1,800円以上の注文で送料無料

この世にたやすい仕事はない の商品レビュー

3.8

196件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    74

  3. 3つ

    51

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2016/08/22

学校を卒業後長く勤めた仕事を体調をくずしてやめ、次の仕事を探している主人公。紹介された仕事は、ちょっと変わった仕事。それぞれの仕事で色々考えてさせられ、自分がやるべき仕事に近づいていく。 奇妙な仕事のなかで、小さな謎を解きながら人間を観察し自分を見つめる。最後に明かされる最初の...

学校を卒業後長く勤めた仕事を体調をくずしてやめ、次の仕事を探している主人公。紹介された仕事は、ちょっと変わった仕事。それぞれの仕事で色々考えてさせられ、自分がやるべき仕事に近づいていく。 奇妙な仕事のなかで、小さな謎を解きながら人間を観察し自分を見つめる。最後に明かされる最初の仕事に納得した。

Posted byブクログ

2016/08/21

いろいろな仕事があるもんだ。楽しみながら全力を尽くす彼女は偉い。私にできるのは最初のビデオ見るのくらいかな。

Posted byブクログ

2016/08/20

面白かったです。実際こんな仕事はないけど、どこかにはあるのかもしれないと思わせるくらいリアルでした。主人公は真面目で向上心もあって、求められる(そして給料)以上の仕事をしてしまう人なんだなと。1番面白かったのは「大きな森の小屋での簡単なしごと」。「オフレコ多いな!」のツッコミに笑...

面白かったです。実際こんな仕事はないけど、どこかにはあるのかもしれないと思わせるくらいリアルでした。主人公は真面目で向上心もあって、求められる(そして給料)以上の仕事をしてしまう人なんだなと。1番面白かったのは「大きな森の小屋での簡単なしごと」。「オフレコ多いな!」のツッコミに笑ってしまいました。あと「おかきの袋のしごと」での主人公の心情は凄く理解できました。津村さんの本は「あーこういうことってあるよなー」ということが詰まっていていつも共感できます。

Posted byブクログ

2016/08/20

とてもとても面白いお話だった。 主人公は、燃え尽き症候群のようになって前職を辞めた30代半ばの女性。「コラーゲンの抽出を見守るような仕事」。わかるようでわからないけれど、わかる気がしてしまうのは、私も疲れているのだろうか。 相談員の正門さんがすすめてくる仕事が絶妙で。この人は...

とてもとても面白いお話だった。 主人公は、燃え尽き症候群のようになって前職を辞めた30代半ばの女性。「コラーゲンの抽出を見守るような仕事」。わかるようでわからないけれど、わかる気がしてしまうのは、私も疲れているのだろうか。 相談員の正門さんがすすめてくる仕事が絶妙で。この人は何もかもすべてわかった上で仕事をすすめているのかと思ってしまう。こんなふうにそっと見守ってくれる人がいたら、どんなにか心強いだろう。今、こういう人が少ないのかもしれない。 最後の文章が働く私たちすべてに向けてのエール。 この言葉を心に留めておこうと思う。 久しぶりに何度もじっくり読み返した。

Posted byブクログ

2016/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白い! 主人公は著者の分身でもあるのか、 自信の無さがとても魅力的。 「ないと思ったらある、なくしてしまうと本当になくなる。 なんなのか。」という意味不明なキーワードから 不思議小説へと劇的に展開するのかと思いきや 何もなかったり、 他人であるハローワークの職員が 「今のあなたには仕事と愛憎関係に陥ることはおすすめしません。」と 核心をついてきたり、 どこまでも独自の世界。 かつて朝日新聞の書評で、 のちに芥川賞を獲得することになる作家の 著書をほめちぎる言葉として、 「性愛や恋に逃げていない」というものがあったと記憶しているが、 実際にその著書を読むと色恋が物語の核になっていた。 ながらくのこと、”若い女性にきわどい内容を書かせれば売れる” という法則があって、 出版業界はそれにおもねっていた。 「色恋が生活の核だから書かざるをえない」という作家もいるが、 この著者は違う。 ものの見事に色恋がどこにもない。 物語を読み進めて半分くらいまで、 主人公が男性であると勘違いしてしまったほどだ。 それでいて、わずかではあるが社会のダークサイドにも 入り込んでいる。 素晴らしい。

Posted byブクログ

2016/08/23

面白かった! ツッコミもいちいちツボに入る。 でも働くことを考えさせられる深い一冊。 「この世にたやすい仕事はない」 どんな仕事であろうと仕事への向き合い方で大きく変わってくる。 向き合いすぎて自分自身を追い詰めすぎても 壊れてしまう。 その距離感は人それぞれ。 働く=賃金を得...

面白かった! ツッコミもいちいちツボに入る。 でも働くことを考えさせられる深い一冊。 「この世にたやすい仕事はない」 どんな仕事であろうと仕事への向き合い方で大きく変わってくる。 向き合いすぎて自分自身を追い詰めすぎても 壊れてしまう。 その距離感は人それぞれ。 働く=賃金を得る、生活を成り立たせる あくまでそこがベースなのだろう。 そのうえで結果を出していく。 時には自分自身の限界を受け入れる勇気も必要なのかもしれない。

Posted byブクログ

2016/08/12

2016/08/12 ツッコミがいちいち面白いのと、仕事内容が無さそうでありそうな絶妙な感じなのが良かった。 ラストもキレイにまとまっていて、やっぱり頑張るしかないよな、という気にさせられた。

Posted byブクログ

2016/08/03

ピンク色の題字に惹かれて読んでみたけど、なんか深い話だったな~ 短期でパートの職を転々とするんだけど、どれもとても変わってる仕事だった。 私にはどれも大変だろうなって思う。バスのはいいかな。 最後の公園の話は、面白くて一気に読めた。 不思議な話だったけど、そういうものなんだろう...

ピンク色の題字に惹かれて読んでみたけど、なんか深い話だったな~ 短期でパートの職を転々とするんだけど、どれもとても変わってる仕事だった。 私にはどれも大変だろうなって思う。バスのはいいかな。 最後の公園の話は、面白くて一気に読めた。 不思議な話だったけど、そういうものなんだろうなって感じです。

Posted byブクログ

2016/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どの話も、最初は物珍しい仕事で、面白く読み始めるが途中からなんとなく流れが変わり、面白くなくなり、惰性で進んでいく感じ。 最初の面白さが続いたらよかった。

Posted byブクログ

2016/07/02

面白かった。 いつもロマンスの要素など全く期待して読まない私だが、今回はもう少しほっとしたい、ほっとする要素として恋愛的な展開を期待してしまった。 それは、主人公の36歳という年齢から来てるのかもしれない。

Posted byブクログ