生きるぼくら の商品レビュー
主人公の人生は米作りを通して、自然に備わっている生き物としての本能、すなわち、生きることをやめない力を信じ、成長していく過程がとても良かった。 人生やつぼみを支える周りの大人たちがとても素敵。所々に心があたたかくなるフレーズが散りばめられており、何度も目頭が熱くなりました。 そっ...
主人公の人生は米作りを通して、自然に備わっている生き物としての本能、すなわち、生きることをやめない力を信じ、成長していく過程がとても良かった。 人生やつぼみを支える周りの大人たちがとても素敵。所々に心があたたかくなるフレーズが散りばめられており、何度も目頭が熱くなりました。 そっと優しく背中を押してくれる作品です。
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農業と子育てって似ているなと感じました。 長い目でみて、信じて、手をかけすぎずに見守る。 そんなマーサさんだからこそみんなが助けてくれるんだろうなと思います。 一番の憧れは志乃さん。発言が的確で行動が速い。自分もそんな人になりたいな。 どんな形でも、家族への愛ってあると思う。...
農業と子育てって似ているなと感じました。 長い目でみて、信じて、手をかけすぎずに見守る。 そんなマーサさんだからこそみんなが助けてくれるんだろうなと思います。 一番の憧れは志乃さん。発言が的確で行動が速い。自分もそんな人になりたいな。 どんな形でも、家族への愛ってあると思う。 親や子へ向ける行動も、自分が気づいていないだけで理由があるのかもしれない。小さなことでもしっかり気づいて、考えることを忘れたくないなと思いました。
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引きこもりから仲間と共にひとつの目標に向かって邁進し、達成感を味わうという大きな経験を得るまでに至った過程、結末に思わず涙してしまいました! 「生きるぼくら」というタイトルはこの物語にぴったりです。 自分の弱さを乗り越えること、大切な人のために信じ続けること、頑張った先に大切な...
引きこもりから仲間と共にひとつの目標に向かって邁進し、達成感を味わうという大きな経験を得るまでに至った過程、結末に思わず涙してしまいました! 「生きるぼくら」というタイトルはこの物語にぴったりです。 自分の弱さを乗り越えること、大切な人のために信じ続けること、頑張った先に大切なものを見つけられる可能性があること等、色んなことを感じました。
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いじめ、引きこもり、認知症という現代社会の問題とスローライフと原始的な米作りという、真逆なものの中に、家族や地域のつながり、人の温かさ、本当に大切なものに気づかせてくれる素敵なお話でした。 梅干し入りのおにぎりが食べたくなりました。
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天気の良いベランダで、マットを引いて横になりながら読んだ。足元には飼っていた猫と。おにぎりが食べたくなって握った。
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泣けました。何回も泣けました。 主人公に関わる人々が温かすぎて、じんわり泣けました。 今まで、10冊近く原田マハさんの作品を読みましたが、そのほとんどで泣いている気がします(笑) ちょうど、長野県でのキャンプ中に読んだこともあり、自然の素晴らしさ、過酷さ、人々の温かさが身に沁み...
泣けました。何回も泣けました。 主人公に関わる人々が温かすぎて、じんわり泣けました。 今まで、10冊近く原田マハさんの作品を読みましたが、そのほとんどで泣いている気がします(笑) ちょうど、長野県でのキャンプ中に読んだこともあり、自然の素晴らしさ、過酷さ、人々の温かさが身に沁みました。 そして、母や妻が作ってくれる「おにぎり」を思い出しました(笑)
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生きることの原点を教えてくれる本でした。 自然界における人間の動物的な最低限で最大限の”生きる”を感じました。 生きていく上で、嫌なことに向き合わないといけない時もある。 そんな時にこそおすすめの本だと思います。 自分もかっこいい大人になりたいなぁ
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新たな「人生」を踏み出そうとしている人に読んでほしい一冊だった。「引きこもり」や「認知症」という現代的な問題と「米作り」という伝統的なものを掛け合わせるのは斬新だった。原田マハ先生の風景描写は見事なもので田舎の自然豊かで緑に溢れた光景が容易に想像できた。 ただ個人的には物語の...
新たな「人生」を踏み出そうとしている人に読んでほしい一冊だった。「引きこもり」や「認知症」という現代的な問題と「米作り」という伝統的なものを掛け合わせるのは斬新だった。原田マハ先生の風景描写は見事なもので田舎の自然豊かで緑に溢れた光景が容易に想像できた。 ただ個人的には物語の展開が想像できてしまい退屈してしまうこともあったので、娯楽として物語の起承転結を楽しんでいる人にはあまり向かないかもしれない。
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タイトルと表紙の絵が素敵で、思わず抱きしめたくなった。この本を必ず読破したい。と素直に思った。 紹介文に、いじめ。引きこもり。の記載があり、読むのがしんどいかな。と少しためらった。思い切って読み始めると、そのあたりの描写はかなり少なく、さらっと読み進めれば苦しくなかった。あ...
タイトルと表紙の絵が素敵で、思わず抱きしめたくなった。この本を必ず読破したい。と素直に思った。 紹介文に、いじめ。引きこもり。の記載があり、読むのがしんどいかな。と少しためらった。思い切って読み始めると、そのあたりの描写はかなり少なく、さらっと読み進めれば苦しくなかった。あっという間に物語へ引き込まれていく自分がいた。 「お米の一生は人の一生に似ているのよ。稲作ってすごい仕事。皆が大好きなご飯(お米)を作る仕事。何よりも素晴らしいことなんじゃないかしら。」おばあちゃんの言葉が大好きになった。 土、草、水に触れ、日光を浴び、体を動かす。自然の恵みを思う存分味わうことができ、周りの人達に感謝できる仕事は、人が欲している根本的なことを教えてくれる。そう強く思った。 私自身、いじめられた経験がある。主人公(人生)の気持ちが刺さるほど分かった。がらりと変わった環境へ身を置いたことで、ぐっすりと眠れるようになり、呼吸をして生きてる。という感覚を全身で感じた過去がある。 人生、つぼみ、純平。人生に行き詰まった若者達が、おばあちゃんと稲作を通して確かな手ごたえを掴んでいく。その過程に感極まるものがあった。 人は、年収、肩書、一等地にある住まい等。どうしても見栄えがするものに、気持ちが傾きがちだ。人が本当に輝ける場所は、この物語にある世界なのだと思った。
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「いじめ」、「離婚」、「親の失踪」という 冷酷な体験ばかりの引きこもりの 主人公、麻生人生の成長物語り。 成長しての過程で、「人との出会い」、「守るべき存在」、「無性の愛」の大切さに気づかされた。 原田さんの作品には、4回も泣かされました。笑
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