1,800円以上の注文で送料無料

昨日の海は の商品レビュー

3.4

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2016/06/27

四国の海辺の町で暮らす、普通の男子高校生・光介。 突然帰郷した伯母とその娘と暮すことになり、 心中したと聞かされていた祖父母の死の謎が明らかになっていく…。 「切なくてさわやかな青春ミステリー」 帯に惹かれて読みましたが、う~ん、”さわやか”ではないかな…。 芸術家が求めつづけ...

四国の海辺の町で暮らす、普通の男子高校生・光介。 突然帰郷した伯母とその娘と暮すことになり、 心中したと聞かされていた祖父母の死の謎が明らかになっていく…。 「切なくてさわやかな青春ミステリー」 帯に惹かれて読みましたが、う~ん、”さわやか”ではないかな…。 芸術家が求めつづけた一つの世界として理解したいのですが、 生理的に受け付けない部分が残ってモヤモヤ。 たしかに光介は成長できたのかもしれません。 でも、すべてを明らかにすることが必ずしもいいとは限らない気がします。 自分の母親やその姉、祖母の女性の部分まで知らなくてもよかったのでは…。 数限りない人生を見続けながら、 何もかわらずそこにある”海”が印象的でした。

Posted byブクログ

2016/06/24

光介も大人になってしまった。 小さくない秘密を抱えたから。 過去を暴いても何も変わらないけれど、知らなかった頃には戻れない。 いつかこの町を離れても海をただ懐かしく思い出せることを願います。

Posted byブクログ

2016/03/31

近藤史恵のミステリーには珍しく、この話には未来はかかれない。 けれども謎解きの過程は面白く、読者に書かれていない未来を想像させる楽しみのある作品でした。

Posted byブクログ

2016/02/20

う~ん、イマイチなぁ、って感じ。 芹さんとお父さんが同級生なら、芹さんの年齢も同じでしょう?と突っ込みたくなる場面があった。 高校生が、自分の祖父母の名前も知らないっておかしくない?とかね。

Posted byブクログ

2016/02/16

疎遠だった叔母と同居が始まるところから家族の過去が明らかになっていく。男子高校生にしては冷静すぎないかな?

Posted byブクログ

2016/02/08

青春ミステリーって感じかな。叔母が引っ越してきたことをきっかけに、祖父母の過去を調べていく高校生の話。 東京は意外と近い、実感。

Posted byブクログ

2016/02/03

2016/2/3 借金を苦に心中した祖父母を持つ光介のお話。 田舎の閉塞感ってやっぱり辛いなと思う。 才能ある写真家が愛するものをヌード写真に残したいと考えたら、実行するし公開する。 端から聞いていればそんなものかと思うけれど身内だったら...

Posted byブクログ

2016/01/24

田舎町の平凡な高校生だった主人公の家に、存在も知らなかった伯母が従妹を連れて戻ってくる。25年前に亡くなった祖父母は、海の事故ではなく無理心中だったと聞かされ、その原因を調べようとする。自分が芸術家の孫だったと知ったり、クラスメイトの女子がひたむきに絵を描く姿に惹かれたり、何もか...

田舎町の平凡な高校生だった主人公の家に、存在も知らなかった伯母が従妹を連れて戻ってくる。25年前に亡くなった祖父母は、海の事故ではなく無理心中だったと聞かされ、その原因を調べようとする。自分が芸術家の孫だったと知ったり、クラスメイトの女子がひたむきに絵を描く姿に惹かれたり、何もかも明らかにするだけが正しいやり方ではないと悟ったり、大人へと変化していく過程が丁寧に描かれていてよかった。が、祖父母に関する真相については、果たして死ぬほどの事なのかと疑問に思った。

Posted byブクログ

2016/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

25年前の祖父母の心中事件に隠された秘密とは。残された写真、歪んだ記憶、小さな嘘…。海辺の町を舞台とした切なくてさわやかな青春ミステリー。『文蔵』連載に加筆し書籍化。 南四国の県立進学校の高1。会ったことのない母の姉が東京から戻っきて同居。海の事故で死んだ祖父母の詳細が少しづつ明らかになっていく。無理心中の噂。 芸術写真家の祖父は借金苦で自殺。理由は個展用写真が火事で消失。家に火事の跡はない。祖母が写真をダメにしたようだ。 家にはない写真集がないが、図書館にはあった。 超美女だった祖母のヌード写真。元弟子によるとモデルになってもらうのに2年。古い漁港、山、屋外でのヌード。 祖母の顔は怒っていた。 昔話をしてくれた叔母(カメラの仕事手伝い、ヌードモデルもしていた)は無理心中はどちらかが殺したのかを調べていた。叔母は古いダンボールから銀塩写真を修復していたが、すでに処分。 東京を訪問し、個展のフライヤーを入手。写真の女性は祖母ではなかった。叔母なのでは? 着替えをしていた叔母の裸体を見て、叔母ではない 母がヌードモデルだった。 祖父の遺品のレンズから領収書が出てきた、日付が個展キャンセルの後、次の個展の準備資金を集めていた。 無理心中をしかけたのは祖母。娘達のヌード写真が世間にさらされるのを防ぐために祖父に睡眠薬を飲ませ、無理心中。

Posted byブクログ

2015/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

四国の海に面した町(何県だろう?)での物語。 叔母といとこの少女がやってきたことで、心中したという祖父母の謎が徐々に明らかになっていきます。 これはミステリー小説なんでしょうか?? そして、真実を知ってしまった家族(と叔母一家)は、 小説が終わったあと、どうしたのだろうか、と続きが気になりました。

Posted byブクログ