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斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2016/01/15 |
| JAN | 9784062932653 |
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斜め屋敷の犯罪 改訂完全版
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斜め屋敷の犯罪 改訂完全版
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商品レビュー
3.7
150件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
殺人事件が起こる斜めの屋敷の雰囲気は素晴らしく、警察が四苦八苦する様子は、謎を前にして足掻く読者自身の姿を見ているようで引き込まれる。探偵・御手洗潔が登場してからの奇行ぶりには笑わせられ、物語の面白さは一層加速する。怪しい人物はいるものの、動機もトリックも全く見えず、これは完敗かとワクワクしながら解決編に向かう。 しかし、いざ解決編に入ると、期待を裏切られ非常に残念。菊岡殺しのトリック自体は無茶も感じるが面白いと思えるものの、とにかく全体的に犯人が意図していない要素が多すぎ。さらに、トリックの形跡とそれ以外の形跡を混ぜすぎて、物語を無理やり複雑に見せようとしている感じが否めずシラケる。綺麗なパズルを期待して答え合わせに行くと、「実はあの部分は偶然で…」「そこは犯人も予期していなくて…」という力技のノイズにそのピースは無理やりハサミで切ってハメ込んだろと言いたくなるような強引さがモヤモヤする。他にも釈然としないのが、遺体の不自然な格好と血の跡を使った手旗信号のダイイングメッセージ。死に際にそんな高度で回りくどい暗号を遺す体力と余裕があるなら、とっとと床に血で犯人の名前を書けよ、と。 前半のシチュエーションや御手洗のキャラクター、全体のストーリーが面白かっただけに、最後の答え合わせでここまで裏切られるか、と怒りすら感じる。
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御手洗シリーズ2作目の今作は、1作目の占星術殺人事件とは結構作風が変わります。1作目の、登場人物による特異な内容の手記から始まり、占星術の専門的な説明により難解に感じた方でも、今作を読めば、こんなにも読みやすい文章を書く作家さんだったんだと驚くと思います。 今作は探偵と助手の登場...
御手洗シリーズ2作目の今作は、1作目の占星術殺人事件とは結構作風が変わります。1作目の、登場人物による特異な内容の手記から始まり、占星術の専門的な説明により難解に感じた方でも、今作を読めば、こんなにも読みやすい文章を書く作家さんだったんだと驚くと思います。 今作は探偵と助手の登場が遅めなのですが、その分登場してからは御手洗潔の人としての魅力と探偵としての能力の高さを爽快に味わえます。更にその爽快さに合わせたかのように、今作のミステリは作者がちょくちょくかましてくる、とんでもトリックです。登場人物も多くなく、舞台である屋敷の見取り図を見ながら、肩肘張らずに王道のミステリ的な楽しみもできます。 なので読みやすさ優先であれは1作目より先に今作を読むのもありですが、気になってネット検索などした時に有名すぎる1作目のネタバレをくらわないように注意が必要ですし、少なくとも御手洗潔シリーズ中盤までは順番通りかが推奨されています。
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奇想天外なトリックや、意外性もありつつシンプルな仕掛けに舌を巻くのは当然として、真に格別すべきは抜群に読みやすい文体にあるのではないかと思います。 こんなに読み易く、頭にカッと入ってくる文章も、早々見かけません。 古い作品だし、堅苦しくて読みづらさこそを誇示するような小説かもなと...
奇想天外なトリックや、意外性もありつつシンプルな仕掛けに舌を巻くのは当然として、真に格別すべきは抜群に読みやすい文体にあるのではないかと思います。 こんなに読み易く、頭にカッと入ってくる文章も、早々見かけません。 古い作品だし、堅苦しくて読みづらさこそを誇示するような小説かもなと先入観を持っていたのですが、全然そんなことはなかったです…! 読み味というヤツですか(初めて使いますが)それがとても良かった。まさに職人ですね。 これは想像ですが、推理に必要な情報を無駄なく、かつフェアに明け渡すために、簡潔な文章を意識して構成していたんだろうなと思います。 大変勉強になりました。 また、それこそ探偵より事件が主役という、見せ方がとても印象的でした。 探偵がいかに探偵かを説明したり、印象づけたりするのに腐心する作品が数多ある中、まずは事件を面白く見てもらおう、それに翻弄される愚かな登場人物を見てもらおうという遊び心を随所に感じて、これもまた良かった。 ワクワクしたまま、期待してページをめくる楽しい読書ができました。 アリバイからフーダニットを調べるも見当付かず、ホワイダニットは尚のこと見当つかず。 ハウダニットが解けねば分からない、だがハウダニットさえ分かればあとはどうとでもなる。 手がかりは全て掲示している。 たまらないですね。 これはそんな素敵な推理小説です。
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