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中野のお父さん の商品レビュー

3.6

106件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2015/09/29
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出版社勤めの娘と高校国語教師の父。この父が博学でまるで「パパはなんでも知っている」みたい。 ちょっとした日常の謎も父に相談すると,たちどころに解決。アームチェアディテクティブの一種かな? 落語の中に出てくる俳句の謎、ダッフィーの謎などおもしかった。最後の話がちょっと陰惨でミステリーらしくて全体を引き締めていた。面白かった。

Posted byブクログ

2015/09/23
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主人公である出版社に勤める体育会系な文芸編集者の娘である、田川美希と美希と定年間際の高校国語教師の父が日常の謎解きをする、8つの作品を収録した連作短編集。東京都の中野区在住だから中野の父なのかと読了後に気づく。この作品は出版社にまつわる日常ミステリーをテーマにしているため、謎解き以外にも文学の勉強になるので一石二鳥な作品。美希の父も個性的だが、出版社のメンバーも個性的で読んでいて楽しい。是非、シリーズ化してほしい作品である。

Posted byブクログ

2015/09/22
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北村薫さんらしいミステリー 無神経にあまり考えずにいたら、通り過ぎちゃうような謎 そこまで掘り下げるの!というほど掘り下げていたり ちょっとついていけない推理も少しあったりして(^^;; 表紙が益田ミリさんというのが、よかったな

Posted byブクログ

2015/09/21

北村薫の新シリーズ開始。円紫さんシリーズのような日常の謎を解いていく物語。父親と娘の関係がすごくいい。

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2015/09/13

知的好奇心を刺激しつつなんともいえない温かな、優しい気持ちにしてくれる、本当にステキな一冊。 父は娘を心から愛し、娘は心から父親を信頼している。 これは理想、理想の父娘。べたべたとしているのが愛情ではない、という事をさらりと教えてくれる。大切なのは相手に対しての思いやりと尊敬。こ...

知的好奇心を刺激しつつなんともいえない温かな、優しい気持ちにしてくれる、本当にステキな一冊。 父は娘を心から愛し、娘は心から父親を信頼している。 これは理想、理想の父娘。べたべたとしているのが愛情ではない、という事をさらりと教えてくれる。大切なのは相手に対しての思いやりと尊敬。これって親子だけじゃなく、距離の取り方が難しくなってる人付き合いすべてに当てはまること。 心が疲れた時にふと読み返したくなる、そんな大切な一冊になるはず。

Posted byブクログ

2015/12/07
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推理。出版社に勤める娘。父は教師で謎解きマン。どうしても「出版社に勤めている」ということろで≪円紫さんとわたし≫のあの子がよぎってしまって、そうなるとどうしても向こうのほうが…と思ってしまう。今年シリーズの新作を呼んだだけに。ぐぅ。

Posted byブクログ