ワンダー の商品レビュー
公立図書館、小学生におすすめ100冊 高学年向き 一人を除いて、いじめてるように見えた子にも事情があったということに納得。 主人公オーガストの家族も、きれいごとじゃなくて最高。 「人生の新しい規則を作ろうか…いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう」 「...
公立図書館、小学生におすすめ100冊 高学年向き 一人を除いて、いじめてるように見えた子にも事情があったということに納得。 主人公オーガストの家族も、きれいごとじゃなくて最高。 「人生の新しい規則を作ろうか…いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう」 「親切というのは、とても些細なことです。必要なときにかける励ましの言葉。友情にあふれた行為。さりげないほほえみ」 「もし今ここにいる一人ひとりが、いつどこにいようとも、必要とされる以上に親切にしようということを規則にしていれば、世界はもっとすばらしい場所になるでしょう」 年齢問わず、すべての人におすすめ。
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レビューを読ませていただいて、どうしても読みたくなった作品。 優しさと愛にあふれていた。 顔に奇形をもって生まれた10歳の少年オーガスト。 初めて学校に通うことになり、混乱と共に過ごす一年間の出来事が記される。 初めてオーガストを見る者の視線、思わず漏れる心ない言葉、そして執拗...
レビューを読ませていただいて、どうしても読みたくなった作品。 優しさと愛にあふれていた。 顔に奇形をもって生まれた10歳の少年オーガスト。 初めて学校に通うことになり、混乱と共に過ごす一年間の出来事が記される。 初めてオーガストを見る者の視線、思わず漏れる心ない言葉、そして執拗ないじめ。 どうなるんだろうと、はらはらさせられた。 この作品の素敵なところは、章ごとに語り手が変わるところ。 一章はオーガスト、二章は姉のヴィア、三章は友だちのサマーが語り…というように。 同じ出来事を違う視点から語ることで、多面的な見方ができるようにできている。 「もし自分が○○さんだったら」と考える方向に、自然に誘導してくれる。 学校でのオーガストにとって、心強いのは、優しい校長先生の存在。 いじめっこの親は、オーガストを入学させるべきではなかったと主張する。 先生の返答は 「むしろ、おもいやり、友情、信関係を学ぶよい機会だと考えました」。 周りの子どもたちも、徐々にお互いを思いやることを学んでいく。 そして、何より素晴らしいのは、ユーモアたっぷりの明るい家族の存在。 オーガストにたっぷり愛を注いでくれる、両親と姉。 「うちの家族に生まれてきてくれてありがとう。 そのままのあなたに、ありがとう。 あなたは、すばらしい奇跡(ワンダー)よ」 読み終わると同時に映画も観た。 明るくて楽しくて、とても温かい作品に仕上がっていた。 幸せな気持ちにさせてくれる作品に出会えてよかった。
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出会えて良かったと思える一冊。 生まれつき顔面に異常があったオーガスト。何度も手術を受け、さらに病気がちでもあったため、ずっと学校には行っていない。5年生になって初めて学校に通うことになる。今まで外出する度に受けた他人からの心ない視線や言葉。オーガストにとって学校へ通うことは恐...
出会えて良かったと思える一冊。 生まれつき顔面に異常があったオーガスト。何度も手術を受け、さらに病気がちでもあったため、ずっと学校には行っていない。5年生になって初めて学校に通うことになる。今まで外出する度に受けた他人からの心ない視線や言葉。オーガストにとって学校へ通うことは恐怖でしかない。 実際、学校へ通い始めてからオーガストはイジメに苦しむことになるが、章ごとに語り手が替わり、同じ出来事を様々な視点から見ることができる仕組みになっている。 ここがこの作品の素晴らしい所だと思う。児童向けに書かれたであろうこの作品、語り手が一人だと考えを押しつけてしまう可能性もある。しかしこの作品では、人それぞれ色々な考え方があること、心の中では色々な葛藤があることが描かれている。 全体を通して『親切』という単語がたくさん出てきたのが印象的だった。 〜必要だと思うより、少しだけ余分に親切に〜 オーガストの母の言葉もステキだなぁ。「この地球上には、悪い人よりもいい人のほうが多い。いい人たちが、おたがいに見守ったり助け合ったりしている」こんな母がいたからオーガストはユーモアのある強くていいヤツに育ったのかも、と思ったりする。 『もうひとつのワンダー』ではイジメっ子の方の視点で描かれているらしい。どんな主張があるのか、是非とも読んでみたいと思う。
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生まれつき顔にハンディキャップを持つ少年、オーガスト。彼をとりまく環境、人々との出会い、「いじめ」、児童向けの作品のようですが、大人も引き込まれる物語。 印象的な言葉を紹介します。 物語のなかで、ブラウン先生が生徒たちに伝えた言葉で、 「周りに対して、今より、ちょっと...
生まれつき顔にハンディキャップを持つ少年、オーガスト。彼をとりまく環境、人々との出会い、「いじめ」、児童向けの作品のようですが、大人も引き込まれる物語。 印象的な言葉を紹介します。 物語のなかで、ブラウン先生が生徒たちに伝えた言葉で、 「周りに対して、今より、ちょっとだけおせっかいになろう。今より、ちよっとだけ関心を持とう」 そうしていけば、世界はちょっとだけ良い方向に…という意味合いだったと思います。うろ覚えなので不正確ですが…(^^; この言葉の解釈は、人それぞれだと思いますが、「周りの人に対して、今より、ちょっとだけ想像力を働かせていこう」という意味かな~と、自分は思いました。 主人公オーガストの前向きな生き方、温かい家族や友達、読後感も爽やか。子どもから大人まで幅広い年代におすすめです。
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前向きでユーモアあふれるオギーの言葉や行動は勇気をもらえます。オギーの周りにいる友だち、家族それぞれの揺れ動く気持ちにも共感し感動の物語です。映画の方もとても良かったです。
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素晴らしい本だった。何よりオーガストのユーモアさと心の強さがとても好きだった。 一番残酷なのは、素直な子供たちよりも向き合おうとしない大人だとおもった、 子供たちがオーガストを通して成長していく過程や 物語の読みやすさ構成もしかり、とてもいい時間を過ごせた。実際に見た目からの印象...
素晴らしい本だった。何よりオーガストのユーモアさと心の強さがとても好きだった。 一番残酷なのは、素直な子供たちよりも向き合おうとしない大人だとおもった、 子供たちがオーガストを通して成長していく過程や 物語の読みやすさ構成もしかり、とてもいい時間を過ごせた。実際に見た目からの印象は強く、決して気にせずにはいられないであろう自分も日々の時間を後悔せずに生きたいと思った。 ブラウン先生の格言で好きな物 正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ。 全ての答えを知っているよりも、いくつかの質問を知っているほうがいい。 ジュリアンの初めからやり直すのも、ときにはいいものだ。 なかなかいいとおもった。
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1番のお気に入りって言っても良いほど好き。 世界中のみんなが読んだらもっと優しい世界になると本気で思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画の方が人物描写がしっかりしてたような気がする。こっちは映画よりも少しあっさり??ただ、修了式のシーンはやっぱり泣けました☆あと、スピンオフ的な作品「もうひとつのワンダー」のジュリアン編はかなりオススメです♪
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映像ではなかなか見続けられなくて、本読んでみたら、あっというま。これは子供に読ませたい。ワンダーが出てた国語の授業では1か月ごとに与えられる教訓について作文を書いて、一年後最後に自分の教訓を作るという。その中の教訓でうる覚えだけど、親切はしすぎるくらいがいいみたいなのがあっていい...
映像ではなかなか見続けられなくて、本読んでみたら、あっというま。これは子供に読ませたい。ワンダーが出てた国語の授業では1か月ごとに与えられる教訓について作文を書いて、一年後最後に自分の教訓を作るという。その中の教訓でうる覚えだけど、親切はしすぎるくらいがいいみたいなのがあっていいなと思った。小説の最後は予想できてしまうけど、泣けるポイント。
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子どもに薦められて読んだ本。 主人公のオーガストから、生きる強さを感じた本。 これからも大切にしたい一冊。
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