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中野のお父さん の商品レビュー

3.6

107件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    38

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

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2015/11/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日常の謎 出版社に勤める娘が国語教師の父親に謎を解いてもらいます。 ほんわかした感じさくさく読めます。 ちょっと文学論的になり過ぎな気もしますが、 それも含めて北村薫さんなのかな。

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2015/11/08

一気読みでした。 編集者の仕事をしていて、ふと出会ってしまう謎を 高校の国語教師をしている父親に話すと またたく間に謎がスルスルと解けちゃう。 視点を変えること、様々な知識に裏付けられた確かな推理がお見事です。 親娘のほのぼのとした交流も和みます。

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2015/11/07

父と娘のほっこりムードの日常の謎ミステリ。ささやかな謎ではあるけれど案外と盲点で、「そうだったのか!」と膝を打ってしまう真相。そして文芸に関するさまざまな考察も楽しい一冊です。 お気に入りは「幻の追伸」。こういうおちゃめな謎もいいですねえ。くすりと笑えるし、しゃれていて素敵。

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2015/11/03

出版社に勤める娘と高校の国語教師の父。日々の生活の中で「あれ?」「おや?」と思ったことを父に話すと、あっという間に謎が解かれる。 北村薫お得意のパターン。まるで伝統工芸のように、きれいに納まるところに納まっているという感じです。1話ごとの分量も少なめなので、より一層精錬された感じ...

出版社に勤める娘と高校の国語教師の父。日々の生活の中で「あれ?」「おや?」と思ったことを父に話すと、あっという間に謎が解かれる。 北村薫お得意のパターン。まるで伝統工芸のように、きれいに納まるところに納まっているという感じです。1話ごとの分量も少なめなので、より一層精錬された感じがあります。 出版社が舞台なので文学的謎もあるのですが、短くまとめられつつ読み応えがあります。出典を詳らかにして、謎に迫っていく行程すら美しく楽しいです。こういう本の読み方を教えてもらえたら楽しいでしょうね。 父と娘の関係がベタベタした感じでなくどこかサバサバしつつも、信頼と愛情で繋がっている様が素敵です。北村作品としては珍しく体育会系の娘というのもアクセントになっていますね。

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2015/11/24

出版社に勤める美希と、彼女の父である“中野のお父さん”が日常ミステリに立ち向かう。 “中野のお父さん”は「定年間近のお腹の出たおじさんで…パンダみたいにごろごろしている、ただの《オヤジ》」な風貌でありながら、「謎をレンジに入れてボタンを押したら、たちまち答えが出たみたい」に謎を解...

出版社に勤める美希と、彼女の父である“中野のお父さん”が日常ミステリに立ち向かう。 “中野のお父さん”は「定年間近のお腹の出たおじさんで…パンダみたいにごろごろしている、ただの《オヤジ》」な風貌でありながら、「謎をレンジに入れてボタンを押したら、たちまち答えが出たみたい」に謎を解き明かしてしまう。美希にとって善き相談役のお父さんとの関係は読んでいてほっこりします。 出版社で奮闘する女子社員の世界が垣間見えるお仕事本として、次から次へと作品や引用が登場するのでブックリストとして、父娘の関係を描いた家族本として…様々な角度で楽しめました。 積読本を道中のお供にして、実家の父親に会いに行こうかな…。 ~追記~ 読んだ翌週に行ってきました。

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2015/10/27

日常の謎を解くシリーズは円紫さんシリーズ以来。 美希とお父さんの謎解きです。 ライトな風合いですが、出版部のあれこれも出ています。 読んでいて楽しい一冊となりました。 シリーズ化しないかな。

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2015/10/29

新人賞候補者からの思いがけない一言は? 大物作家宛ての手紙に愛の告白? 若き体育会系文芸編集者の娘と 定年間近の高校国語教師の父が 出版界で起きた様々な「日常の謎」に挑む1冊。 ここのうちのお父さん、すごい。 そして父娘の仲の良さも、すごい。

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2015/10/25

北村薫は円紫さんと私シリーズしかまともに読んでないので、そういう人なのかなとお思いましたけど、あちらより少し軽い感じでいて、やっぱりおもしろくて満足です。

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2015/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本にまつわる優しいミステリー。 博覧強記の“お父さん”が謎を解く。 次々に必要な文献が出てくるお父さんの蔵書。 すごい。

Posted byブクログ

2015/10/23

出版社で働いている娘と国語教師をしている父親が日常の謎をといてゆく、ライトな口当たりのミステリー。円紫さんと私のような雰囲気。 本好きの人にはたまらない出版社ネタもありぐっとくる。シリーズ化すればいいなと思います。

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