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ワンダー の商品レビュー

4.4

221件のお客様レビュー

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2015/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終えた。 肥満児であった自分としては、身体的なことで 揶揄される気持ちは共感できたように思う。 自分は自分であるしか無い。 自分が自分であるという覚悟をもつことは賛辞に値する。 自分の持っている、人を敬う心、親切心、強さで 生きていく。そのことが、人の心を揺さぶり良い影響を 与えることができるのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 家族の愛情や友人が居るという心強さが 人間の強さを支えているんだなと知れる。 コミュニティの中に必ず意地悪する人がいること、 黙っているけど本当は仲良くしたいと思っている 人がいること、よく書かれているような話だけれども 面白い。 なぜ面白いかというと、主人公のオーガスト、 その他、彼を取り巻く人達がそれぞれ語り手となり その場面や出来事についての思いを章を分けて 読みやすく書いてあるから。 それぞれが語り手となることで、同じ場面でも その人とそれを受け取る人では全く違う解釈を しているということを、詳しく知ることができる。 読み手にはそれを俯瞰してみると同時に 自分だったらどうだったかと、色んな人の語りを 見ながら思いを巡らせることができる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Posted byブクログ