12/15

御手洗がなかなか出てこない。 出てきたら相変わらずのキャラクターで笑ってしまった。 もう少し御手洗節を堪能したかったのが本音。 あと、トリックが凄すぎて笑える。 こんなの思いつくわけないじゃん!

Posted byブクログ

2019/05/04

本格探偵小説であり、「占星術殺人事件」に続く著者2作目の作品という。トリックは理解できるが、仕掛けが壮大すぎて、実現可能かどうかは疑わしい。登場人物のキャラや人間関係は面白く、ドラマとしても楽しめる。

Posted byブクログ

2018/12/09

御手洗潔シリーズの二作目です。 『占星術殺人事件』と双璧をなす傑作とも称されるだけあって、独創性溢れるメイントリックは、恐らく一度読めば忘れられないのではないかと思います。 実現可能かどうかは別として、シンプルかつ大胆な発想に改めて感服しました。 探偵役を務める御手洗の登場...

御手洗潔シリーズの二作目です。 『占星術殺人事件』と双璧をなす傑作とも称されるだけあって、独創性溢れるメイントリックは、恐らく一度読めば忘れられないのではないかと思います。 実現可能かどうかは別として、シンプルかつ大胆な発想に改めて感服しました。 探偵役を務める御手洗の登場が遅くて、かなり焦らされるのですが、登場と共に雰囲気を一変させる存在感は、やはり凄いものですね。 一瞬で不可能を可能に変える大技が炸裂する、まさに驚愕という言葉が相応しい作品でした。

Posted byブクログ

2018/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2018.3.21 占星術を読んだので再読。 おそらく5年前くらいにシリーズと知らずに読んで印象が薄かったけど、今回占星術の後で読み返したら御手洗のキャラも十分理解できて楽しめた。シリーズものは順を追って読むべきと認識。 御手洗シリーズは全てこうなのか? 5/6くらい、というかほぼラストまで全く謎が解ける気配がない。最後にばばばーっと解決というか御手洗の解説。 今回は御手洗の登場もかなり後半。 占星術よりは(慣れか?)前半も読みやすかったけど、なかなか解決の兆しが見えないもどかしさとの戦い。 犯人と最大のトリックはなんとなく覚えてたけど、全体像が不明すぎて確信がもてないまま。 こいつ死ぬ?!ってひとが死ぬ描写があって、それが一番の衝撃だった。 斜め屋敷が斜めに建ってることが最大限に活かされてて、占星術ほどの驚きはないけど良く考えるなあ!見事!な読後。 とにかく御手洗のひねくれた性格だけでも読む価値ある。欲を言えば、散々高飛車に振舞っていた無能警官にぎゃふんと言わせて欲しかった。 オチ 屋敷の主人が犯人。塔の上の自室から、屋敷の傾きを利用して、まっすぐ斜め下の部屋につらら付きナイフを滑らせて刺殺。日下が刺殺で死んだ描写があるが、御手洗と打ち合わせ済みの嘘。

Posted byブクログ

2018/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 クリスマスパーティーに出席するため、北の最果てに建つ「斜め屋敷」に集められた浜本幸三郎の親族と仕事関係者たち。しかしそこで、窓から不気味な笑顔で覗く顔、密室殺人など不可解な事件が立て続けに起こり、得体のしれない恐怖が招待者を襲う。警察は、現場がほぼ密室であること、大多数の者にアリバイが成立していること、そして何より殺害された者に動機のあるものがいないことから捜査に行き詰まる。ほぼ密室というのは、各部屋の壁の上部に20㎝四方の換気口があったためであるが、人間が外から中を覗ける高さにはなく、当然侵入することもできないものであった。  警察官全員があきらめムードで東京に応援を要請したところでやってきたのが御手洗潔であった。御手洗は斜め屋敷の特殊な構造に着目し、この密室殺人のトリックを解明する。それは、ナイフを仕込ませた氷柱を現場部屋の対角から滑らせるというものであった。すなわち、犯人は屋敷を建設した浜本で、自身の部屋がある塔から各部屋の20㎝四方の穴に氷柱を通して殺害したのであった。 『占星術殺人事件』でもそうであったが、読者が想像できなかったようなトリックが島田荘司の魅力であり、御手洗が自分に酔いしれながら、周りを気にせずに謎を解明していく姿は爽快である。読者への挑戦に負けたことへの悔しさもあるが、御手洗の立ち振る舞いが滑稽で、また筆者の表現や読者を物語へ引き込む力が秀逸であることから、どんどんページをめくりたいという衝動に掻き立てられるため、読了後の後味は非常に良い。 被害者のベッドの位置が固定されていたこと、犯行時数人がスルスルという音を聞いたこと、浜本が現場に残る氷柱の存在を消すために暖房の温度を上げるよう使用人に言っていたことなど後から考えればヒントはいくつかちりばめられていたのかもしれないが、まさか凶器を換気口に通すという手法は思い浮かばなかった。斜め屋敷であるということから、傾いていることが犯行の鍵となることや何度も換気口について触れられていたことから、そこにヒントがあることは推測できるが、具体的なトリックについては、高度な空間把握力や奇抜な発想力が必要であろう。 また、『占星術殺人事件』と本書は、占星術や芸術についての細かくかつ深い知識が文章に登場するため、少し読みづらい印象を与えるかもしれないが、事件のトリック自体には大きく影響しないため、文章が固いと感じる部分については流し読みする程度でも構わないのであろう。

Posted byブクログ

2017/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんだこれは。とんでもないものを読んでしまった。賛否が分かれると聞き恐る恐る買ったがこれは読んでよかった。発想が素晴らしい。『占星術~』の方がスマートではある(ゆえに自力で解けなかったことが悔しかった)が、衝撃はこちらの方が上で、さすがにお手上げと言わざるを得ない。屋敷の名前までもが伏線だったとは…。

Posted byブクログ

2017/10/19

2017.10.19 読了 これぞ館もの! 好きだなぁ、館もの。 ただ、御手洗さんが物語を半分以上読み進めないと出て来ないということにびっくり。

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2017/07/11

御手洗潔シリーズは2作目ですが、個人的にはミステリーの作りとしては、やや苦手な内容ですね。探偵?の御手洗潔が最後のほうに出てきて、あっさりと事件解決するという展開が読者への謎解きの挑戦と銘打っているのですが、長編としては話が長いわりには謎解きがあっさりし過ぎているような印象であま...

御手洗潔シリーズは2作目ですが、個人的にはミステリーの作りとしては、やや苦手な内容ですね。探偵?の御手洗潔が最後のほうに出てきて、あっさりと事件解決するという展開が読者への謎解きの挑戦と銘打っているのですが、長編としては話が長いわりには謎解きがあっさりし過ぎているような印象であまり好きではありません。 犯人が誰か?動機は何か?という部分の描写が軽く、トリックに重きを置かれているような作風も、あまり好きではありませんね。 もうこのシリーズは、これまででいいかな?と思っております。

Posted byブクログ