何者 の商品レビュー

朝井リョウ(著者)

2016/10/04

★★☆☆☆ツイッターと予測変換の恐ろしさ

あー、うーん。
直木賞受賞作ということで期待したけど、、、
就活してないからかな。
いい人に見えて中は真っ黒。
世の中そんなことだらけで
驚かない。

2015/08/26

人間必ずしもある、他人への嫉妬、自分はできるという思い、うまく表現されている。就活がテーマだが、至る場面でも起こりうる人間関係だなと思った。

2015/08/26

20150826
299ページ12行目、帯にある通り、物語が襲いかかってきました。笑 三浦さんの解説に納得。

2015/08/30

御山大学＝青山大学？ 光太郎は、その事柄に全く関係の無い人が「最高の仲間！」とか「みんな大好きありがとう！」とかそういう文面を見たとき、瞬く間に心が冷えていくことをきちんと想像できる側の人間だ。ESエントリーシート 劇団プラネット 烏丸ギンジ 毒とビスケット就活って、トランプでいうダウトみたいなもん 留学 インターン 心の底からどうでもいいよ！ 「ほんの少しの言葉の向こうにいる人間そのものを、想像してあげろよ、もっと」「十点でも二十点でもいいから、自分の中から出しなよ。自分の中から出さないと、点数さえつかないんだから」「頭の中にあるうちは、いつだって、何だって、傑作なんだよな」「お前はずっと、その中から出られないんだよ」銃口のような目がふたつ並んで、こちらを見ていた。 「自分は自分にしかなれない。痛くてカッコ悪い今の自分を、理想の自分に近ずけることしかできない」否定しないと気が済まなかったんだよね。 カッコ悪い自分と距離を置いた場所で、何時迄も観察者でいれば？何時迄もその痛々しいアカウント名通り【何者】かになった振りでもして、誰かのこと笑ってなよ。露出狂 赤裸々 往往にして 興が乗らずに敬遠 紆余曲折 その作家の才能になさが嬉しくて、読むのが楽しくてしょうがなくなる。最低だと思われるだろうが、事実だ。神々しさ 大仰 凌駕

2015/08/26

面接に向かう飛行機の機内で読みはじめ、面接受け、面接後にカフェで読み終わりました。

あっと言う間。
「いるよねこういう奴ー」と笑うか。
「これは自分のことだ」と苦く思うか。
「オレは特別なんだ」と怒るか。

誰もに共通しあなたを肯定しあの子を否定しかねない、つまりみんなが楽しめる(ちょっぴり傷つく)エンターテインメント小説です。

最後のちょっとした「隠されていた事実」はいるのかどうか微妙だったけど。

2015/08/22

著者の直木賞受賞作。就活に励む若者たちの物語。
綺麗事を並べた若者たちの友情を描いた青春小説と思いきや、ラストの方では、若者たちの本音が出て、ミステリー小説、ホラー小説の様相を呈してくる。本当に、怖いですねぇ。怖いですねぇ。怖いですねぇ。

2015/08/22

私が学生で就活してたのは6年前。
就活氷河期真っ只中。

だから色々気持ちはわかる

就活が苦手なだけで
働いたら戦力にはなるはず

とか。

隠してる自分の嫌なとこを
露にされて
引っ掻き回されて
なんか、すごく気分が重い。

ラストなんてもう…
こんなどんでん返しがあるのか！
って思う衝撃だったんだけれど
気分が重い。

でもまぁ人間なんてそんなもんだと思う、
ことにする。
あの人は完璧だ、と思う人でも
やっぱりダメな部分はあるし
一概に性格が良い、悪い、
で判断していいものではない。
自分はなんてダメなんだ！
と思っていても、
認めてくれる人はいるわけで。

とりあえず何が言いたいかというと、
リアルタイムすぎると
刺激が強すぎるからオススメはしない！
とくに就活生、読むべからず！

色々人生の酸いも甘いも経験した
良い大人、おじさまたちが
あぁ今の若者ってこんななんだ。
ゆとり世代は、とか、
今時の若者は、とかで片付けるけど
こんな葛藤があるんだな、
と他人事として読んだ方が楽でいい。

というぐらい
心に突き刺さる一冊でした。
何かおいしいもの食べて気分を落ち着かせたい。

2015/08/22

最後の展開に、してやられた感。人の裏の顔、本音の部分を見せつけられる。自分の場合はどうだろうと考えさせられ、また、見習いたい部分もあり。

2015/08/19

就職活動をしている時の息苦しさを思い出しました。人は就職をするときに、それまで選択されるという観点が必要だなという点を本作品を通じて振り返ることができました。

2015/08/19

嫌いだった朝井リョウだけど一瞬で読み切った。おれも就活で苦労したから共感できる部分もあるし、読んでて辛いところもあった。人間みんなそうだよ、自分がかわいいし、特別って思いたいし、嫉妬にまみれてる。と思いたい、でなければ自分が嫌いになりそうだ。この話を読んで自分も気をつけたいなと思ったけど、もしかしたら気をつける程自分は周りに気にされてないかも。相手を傷つけないための思いやりと自意識のバランスは難しい、つまりは自分が傷つかないためなんだけど。光太郎がさらりといった、「人の悪いところばかりをみる癖」という言葉。自分は自分にしかなれない こんな批評も人からみたら痛いし