中野のお父さん の商品レビュー
北村薫さんの新シリーズですが、円紫さんと私やベッキーさんに通じる日常の謎を解いていく形。今回は娘さんが出版社勤務。文学上の様々なちっちゃな謎もポツポツでてくる。解釈の多様性こそ文学の醍醐味、同感です。短編の並び方も、相変わらず秀逸。中野のお父さんのように人生を楽しみ、知識が増えて...
北村薫さんの新シリーズですが、円紫さんと私やベッキーさんに通じる日常の謎を解いていく形。今回は娘さんが出版社勤務。文学上の様々なちっちゃな謎もポツポツでてくる。解釈の多様性こそ文学の醍醐味、同感です。短編の並び方も、相変わらず秀逸。中野のお父さんのように人生を楽しみ、知識が増えて、多様な解釈ができる教養の幅を持ち、フォー・オクロックからの人生も豊かに生きたいものです。2016.5.31読了。
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かわいらしいお話 ちっちゃなミステリーがたくさん詰まった本 家族の仲良しほのぼの感もいい お父さん 占い師になれるんじゃない?(笑
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やはり北村薫、さすがの北村薫。上手。 帯に新シリーズ、とあったので、まだまだ、この二人の活躍が読めるんだろうな、とウキウキワクワク、あまり表に出てこないお母さんのセリフが増えるといいなあ。 円紫さんシリーズと構成、コンセプトは同じなのかもしれないけれども、文学少女から、編集者では...
やはり北村薫、さすがの北村薫。上手。 帯に新シリーズ、とあったので、まだまだ、この二人の活躍が読めるんだろうな、とウキウキワクワク、あまり表に出てこないお母さんのセリフが増えるといいなあ。 円紫さんシリーズと構成、コンセプトは同じなのかもしれないけれども、文学少女から、編集者ではあるけれども体育会系の女性に主人公が変わったことで、文体が軽妙な雰囲気、この文体が次から次へとページを繰らせる。また、日常の謎も、文体にマッチした感じ。 円紫さんシリーズと並べると、昔の少女漫画によく合った、文学青年と運動部のキャプテンに挟まってしまった恋、みたいな感じになってしまう。 軽い感じで読み進められるんだけど、必ず、立ち止まらされる一行、一言、うまい!とうなる描写がある。その一行、どこかで使おう、と思いながら、次の作品を早く読みたい。
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「謎をレンジに入れてボタンを押したら、たちまち答え」てくれる 国語教師の父と編集者の娘が主人公。 「夢の風車」「幻の追伸」「鏡の世界」「闇の吉原」「冬の走者」「謎の献本」「茶の痕跡」「数の魔術」の八つの物語。 これぞ北村薫!円紫さんシリーズを思い出させるテイストで 本の中では、思...
「謎をレンジに入れてボタンを押したら、たちまち答え」てくれる 国語教師の父と編集者の娘が主人公。 「夢の風車」「幻の追伸」「鏡の世界」「闇の吉原」「冬の走者」「謎の献本」「茶の痕跡」「数の魔術」の八つの物語。 これぞ北村薫!円紫さんシリーズを思い出させるテイストで 本の中では、思いがけず大好きな作家さんとの出会いもあり。スペシャルサンクスのため星5
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日常の謎、新シリーズ。編集者の娘と国語教師の父。そのお父さんが、娘が持ち込む謎をあっという間に解いてしまう。すごく仲の良い親子でうらやましくなった。 まだ円紫さんシリーズほどハマれてないけど、続編楽しみです。
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「日常の謎」の北村薫さんらしい、面白い本でした。なんか嬉しくなります。 この頃の北村薫さんの小説は、日常の謎解き、人が向き合う現実、魅力ある会話のテンポ、が蘇っている。 一時期 北村薫さんが好きな小説家の1番でなくなってきたときの寂しさは何処へやら。 「北村薫さん、まだまだ、大...
「日常の謎」の北村薫さんらしい、面白い本でした。なんか嬉しくなります。 この頃の北村薫さんの小説は、日常の謎解き、人が向き合う現実、魅力ある会話のテンポ、が蘇っている。 一時期 北村薫さんが好きな小説家の1番でなくなってきたときの寂しさは何処へやら。 「北村薫さん、まだまだ、大丈夫だよ」って自分に伝えた。 北村薫さんの本を手に取ることが愉しみ。 待ち遠しい未来があるってステキだ。 さて、本小説は、円紫さんではなく、中野に住むお父さんが、娘の謎解き役。 うんちくのくだりは少なめがいい。 何気なく、「気がつかないの?」的な謎解きがいい。 面白い小説でした。
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- ネタバレ
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中野のお父さんなるほどね〜。 国語の授業みたいかな。 定年まじかの国語教師のお父さん。 さっくり読めるんだけど。 深く考えさせられて、楽しい。 読んでいるの。がぁ。 エイプリルフール、ダッフィーちゃん。 『闇の吉原』『謎の献本』は難しいぃ。
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北村さんの作品の登場人物が好きだ。 生き生きと描かれていて、悪人があまりいない。 会話の様子も読んでいてとても楽しい。 文学作品に対する造詣も深く、物事を多面的に見ている様子に、答えは一つじゃないと知っていることが人を深くするんだろうなと思わせてくれる。
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北村薫の日常に潜むミステリがすきだ。 怖くない 人が死なない 血も流れない けど、充分にワクワクさせられ 存分に楽しまされる 臆病モノでも、 怖がらずに読むことができる そんな謎解き。 おとうさんとムスメのホンワカっぷりがまたいいんだなぁ。
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