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生きるぼくら の商品レビュー

4.2

762件のお客様レビュー

  1. 5つ

    309

  2. 4つ

    261

  3. 3つ

    122

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2023/10/28

泣けました。何回も泣けました。 主人公に関わる人々が温かすぎて、じんわり泣けました。 今まで、10冊近く原田マハさんの作品を読みましたが、そのほとんどで泣いている気がします(笑) ちょうど、長野県でのキャンプ中に読んだこともあり、自然の素晴らしさ、過酷さ、人々の温かさが身に沁み...

泣けました。何回も泣けました。 主人公に関わる人々が温かすぎて、じんわり泣けました。 今まで、10冊近く原田マハさんの作品を読みましたが、そのほとんどで泣いている気がします(笑) ちょうど、長野県でのキャンプ中に読んだこともあり、自然の素晴らしさ、過酷さ、人々の温かさが身に沁みました。 そして、母や妻が作ってくれる「おにぎり」を思い出しました(笑)

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2023/10/26

生きることの原点を教えてくれる本でした。 自然界における人間の動物的な最低限で最大限の”生きる”を感じました。 生きていく上で、嫌なことに向き合わないといけない時もある。 そんな時にこそおすすめの本だと思います。 自分もかっこいい大人になりたいなぁ

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2023/10/15

 新たな「人生」を踏み出そうとしている人に読んでほしい一冊だった。「引きこもり」や「認知症」という現代的な問題と「米作り」という伝統的なものを掛け合わせるのは斬新だった。原田マハ先生の風景描写は見事なもので田舎の自然豊かで緑に溢れた光景が容易に想像できた。  ただ個人的には物語の...

 新たな「人生」を踏み出そうとしている人に読んでほしい一冊だった。「引きこもり」や「認知症」という現代的な問題と「米作り」という伝統的なものを掛け合わせるのは斬新だった。原田マハ先生の風景描写は見事なもので田舎の自然豊かで緑に溢れた光景が容易に想像できた。  ただ個人的には物語の展開が想像できてしまい退屈してしまうこともあったので、娯楽として物語の起承転結を楽しんでいる人にはあまり向かないかもしれない。

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2023/10/11

 タイトルと表紙の絵が素敵で、思わず抱きしめたくなった。この本を必ず読破したい。と素直に思った。  紹介文に、いじめ。引きこもり。の記載があり、読むのがしんどいかな。と少しためらった。思い切って読み始めると、そのあたりの描写はかなり少なく、さらっと読み進めれば苦しくなかった。あ...

 タイトルと表紙の絵が素敵で、思わず抱きしめたくなった。この本を必ず読破したい。と素直に思った。  紹介文に、いじめ。引きこもり。の記載があり、読むのがしんどいかな。と少しためらった。思い切って読み始めると、そのあたりの描写はかなり少なく、さらっと読み進めれば苦しくなかった。あっという間に物語へ引き込まれていく自分がいた。  「お米の一生は人の一生に似ているのよ。稲作ってすごい仕事。皆が大好きなご飯(お米)を作る仕事。何よりも素晴らしいことなんじゃないかしら。」おばあちゃんの言葉が大好きになった。  土、草、水に触れ、日光を浴び、体を動かす。自然の恵みを思う存分味わうことができ、周りの人達に感謝できる仕事は、人が欲している根本的なことを教えてくれる。そう強く思った。  私自身、いじめられた経験がある。主人公(人生)の気持ちが刺さるほど分かった。がらりと変わった環境へ身を置いたことで、ぐっすりと眠れるようになり、呼吸をして生きてる。という感覚を全身で感じた過去がある。  人生、つぼみ、純平。人生に行き詰まった若者達が、おばあちゃんと稲作を通して確かな手ごたえを掴んでいく。その過程に感極まるものがあった。  人は、年収、肩書、一等地にある住まい等。どうしても見栄えがするものに、気持ちが傾きがちだ。人が本当に輝ける場所は、この物語にある世界なのだと思った。

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2023/10/07

「いじめ」、「離婚」、「親の失踪」という 冷酷な体験ばかりの引きこもりの 主人公、麻生人生の成長物語り。 成長しての過程で、「人との出会い」、「守るべき存在」、「無性の愛」の大切さに気づかされた。 原田さんの作品には、4回も泣かされました。笑

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2023/10/04

『生きるぼくら』読了。 久しぶりの読了投稿!6月の家出(?)騒動の時に唯一持ち出せた本。自活することになるまでのこの3ヶ月間の間にゆっくり読んでいました。 ひきこもりをしていた人生くんが蓼科で米作りを通して成長する話です。周囲の人たちを頼り殻を破る姿をなんとなくここ最近の自分と重...

『生きるぼくら』読了。 久しぶりの読了投稿!6月の家出(?)騒動の時に唯一持ち出せた本。自活することになるまでのこの3ヶ月間の間にゆっくり読んでいました。 ひきこもりをしていた人生くんが蓼科で米作りを通して成長する話です。周囲の人たちを頼り殻を破る姿をなんとなくここ最近の自分と重ねてしまいました。 周囲の人たちの助けがなかったら私もここまで来れなかったなって思ったよ…ずっと前から家を出て自活したいとずっと思っていた。嫌な出来事がたくさん続いたが良い機会だと思った。私もいろんな人の手を借りて成長したいな〜って思いました。 辛い時期に読むことができてよかった。思い出の本になりました。 2023.10.4(1回目)

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2023/10/01

久しぶりに読んだ小説。原田マハさんは初めて読んだが、この作品は現代のテーマを織り込んだ見事な作品だった。 認知症、介護職、ひきこもり、離婚、母子家庭など。。。それを見事に乗り越えていく姿に心を打たれました!どんな人も読んで欲しい一冊。

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2023/11/07

全日本人に読んでほしい! まぁ、こんなふうに簡単にはいかないだろうけど子どもも大人も、介護に苦しんでいる方も農家の方も、ひきこもりやそれを見守る家族の方、みんなに読んでほしい。 何かのきっかけになるような気がします。 日本人の良さと、今日本が抱えている問題が上手く描かれている作...

全日本人に読んでほしい! まぁ、こんなふうに簡単にはいかないだろうけど子どもも大人も、介護に苦しんでいる方も農家の方も、ひきこもりやそれを見守る家族の方、みんなに読んでほしい。 何かのきっかけになるような気がします。 日本人の良さと、今日本が抱えている問題が上手く描かれている作品だと思いました。 人ってなんだかんだ言ってこうやってみんな繋がってるんだよなー 本当にあたたかい作品でした。

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2023/09/22

引きこもりだった人生が蓼科での生活や米作りを通して人間性が変わる事に感心した。 田端さんの認知症の方に小さな希望を持って毎日接する事が大切っていう会話場面が心にきた。 何気なく食べてた米に感謝して食べようと思った!

Posted byブクログ

2023/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

訳あってひきこもりだった主人公が、ある出来事をきっかけに、生きてゆくため、かつて大好きだった蓼科のマーサばあちゃんを訪ねる。ばあちゃんが愛してた米作りや、取り巻く人々を通じて成長してゆく話。 絵に描いたような安心感があるストーリーを読んだのは久しぶりで、昔、わたしはこういう物語が好きだったんだよなあという、小学生時代のピュアな感覚を取り戻すような気持ちになりました。 それでもやっぱりマハさん。 物語のきっかけとなる年賀状を誰が送ったのか、というところは、少しミステリアスな要素を抱えたまま物語は終盤を迎え、そして、その結末は思わず少し大人で、心がぎゅうっと、じんわりする、あたたかいお話でした。 血の繋がりも家族だし、血の繋がりじゃないものも家族だし。 蓼科はすごくよい気が流れているなあと感じていたので、久しぶりに行きたいなあということも思い出させてくれる本でした。

Posted byブクログ