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昨日の海は の商品レビュー

3.4

62件のお客様レビュー

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2016/01/12
  • ネタバレ

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25年前の祖父母の心中事件に隠された秘密とは。残された写真、歪んだ記憶、小さな嘘…。海辺の町を舞台とした切なくてさわやかな青春ミステリー。『文蔵』連載に加筆し書籍化。 南四国の県立進学校の高1。会ったことのない母の姉が東京から戻っきて同居。海の事故で死んだ祖父母の詳細が少しづつ明らかになっていく。無理心中の噂。 芸術写真家の祖父は借金苦で自殺。理由は個展用写真が火事で消失。家に火事の跡はない。祖母が写真をダメにしたようだ。 家にはない写真集がないが、図書館にはあった。 超美女だった祖母のヌード写真。元弟子によるとモデルになってもらうのに2年。古い漁港、山、屋外でのヌード。 祖母の顔は怒っていた。 昔話をしてくれた叔母(カメラの仕事手伝い、ヌードモデルもしていた)は無理心中はどちらかが殺したのかを調べていた。叔母は古いダンボールから銀塩写真を修復していたが、すでに処分。 東京を訪問し、個展のフライヤーを入手。写真の女性は祖母ではなかった。叔母なのでは? 着替えをしていた叔母の裸体を見て、叔母ではない 母がヌードモデルだった。 祖父の遺品のレンズから領収書が出てきた、日付が個展キャンセルの後、次の個展の準備資金を集めていた。 無理心中をしかけたのは祖母。娘達のヌード写真が世間にさらされるのを防ぐために祖父に睡眠薬を飲ませ、無理心中。

Posted byブクログ

2015/12/26
  • ネタバレ

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四国の海に面した町(何県だろう?)での物語。 叔母といとこの少女がやってきたことで、心中したという祖父母の謎が徐々に明らかになっていきます。 これはミステリー小説なんでしょうか?? そして、真実を知ってしまった家族(と叔母一家)は、 小説が終わったあと、どうしたのだろうか、と続きが気になりました。

Posted byブクログ

2015/12/02

母親の姉とその娘と、突如暮らす事になった。 そして、若くしてなくなった祖父母の事が 心中だった事を知る。 無理心中ならば、確かにどちらがどちらを殺したのか 気になってきます。 そしてその理由は…とも考えます。 少しずつ見えてくる、過去のヒント。 最後には、そうか、という納得が。...

母親の姉とその娘と、突如暮らす事になった。 そして、若くしてなくなった祖父母の事が 心中だった事を知る。 無理心中ならば、確かにどちらがどちらを殺したのか 気になってきます。 そしてその理由は…とも考えます。 少しずつ見えてくる、過去のヒント。 最後には、そうか、という納得が。 完全にその可能性を考えていませんでした。 知らなければ、何故、どうして、と困惑や 怒りを覚えるでしょうが、双方立場が違います。 片方は父親ではなく芸術家で 片方は母親のまま。 自分の道を、前を見続けて歩いた祖父。 守るべきものを守った祖母。 夫婦であろうとも、別物です。

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2015/11/20

祖父母を心中で亡くしてる高校生の光介が、叔母とその娘との同居をきっかけに心中の秘密に迫るというお話。ミステリとしても成長物語としても、どっちつかずの中途半端さを感じました。

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2015/10/26

図書館で借りる。海辺の長閑な風景描写の中、そこで確かに生きている人々には穏やかならぬ過去があって。 祖父母の描写をもう少し書き込んでくれてもよかったな。 中高生くらいの夏休みに読みたかった一作。

Posted byブクログ

2015/10/24

のんびりした雰囲気に、ピリッとした緊張感。 こういう小説を読んでいるときに、東京で生活したことがあってよかったなと思う。 2015/9/8読了

Posted byブクログ

2015/10/22

特別なことはなにもない、ふつうの家族だとおもっていた。その夏まで。 叔母といとこの少女がやってきたことで、明らかになっていく祖父母の謎。 ぞくぞくしました。 うまい。 否かの描写もうまかったです。1時間に1本。笑。

Posted byブクログ

2015/10/18
  • ネタバレ

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ーー 平凡な人間だって、他人をひどく傷つけたり、簡単に消えない傷を刻むことができる。人と人が関わるというのは、もともとそういうことなのだ。 ーー 騒ぎ立てて、なにもかも明らかにすることばかりが正しいやり方ではない。 口をつぐんで、知らなかったふりをすることだってできる。 正しいということが、何の力も持たないときだってあるのだ。 ーー 秘密や痛みを抱えていても、目の前の人を気遣い、思いやって生きることはできるのだ、と。それはカメラの前で微笑むことに少し似ている。 (内容紹介) いつも通りの夏のはずだった。その事件のことを知るまでは……。 海辺の小さな町で暮らす高校生・光介。夏休みに入ったある日、母の姉・芹とその娘の双葉がしばらく一緒に暮らすことになった。光介は芹から、心中と聞かされていた祖父母の死が、実は「どちらかがどちらかを殺した」無理心中事件であり、ここで生きていくために事実をはっきりさせたい、という決意を聞かされる。カメラマンであった祖父とそのモデルも務めていた祖母。二人の間にいったい何が起こったのか。 残された写真が語るもの、関係者たちの歪んだ記憶、小さな嘘……。そして真相を追う光介が辿り着いた、衝撃的な事実とは……。 『サクリファイス』『タルト・タタンの夢』などで話題の著者が、海辺の町を舞台に、青年のひと夏の冒険と成長を描く、切なくてさわやかな青春ミステリー。

Posted byブクログ

2015/10/09

ミステリというよりも成長物語?のような。展開はまあまあ面白かったけど全部が中途半端な気がした。 芸術家とは一緒に暮らせないと思った。

Posted byブクログ

2015/09/23
  • ネタバレ

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ミステリーと言うほどでもないかな。 アートとはいえそれなりに成長した自分の娘のヌードを撮影したり公開したりしようとする親の気持ちがわからない。。。 真相が分かった時点で華子さんgoodjobとしか思えなかった(¯―¯٥)

Posted byブクログ