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あなたを選んでくれるもの の商品レビュー

4.2

60件のお客様レビュー

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2021/08/26

いちばんここに〜が面白かったので。前回のぶっとびファンタジーから、今度は汗水流して地道に取材したドキュメンタリー。なのにその境がないくらい、むしろリアルだと信じたくないような狂気を感じる場面も。まさに今みたいにSNSやYouTubeがプラットフォーム化する直前にこれを書いておいて...

いちばんここに〜が面白かったので。前回のぶっとびファンタジーから、今度は汗水流して地道に取材したドキュメンタリー。なのにその境がないくらい、むしろリアルだと信じたくないような狂気を感じる場面も。まさに今みたいにSNSやYouTubeがプラットフォーム化する直前にこれを書いておいてくれたことがありがたいし、ネットで遭遇しないリアルを消えゆくタウン誌を起点に出会いを掘り下げていくことで描いたものが、所謂"社会派ライター"が書いた闇じゃなくてミランダジュライのポップさ、良い軽さで表現されてる。この人牡羊座ってきいてほんと納得。度胸と率直さが好き。

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2022/06/28

フリーペーパーに安く自分の物を売ろうと広告を出している人たちへの、筆者の映画作りのためのインタビューと写真。 筆者の覗いた、たくさんのなまの人生を、私も少しだけお裾わけさせてもらった気持ちになれる。人の人生を覗かせてもらうのはとても興味深い。「普通の人」とはなんだろう、と常に思っ...

フリーペーパーに安く自分の物を売ろうと広告を出している人たちへの、筆者の映画作りのためのインタビューと写真。 筆者の覗いた、たくさんのなまの人生を、私も少しだけお裾わけさせてもらった気持ちになれる。人の人生を覗かせてもらうのはとても興味深い。「普通の人」とはなんだろう、と常に思っている身としては特に。 読後もとても好き。 江國香織さんおすすめの本。

Posted byブクログ

2020/02/22

映画脚本執筆の合間に、フリーペーパーの売ります欄に投稿している人にインタビュー。インタビュー受けちゃうってだけで変わり者フィルターが掛かっているのに気づけよミランダ。意味ねぇわコレ。次で最後にしよっと。と、出会ったジョーから目からウロコのミランダ!思わぬ突破口に!これは面白かった...

映画脚本執筆の合間に、フリーペーパーの売ります欄に投稿している人にインタビュー。インタビュー受けちゃうってだけで変わり者フィルターが掛かっているのに気づけよミランダ。意味ねぇわコレ。次で最後にしよっと。と、出会ったジョーから目からウロコのミランダ!思わぬ突破口に!これは面白かったです!

Posted byブクログ

2019/12/20

映画の脚本を書き切れずにいたところで、毎回隅々まで目を通していたフリーペーパー「ペニーセーバー」の「売ります」の広告主へインタビューを始める。 その広告主らは日常的にインターネットを使用しておらず、フリーペーパーを通してしか出会うことのなかった人々との交流から、脚本、映画の撮影ま...

映画の脚本を書き切れずにいたところで、毎回隅々まで目を通していたフリーペーパー「ペニーセーバー」の「売ります」の広告主へインタビューを始める。 その広告主らは日常的にインターネットを使用しておらず、フリーペーパーを通してしか出会うことのなかった人々との交流から、脚本、映画の撮影までのドキュメンタリー的な内容。 本を読んで涙が溢れる経験を久しぶりにした。 昼食後にそのままお店で読書していて、号泣になりそうだったのでそれ以上読み進めることができなかった。 家に帰って落ち着いて読んで事なきを得たけど、すごく心に残る内容だった。 この本で書かれた脚本は「ザ・フューチャー」という映画になった。そちらも観よう。

Posted byブクログ

2019/02/22

テレビで長嶋有さんが薦めていていつか読もうと思っていた本。 好きだなーと思うところとそうでもないところがあった。男の子の話がいちばん好きだったかな。最後の男性の写真でぐっと来た。津村記久子さんが好きになるというのも分かる気がする。

Posted byブクログ

2019/02/03

台風の翌日家の目の前に丸太が。どかさないと家から出れないので「超めんどい」がミランダは抱えて運び出す。一方他の人には至って普通の穏やかな1日で台風も丸太もなく、ミランダが丸太を抱えているのを見て、「あの人なぜわざわざあんなことしてるの?」ミランダは近くの森っぽい所まで運び終わる。...

台風の翌日家の目の前に丸太が。どかさないと家から出れないので「超めんどい」がミランダは抱えて運び出す。一方他の人には至って普通の穏やかな1日で台風も丸太もなく、ミランダが丸太を抱えているのを見て、「あの人なぜわざわざあんなことしてるの?」ミランダは近くの森っぽい所まで運び終わる。さわやかな達成感と共に、鳥が赤ちゃんを産んだ所に遭遇したりする。自分は丸太に気付くも「うぜえ」と言いながら丸太の上で寝転ぶ。周りに「ばか」と言われ、道を教えられ「こんなこともわかんないの!」と叱られる。ミランダと私は大きく違う。

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2019/01/14

本書の著者は映画の脚本家。脚本を書く合間に(行き詰まり、悶々としていた時に)フリーペーパー「ペニーセイバー」に売買広告を掲載する人たちにインタビューすることを思いつく。電話をかけ、広告に載せた商品を確認しに行き、インタビューをする。カメラマンと共に。ちょっと危険な雰囲気にもなるこ...

本書の著者は映画の脚本家。脚本を書く合間に(行き詰まり、悶々としていた時に)フリーペーパー「ペニーセイバー」に売買広告を掲載する人たちにインタビューすることを思いつく。電話をかけ、広告に載せた商品を確認しに行き、インタビューをする。カメラマンと共に。ちょっと危険な雰囲気にもなることもある。 アメリカの片隅に暮らす、様々な人々。いろんな人生を歩んできた人たちが大切にしている何かを語る。革のジャケット10ドル、インドの衣装 各5ドル、スーツケース20ドル、ウシガエルのオタマジャクシ1匹2ドル50セント、等実に様々なものが掲載されているらしい。生き物が含まれていることにもびっくりするが、売り物になるのか微妙なものも含まれている(気になったら、本書を読んでみてください)。 私には無い感性が刺激された本だった。

Posted byブクログ

2018/12/11

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Posted byブクログ

2018/12/11

筆者ミランダ・ジュライが出会った人にしたインタビューをまとめたエッセイ。同じアメリカ国内に同時代に暮らしながら、自分自身の通常の生活圏にいたら決して出会わない類の人々が存在する。その人達と出会ったときに、何を見て、何を思ったか。 けっきょく、人は同じ?違う?格差?紋切型ではくく...

筆者ミランダ・ジュライが出会った人にしたインタビューをまとめたエッセイ。同じアメリカ国内に同時代に暮らしながら、自分自身の通常の生活圏にいたら決して出会わない類の人々が存在する。その人達と出会ったときに、何を見て、何を思ったか。 けっきょく、人は同じ?違う?格差?紋切型ではくくれない部分をミランダなりにすくいとろうとする試みは刺激的で、映画やドラマのように面白かった。

Posted byブクログ

2018/11/08

フリーペーパーにはえっと思うようなものが売ってある.その売主に突然電話してインタビューするという発想,なかなかできないようで興味深かった.ミランダもインタビューする中で見失っていた自分を取り戻していく

Posted byブクログ