1,800円以上の注文で送料無料

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 の商品レビュー

3.7

141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/05/02

読んでいるだけで目の前に風景が広がってきて自分が実際に現地に行った気分を味わせてくれる。 それぞれの地域の自然や人柄、伝統までこの本を読むと理解出来る。日本を飛び出て海外に行き、その不自由さやトラブルまで楽しむ旅をいつか体験してみたいと思った。 旅に出て感じるちょっとした小さ...

読んでいるだけで目の前に風景が広がってきて自分が実際に現地に行った気分を味わせてくれる。 それぞれの地域の自然や人柄、伝統までこの本を読むと理解出来る。日本を飛び出て海外に行き、その不自由さやトラブルまで楽しむ旅をいつか体験してみたいと思った。 旅に出て感じるちょっとした小さな出来事にもアンテナを張らせて思い出にする。村上春樹の豊かな感性をこの本を通して感じた。

Posted byブクログ

2024/03/21

読んでいると落ち着いた大人な旅について行った気分です。自然美の表現も博識も含めて感受性が刺激されます。アメリカの2つのポートランド「おいしいものが食べたい」や、フィンランド「シベリウスとカウリスマキを訪ねて」が面白かったです(*˘︶˘*).。.:*♡ 熊本観光編にて、スタイリス...

読んでいると落ち着いた大人な旅について行った気分です。自然美の表現も博識も含めて感受性が刺激されます。アメリカの2つのポートランド「おいしいものが食べたい」や、フィンランド「シベリウスとカウリスマキを訪ねて」が面白かったです(*˘︶˘*).。.:*♡ 熊本観光編にて、スタイリストが故郷の熊本に戻ってチェロ弾いちゃう人…に何か既視感あるなぁと思ってたら以前にその人のエッセイ読んでました!!【イン・マイ・ライフ】の著者・吉本由美さんとのリンクも嬉しい発見でした。 『吉本さんが諸々の事情により東京の住まいを引き払い、故郷の熊本に戻って悠々自適(チェロの練習と園芸)に暮らすことになり…一度訪ねて行かなくちゃと思っていた』 『旅っていいものです。疲れることもがっかりすることもあるけれど、そこには必ず何かがあります。』 過去の紀行文「地球のはぐれ方」も、読んでみたいです。 2024.3

Posted byブクログ

2024/01/10

村上春樹の感性は何て豊かなんだろう。様々な旅行記を読むたびに思うのは作家ってすごいってこと。旅で起こった出来事、感動したこと、出会った人との会話、その時の感情とか何から何までこんなに書けるなんてすごい。 そして彼の好奇心の旺盛なこと。気になったら誰にでもどこにでも取材しちゃうんだ...

村上春樹の感性は何て豊かなんだろう。様々な旅行記を読むたびに思うのは作家ってすごいってこと。旅で起こった出来事、感動したこと、出会った人との会話、その時の感情とか何から何までこんなに書けるなんてすごい。 そして彼の好奇心の旺盛なこと。気になったら誰にでもどこにでも取材しちゃうんだから。 とても愛嬌とユーモアのある方なんだろうと思った。

Posted byブクログ

2024/01/07

村上春樹の紀行文。とても率直に書かれている。ちょっと上から目線に感じられて鼻につくなーと思うこともあったけど、英語が達者でアメリカでもローマでもギリシャでもどこでも暮らせる語学力と教養があり、実際とてもすごい人なのでそう感じてしまうのもまあ仕方ないのかな…と。過度に知識をひけらか...

村上春樹の紀行文。とても率直に書かれている。ちょっと上から目線に感じられて鼻につくなーと思うこともあったけど、英語が達者でアメリカでもローマでもギリシャでもどこでも暮らせる語学力と教養があり、実際とてもすごい人なのでそう感じてしまうのもまあ仕方ないのかな…と。過度に知識をひけらかすわけではなく謙遜もなく自然体で書かれているので、こういう世界もあるんだなーと楽しみました。 「はぐれ子パフィン救出作戦」や各地の美味しそうな食べ物(特に貝とワイン)が印象的です。

Posted byブクログ

2023/12/07

「「旅先で何もかもがうまく行ったら、それは旅行じゃない」 村上春樹、待望の紀行文集。アメリカ各地、荒涼たるアイスランド、かつて住んだギリシャの島々を再訪、長編小説の舞台フィンランド、信心深い国ラオス、どこまでも美しいトスカナ地方、そしてなぜか熊本。旅というものの稀有な魅力を書き尽...

「「旅先で何もかもがうまく行ったら、それは旅行じゃない」 村上春樹、待望の紀行文集。アメリカ各地、荒涼たるアイスランド、かつて住んだギリシャの島々を再訪、長編小説の舞台フィンランド、信心深い国ラオス、どこまでも美しいトスカナ地方、そしてなぜか熊本。旅というものの稀有な魅力を書き尽くす。カラー写真多数を収録。」 目次 チャールズ河畔の小径―ボストン1 緑の苔と温泉のあるところ―アイスランド おいしいものが食べたい―オレゴン州ポートランド・メイン州ポートランド 懐かしいふたつの島で―ミコノス島・スペッツェス島 もしタイムマシーンがあったなら―ニューヨークのジャズ・クラブ シベリウスとカウリスマキを訪ねて―フィンランド 大いなるメコン川の畔で―ルアンプラバン(ラオス) 野球と鯨とドーナッツ―ボストン2 白い道と赤いワイン―トスカナ(イタリア) 漱石からくまモンまで―熊本県(日本)

Posted byブクログ

2023/03/07

2023年3月6日読了。村上春樹がつづる旅のエッセイ。旅といっても彼の場合は観光地でなかったり観光シーズンでない場所に長くステイしてぶらぶらするのがスタイルであるようで、なんとも贅沢な時間の使い方に感じる。どこでも仕事ができる作家はうらやましい。訪問した場所は彼がかつて『ノルウェ...

2023年3月6日読了。村上春樹がつづる旅のエッセイ。旅といっても彼の場合は観光地でなかったり観光シーズンでない場所に長くステイしてぶらぶらするのがスタイルであるようで、なんとも贅沢な時間の使い方に感じる。どこでも仕事ができる作家はうらやましい。訪問した場所は彼がかつて『ノルウェイの森』などを書いたギリシャ、イタリアから、初めて訪れるラオスや友人とともに行く熊本など統一感がなく目的もバラバラ…。ま、目的があって色々な場所を目指すのは旅人じゃないという気もするな。どこか、猫がいてワインと地元の食材がうまい場所でゆっくりしながらワーケーションしたいものだ…。

Posted byブクログ

2023/02/25

アメリカ、アイスランド、ギリシャ、フィンランド、ラオス、イタリア、熊本。住んだことがある場所だったり仕事だったり割と変わった場所についての紀行文。村上春樹ならではの独特の感性でみる国々はコアでディープでおもしろい。いい意味でふざけている。やっぱりこの人の文章はおもしろい。読ませる...

アメリカ、アイスランド、ギリシャ、フィンランド、ラオス、イタリア、熊本。住んだことがある場所だったり仕事だったり割と変わった場所についての紀行文。村上春樹ならではの独特の感性でみる国々はコアでディープでおもしろい。いい意味でふざけている。やっぱりこの人の文章はおもしろい。読ませるのよね。

Posted byブクログ

2023/02/12

旅はいいものだと感じられる本です。 疲れることも、がっかりすることもあるけれど、旅には必ず何かがあります。 何処か旅行に行きたいですね。

Posted byブクログ

2023/12/18

読みやすい。 東京にはない、その土地では当たり前のことが著者の感覚で綴られていて、共感できる部分もあったし、私も行って感じてみたい、と思った。 あとがきの「ラオスに何があるのか」は、旅行前はわからなかったけど、行ってみると他にはない何かがある、それが旅行の醍醐味だと…この文章を...

読みやすい。 東京にはない、その土地では当たり前のことが著者の感覚で綴られていて、共感できる部分もあったし、私も行って感じてみたい、と思った。 あとがきの「ラオスに何があるのか」は、旅行前はわからなかったけど、行ってみると他にはない何かがある、それが旅行の醍醐味だと…この文章を読んでから、もっと気軽に旅に出たくなった。

Posted byブクログ

2021/10/21

今の自分にまさに必要な一冊だったようで、乾いたスポンジに水がしみ込むみたいにぐんぐん読んでしまった。ルアンプラバンについて語られた「何かひとつのものをじっくりと眺めたりするには、僕らの生活はあまりに忙しすぎる。」から始まる一連の文章があまりに身にしみすぎて、今すぐ知らない土地に出...

今の自分にまさに必要な一冊だったようで、乾いたスポンジに水がしみ込むみたいにぐんぐん読んでしまった。ルアンプラバンについて語られた「何かひとつのものをじっくりと眺めたりするには、僕らの生活はあまりに忙しすぎる。」から始まる一連の文章があまりに身にしみすぎて、今すぐ知らない土地に出てその場所にしかないものを見たくなりました。村上春樹が語る遠い土地とその土地の食べ物はいつも魅力的で、その気になりさえすれば自分も同じ土地を訪れて同じものを食べることができるなんて俄には信じがたい。そしてプロの小説家の観察眼と、己に取り入れた情報を出力する能力というものはすごいとつくづく思う。読めてよかったです。

Posted byブクログ