生きるぼくら の商品レビュー
『生きるぼくら』読了。 久しぶりの読了投稿!6月の家出(?)騒動の時に唯一持ち出せた本。自活することになるまでのこの3ヶ月間の間にゆっくり読んでいました。 ひきこもりをしていた人生くんが蓼科で米作りを通して成長する話です。周囲の人たちを頼り殻を破る姿をなんとなくここ最近の自分と重...
『生きるぼくら』読了。 久しぶりの読了投稿!6月の家出(?)騒動の時に唯一持ち出せた本。自活することになるまでのこの3ヶ月間の間にゆっくり読んでいました。 ひきこもりをしていた人生くんが蓼科で米作りを通して成長する話です。周囲の人たちを頼り殻を破る姿をなんとなくここ最近の自分と重ねてしまいました。 周囲の人たちの助けがなかったら私もここまで来れなかったなって思ったよ…ずっと前から家を出て自活したいとずっと思っていた。嫌な出来事がたくさん続いたが良い機会だと思った。私もいろんな人の手を借りて成長したいな〜って思いました。 辛い時期に読むことができてよかった。思い出の本になりました。 2023.10.4(1回目)
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久しぶりに読んだ小説。原田マハさんは初めて読んだが、この作品は現代のテーマを織り込んだ見事な作品だった。 認知症、介護職、ひきこもり、離婚、母子家庭など。。。それを見事に乗り越えていく姿に心を打たれました!どんな人も読んで欲しい一冊。
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全日本人に読んでほしい! まぁ、こんなふうに簡単にはいかないだろうけど子どもも大人も、介護に苦しんでいる方も農家の方も、ひきこもりやそれを見守る家族の方、みんなに読んでほしい。 何かのきっかけになるような気がします。 日本人の良さと、今日本が抱えている問題が上手く描かれている作...
全日本人に読んでほしい! まぁ、こんなふうに簡単にはいかないだろうけど子どもも大人も、介護に苦しんでいる方も農家の方も、ひきこもりやそれを見守る家族の方、みんなに読んでほしい。 何かのきっかけになるような気がします。 日本人の良さと、今日本が抱えている問題が上手く描かれている作品だと思いました。 人ってなんだかんだ言ってこうやってみんな繋がってるんだよなー 本当にあたたかい作品でした。
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引きこもりだった人生が蓼科での生活や米作りを通して人間性が変わる事に感心した。 田端さんの認知症の方に小さな希望を持って毎日接する事が大切っていう会話場面が心にきた。 何気なく食べてた米に感謝して食べようと思った!
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訳あってひきこもりだった主人公が、ある出来事をきっかけに、生きてゆくため、かつて大好きだった蓼科のマーサばあちゃんを訪ねる。ばあちゃんが愛してた米作りや、取り巻く人々を通じて成長してゆく話。 絵に描いたような安心感があるストーリーを読んだのは久しぶりで、昔、わたしはこういう物語が好きだったんだよなあという、小学生時代のピュアな感覚を取り戻すような気持ちになりました。 それでもやっぱりマハさん。 物語のきっかけとなる年賀状を誰が送ったのか、というところは、少しミステリアスな要素を抱えたまま物語は終盤を迎え、そして、その結末は思わず少し大人で、心がぎゅうっと、じんわりする、あたたかいお話でした。 血の繋がりも家族だし、血の繋がりじゃないものも家族だし。 蓼科はすごくよい気が流れているなあと感じていたので、久しぶりに行きたいなあということも思い出させてくれる本でした。
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まず何と言ってもやっぱり読みやすいし親しみやすい。言葉の使い方なのかな? でも情景は浮かんでくるし、登場人物の感情も繊細に伝わってくる。 自然の美しさも伝わってくるし、想像しやすい。 人生の人生の話。お米の話。家族の話。 こんなにも梅干しおにぎりを食べたくなってしまう小説が他にあるのかな?笑 マーサさんが話すお米の話自体が面白い。 お米が育つ過程が人生そのものを表しているということ。 手を加える(手を貸す)ことだけが優しさなのではなく、時には見守り、信じてそのもの(人)の強さや生命力を信じること。 これって親子関係にも言えることだな〜って思った。 私もついつい心配からだけど、子供達がすることにいちいち反応して注意したりとか、やらせてみればできるかもしれないのに、やさせてみないとか…。 これって信頼してないってことだよなって思った。 子供が心配なのはわかるけど、その子を1人の人間として尊重して信頼してあげてもいいのかなって。間違えたら教えてあげる。命の危険になるようなことだけ取り除いてあげておけばいいのかなって。 なかなか難しいけど、そんな関係に娘たちとなっていきたいなと思いました。 最後、年賀状の送り主がわかった時は泣いた。 素敵なパパだった。もちろんママも。 いろんな親子関係があるけど、子供を大切に思わない親なんていないよね。 まずは自分を大切にして、一生懸命に、丁寧に生きること。信頼こそが愛。 読み終わった後、心がぽかぽかする温かい小説でした。
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引きこもりだった青年が、ある日今までご飯の用意などをしてくれていた母親が家を出て行き、このままでは…と思い始め変わっていくお話。 人との関わり合い、お米作りなどを経験して成長していく 周りにかっこいい大人がいるっていうことは大事 お米作りって本当に大変 感謝して食べなくてはいけな...
引きこもりだった青年が、ある日今までご飯の用意などをしてくれていた母親が家を出て行き、このままでは…と思い始め変わっていくお話。 人との関わり合い、お米作りなどを経験して成長していく 周りにかっこいい大人がいるっていうことは大事 お米作りって本当に大変 感謝して食べなくてはいけない っていうか日本国民全員米作りを経験するべきだと思う笑 人が作ったおにぎりって美味しいよね 私も久し振りに作りたくなった
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お米づくりを通じて成長する、麻生人生24才引きこもりの物語。 引きこもり、介護、米作り 興味のないジャンルだなと思いながらも 読み進めてみたら、思いの外よかった。 どうしようもなかった麻生人生の成長に心があつくなり、母親との再会のシーンでは涙が流れた。 人との関わりを大切に...
お米づくりを通じて成長する、麻生人生24才引きこもりの物語。 引きこもり、介護、米作り 興味のないジャンルだなと思いながらも 読み進めてみたら、思いの外よかった。 どうしようもなかった麻生人生の成長に心があつくなり、母親との再会のシーンでは涙が流れた。 人との関わりを大切にするっていいな、美味しいおにぎりが食べたいなと思った作品。
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前半、暗い人生が細やかに描写される。後半、人生が明るくなっていく。くすぐったい展開や伏線回収も多く、少し出来すぎかな、と感じながら読み進めたが、よく考えると人生で起こる事件やその結末に当事者たちの解釈が加わったとき、意外とそんなものかもしれない。
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お米の花は初めて知りました。 御射鹿池に行ってみたくなりました。 東山魁夷画伯の物語を書いていただきたいなぁ…
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