1,800円以上の注文で送料無料

ワンダー の商品レビュー

4.4

221件のお客様レビュー

  1. 5つ

    99

  2. 4つ

    68

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/10/31

遺伝子のいたずらで顔がうまく形成されなかったオギーが、初めて学校に通うことなっての1年間。 映画を観たのですが、原作本を見かけて読みました。映画よりオギーや周りの人達の気持ちや状況が伝わります。映画を観た方にもおすすめです。

Posted byブクログ

2021/09/26

人間関係について、人間について考えさせられた。 登場人物それぞれの立場から書かれていておもしろかった

Posted byブクログ

2022/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2016年1月8日 主人公のオーガスト君は、顔に障がい(奇形)がある男の子。 ホームスクールをしていたのだが、5年生から学校に通うことになった。 でも学校では、いじめがはじまってしまう。 いろんな人のいろんな思いが心に響く、素晴らしい本です。

Posted byブクログ

2021/09/06

映画化されてて、気になっていた本作。 息子の夏休みの読書感想文にもちょうど良さそう!と借りてみて、私もすっかり夢中で読んだ。 顔に大きな障害を抱えるオーガストと、お姉ちゃんや友達といったオーガストを取り巻く人々の視点で物語が進行する。 オーガストを取り巻く環境は、書かれている以上...

映画化されてて、気になっていた本作。 息子の夏休みの読書感想文にもちょうど良さそう!と借りてみて、私もすっかり夢中で読んだ。 顔に大きな障害を抱えるオーガストと、お姉ちゃんや友達といったオーガストを取り巻く人々の視点で物語が進行する。 オーガストを取り巻く環境は、書かれている以上にもっともっと過酷なだと思う。それでも、物語はとても優しくオーガストを包んでくれていて、人って悪くないなと思わせてくれる良書。

Posted byブクログ

2021/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても面白くて、約400ページを一気に読み切ってしまった。そして感動した。 本当に感動した。主人公のオーガストを中心に、様々な登場人物の視点から、リレーのように話が展開される。 それまで学校に通わず自宅で学習していたオーガストが、中等部入学を機に学校に通う決心をし、通い始めるところから奇跡は始まる。一時は親友の裏切りに、学校になんかもう行かないと思い詰めることもあったが、負けじとオーガストは学校に通い続けることを決める。ここで学校を通うことをやめていたら、中盤以降の奇跡と感動はなかっただろう。 中盤あたりまでは、自分がオーガストの立場だったら、その家族だったら、クラスメイトだったら…とドキドキモヤモヤしながら読んでいた。オーガストの歪んだ顔立ちを初めて見た人の態度を、オーガストが機敏に感じ取り、気にしない素振りをしながらも傷ついていることがよくわかったからだ。オーガストの姉ヴィアが、オーガストが家族であることでいろいろなことを我慢してきたことがわかったからだ。自分がその立場だったら、わだかまる葛藤に自ら答えを出せただろうか。 けれどオーガストは、葛藤に翻弄されながらも日々を乗り越え成長していく。そしてその周りの人たちも。 かつてオーガストによそよそしかったクラスメイトたちは、オーガストの仲間になったのだ。 五年生の終わりに学校で賞を受賞し、みんなから拍手喝采を浴びたオーガストは、 「だれかを見かけて、もし自分がその人だったらどうかなんて、ぜんぜん想像がつかないってこと、あるよね。車椅子の人や、話せない人を見たときとか。そして、ぼくがほかの人にとってそういう存在なんだってことくらいわかってる。ーぼくにとって、ぼくはただのぼく。ふつうの子ども。ーただ五年生無事に終えただけなんだけど、それって、かんたんなことじゃないんだよね。べつにぼくじゃなくても」 と思うのだ。 ここじんわり涙が出た。感動で。ここに全てが集約されている気がした。 ただのぼく。オーガストが自分をはっきり肯定した瞬間だと思う。 なんだか上手くまとめられていないけど、とても感動したということで。オーガスト中心に感想を書いたけど、他の登場人物も素晴らしい。巻末のみんなの格言を読後に読むのがとてもいい。 個人的には、ジュリアンの格言に何か意味深なものを感じる。

Posted byブクログ

2021/07/11

奇形で生まれてしまった子供の物語。 人の第1印象は外見だけれど、それでも内面を見てくれる人は必ずいるということが分かった。 感動的なお話ではあるが、泣けるかどうかは人それぞれだと思う。

Posted byブクログ

2021/07/05

障害を持った子供の人が 友達と信頼関係を作ったが 裏切られてしまった時はとても悲しいなと思ったけれど そのあと主人公(オギー)がいじめられているところを助けたところにとても感動しました 是非読んでみてください‼️

Posted byブクログ

2021/06/28

公立図書館、小学生におすすめ100冊 高学年向き 一人を除いて、いじめてるように見えた子にも事情があったということに納得。 主人公オーガストの家族も、きれいごとじゃなくて最高。 「人生の新しい規則を作ろうか…いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう」 「...

公立図書館、小学生におすすめ100冊 高学年向き 一人を除いて、いじめてるように見えた子にも事情があったということに納得。 主人公オーガストの家族も、きれいごとじゃなくて最高。 「人生の新しい規則を作ろうか…いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう」 「親切というのは、とても些細なことです。必要なときにかける励ましの言葉。友情にあふれた行為。さりげないほほえみ」 「もし今ここにいる一人ひとりが、いつどこにいようとも、必要とされる以上に親切にしようということを規則にしていれば、世界はもっとすばらしい場所になるでしょう」 年齢問わず、すべての人におすすめ。

Posted byブクログ

2021/06/25

レビューを読ませていただいて、どうしても読みたくなった作品。 優しさと愛にあふれていた。 顔に奇形をもって生まれた10歳の少年オーガスト。 初めて学校に通うことになり、混乱と共に過ごす一年間の出来事が記される。 初めてオーガストを見る者の視線、思わず漏れる心ない言葉、そして執拗...

レビューを読ませていただいて、どうしても読みたくなった作品。 優しさと愛にあふれていた。 顔に奇形をもって生まれた10歳の少年オーガスト。 初めて学校に通うことになり、混乱と共に過ごす一年間の出来事が記される。 初めてオーガストを見る者の視線、思わず漏れる心ない言葉、そして執拗ないじめ。 どうなるんだろうと、はらはらさせられた。 この作品の素敵なところは、章ごとに語り手が変わるところ。 一章はオーガスト、二章は姉のヴィア、三章は友だちのサマーが語り…というように。 同じ出来事を違う視点から語ることで、多面的な見方ができるようにできている。 「もし自分が○○さんだったら」と考える方向に、自然に誘導してくれる。 学校でのオーガストにとって、心強いのは、優しい校長先生の存在。 いじめっこの親は、オーガストを入学させるべきではなかったと主張する。 先生の返答は 「むしろ、おもいやり、友情、信関係を学ぶよい機会だと考えました」。 周りの子どもたちも、徐々にお互いを思いやることを学んでいく。 そして、何より素晴らしいのは、ユーモアたっぷりの明るい家族の存在。 オーガストにたっぷり愛を注いでくれる、両親と姉。 「うちの家族に生まれてきてくれてありがとう。 そのままのあなたに、ありがとう。 あなたは、すばらしい奇跡(ワンダー)よ」 読み終わると同時に映画も観た。 明るくて楽しくて、とても温かい作品に仕上がっていた。 幸せな気持ちにさせてくれる作品に出会えてよかった。 

Posted byブクログ

2021/06/15

出会えて良かったと思える一冊。 生まれつき顔面に異常があったオーガスト。何度も手術を受け、さらに病気がちでもあったため、ずっと学校には行っていない。5年生になって初めて学校に通うことになる。今まで外出する度に受けた他人からの心ない視線や言葉。オーガストにとって学校へ通うことは恐...

出会えて良かったと思える一冊。 生まれつき顔面に異常があったオーガスト。何度も手術を受け、さらに病気がちでもあったため、ずっと学校には行っていない。5年生になって初めて学校に通うことになる。今まで外出する度に受けた他人からの心ない視線や言葉。オーガストにとって学校へ通うことは恐怖でしかない。 実際、学校へ通い始めてからオーガストはイジメに苦しむことになるが、章ごとに語り手が替わり、同じ出来事を様々な視点から見ることができる仕組みになっている。 ここがこの作品の素晴らしい所だと思う。児童向けに書かれたであろうこの作品、語り手が一人だと考えを押しつけてしまう可能性もある。しかしこの作品では、人それぞれ色々な考え方があること、心の中では色々な葛藤があることが描かれている。 全体を通して『親切』という単語がたくさん出てきたのが印象的だった。 〜必要だと思うより、少しだけ余分に親切に〜 オーガストの母の言葉もステキだなぁ。「この地球上には、悪い人よりもいい人のほうが多い。いい人たちが、おたがいに見守ったり助け合ったりしている」こんな母がいたからオーガストはユーモアのある強くていいヤツに育ったのかも、と思ったりする。 『もうひとつのワンダー』ではイジメっ子の方の視点で描かれているらしい。どんな主張があるのか、是非とも読んでみたいと思う。

Posted byブクログ