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ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 の商品レビュー

3.7

141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2017/11/25

村上春樹の紀行文をまとめた物。ベースはJALの機内誌用に書いた文章とのことで一般向けに書いた内容が多く、過去の紀行文にあったような破天荒な内容はなりを潜めている。あと、昔は貧乏旅行をしていたのでトラブルに遭遇していたと思うんだけど、村上さんが老年になった事に加え、お金もあるため全...

村上春樹の紀行文をまとめた物。ベースはJALの機内誌用に書いた文章とのことで一般向けに書いた内容が多く、過去の紀行文にあったような破天荒な内容はなりを潜めている。あと、昔は貧乏旅行をしていたのでトラブルに遭遇していたと思うんだけど、村上さんが老年になった事に加え、お金もあるため全体的に優雅に旅行になっているため、トラブルも少ない。トラブルが少ないが故に紀行文としての面白さが減じているという感じもある。やっぱり旅ってトラブルがあるからこそ面白い、というのがあるからね。まぁ、色々書いたけど、読み始めたらあっという間に読み終わったので、買って損はなかったなとは思ってる。ただ、昔の紀行文のように繰り返し再読するか、と問われるとたぶん繰り返しの再読はしないんだろうなぁ、とも思ったりもした。

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2017/10/14

ホーチミンの日本語書籍売り場にたまたまあったので買いました。 ラオスも退屈そうですが、ホーチミンも退屈でした。 が、春樹の紀行文を読みながら、東南アジア特有の生温い風に当たってビールを飲むホーチミンの夜は最高でした。

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2017/07/22

ラオス旅行で行こっかな~、とぼんやり考えてる時に、たまたまこのタイトル見かけたので。久しぶりに読んだ春樹だったけど、やっぱ好きだな。文体の柔らかさ。 アイスランドとギリシャの島が気になった。行きたいなー。でもアイスランド物価高いつってるからなー。

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2017/07/18

村上氏の小説は毎年ノーベル文学賞がどーのこーのと騒がれているけれど、正直私はそれらの小説よりもこの作品のような紀行文のほうが好きである。 村上氏独特の言い回しも、エッセイのような柔らかい雰囲気にはすごく合っていると思う。(カッコ)付きで付け足される感想もクスリと笑えてすごくいい。...

村上氏の小説は毎年ノーベル文学賞がどーのこーのと騒がれているけれど、正直私はそれらの小説よりもこの作品のような紀行文のほうが好きである。 村上氏独特の言い回しも、エッセイのような柔らかい雰囲気にはすごく合っていると思う。(カッコ)付きで付け足される感想もクスリと笑えてすごくいい。 これからもきっと村上氏のエッセイや紀行文は読むと思う。 2017/07

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2017/07/09

紀行文てやはり面白いです。 アメリカの音楽とかのことは、知識がなくよくわからなかったから、星を少なめにしました。 それにしてもいろんなところに行かれている。 著名な人は海外もよく行かれているのね。

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2017/05/10

村上春樹がこの20年ほどの間に訪れた世界の各所について、雑誌などに書いたものをまとめた紀行文集。 ボストンでのランニングについて。 「すかすかランド」アイスランド旅行記。 アメリカ東西2つのポートランドのグルメ事情。 かつて滞在したギリシャの島への再訪記。 NYのジャズクラブに...

村上春樹がこの20年ほどの間に訪れた世界の各所について、雑誌などに書いたものをまとめた紀行文集。 ボストンでのランニングについて。 「すかすかランド」アイスランド旅行記。 アメリカ東西2つのポートランドのグルメ事情。 かつて滞在したギリシャの島への再訪記。 NYのジャズクラブについて。 シベリウスとカウリスマキの国フィンランド。 旅行とは何か、のラオス紀行。 ボストンでのおすすめの過ごし方。 アルファロメオとワインを楽しむトスカナ。 漱石とくまモンの「するめクラブ」in熊本。 …というのがそのラインナップ。 内容や訪問先に統一感はあまりないけれど、村上春樹らしいスタンスというか視点が一貫して感じられるので、違和感はなし。 各地の様子がきちんと伝わってくるし、気楽に読めるし、ところどころにフムフムと思わせる言葉があって、お得に楽しめる本。 やっぱりラオス編がいちばん面白かったです。

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2017/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルが前々から気になっていてやっと手にすることが出来た作品。 ラオスの紀行文集だと勝手に思っていました。 実際には世界各地の紀行文集で旅行行きたくなりました。 個人的に気になったのがアイスランド。 今まであまり意識した事は無かったのですが この紀行文を読んで無償に行きたくなりました。 海外で温泉に入れるのって素敵ですよね。 最後に「ラオスにいったい何があるというんですか?」という問いの 答えのようなものが書いてありますがその答えが分からないから わざわざその場所に行くのだということ。 旅行に行けば絶対に「何か」を見つけられるということ。 改めてそんな単純なことを思い出させてくれました。 今小さい子供が4人もいて5人目が妻のお腹の中にいて旅行どころの騒ぎでは 全く無いのだけれどいつか家族旅行にまた行ける日を夢見て頑張りたいと思います。

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2017/01/25

タイトルはラオスなのだけど、中身は世界各地の紀行文。ラオスはその中の1章でしかない。それはルアンパバーンの町1つだけ。これを読んでラオスがわかることもないし行きたくなることもない。無味無臭である。 ちなみに自分はまだ発展途上の10年以上前に南からラオス縦断1ヶ月ほど旅行した経験が...

タイトルはラオスなのだけど、中身は世界各地の紀行文。ラオスはその中の1章でしかない。それはルアンパバーンの町1つだけ。これを読んでラオスがわかることもないし行きたくなることもない。無味無臭である。 ちなみに自分はまだ発展途上の10年以上前に南からラオス縦断1ヶ月ほど旅行した経験があります。

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2017/01/22

センスよくセレクトされた物や知識のこだわりは、私と重なるところが多々あり、素直に共感できるが、いざ人間の内面や矛盾…と言った部分となると村上春樹さんには全く共感出来ない。知識のベールに包まれた内面をさらけ出す迄は、ノーベル賞の受賞はないと思う。

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2017/01/13

村上春樹の旅エッセイ集。小説とはうってかわって、旅で訪れた場所の印象を淡々と語る。この人はランニングとワインをこよなく愛するようだ。 題名の語源は、ラオスに行く際に中継地のベトナムで現地の人から問いかけられた言葉。著者は一瞬返答に窮したようだが、こう語る。「いわれてみれば、ラオ...

村上春樹の旅エッセイ集。小説とはうってかわって、旅で訪れた場所の印象を淡々と語る。この人はランニングとワインをこよなく愛するようだ。 題名の語源は、ラオスに行く際に中継地のベトナムで現地の人から問いかけられた言葉。著者は一瞬返答に窮したようだが、こう語る。「いわれてみれば、ラオスにいったい何があるというのだろう?でも実際に行ってみると、ラオスにはラオスにしかないものがあります。当たり前のことですね。旅行とはそういうものです。そこに何があるか前もってわかっていたら、誰もわざわざ手間暇かけて旅行になんて出ません。」 世界各国の旅がつづられているのだが、個人的には熊本が印象的だった。海の上に浮かぶ赤崎小学校と阿蘇のトピアリー。いつか訪れたい。

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