絶歌 の商品レビュー
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元々が劇場型の犯罪だったということもあり、出版自体に対する批判も多いらしい。 事件から逮捕までを振り返った前半部分は何度も推敲したのだろう。読みやすい 後半の近況を綴った部分は散漫。 ちょっとペダンティックな比喩とか引用とか、色々と分析的に読めば読める本でもある。
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ちょっとTVで取り扱われていて久々に新刊を購入しました。ネット書店では散々の酷評もあり、それが余計にそそりました(笑) 読み物としては良かった…そう、「小説」ならと思いました。人はこれほどまでに無知で、これほどまでに優しく、これほどまでに残酷、これほどまでに…っと読んでて思いまし...
ちょっとTVで取り扱われていて久々に新刊を購入しました。ネット書店では散々の酷評もあり、それが余計にそそりました(笑) 読み物としては良かった…そう、「小説」ならと思いました。人はこれほどまでに無知で、これほどまでに優しく、これほどまでに残酷、これほどまでに…っと読んでて思いましたよ。実話なんだろうしね。 でもふと、感想を書いていると、ただ溜めておけなかった思いを吐き捨てた本好きの犯罪者の告白ってところだったきがします。 罪の意識に耐えかねて「手記」が出したかったんなら、被害者家族の了承を得て、「少年A]としてではなく「本名」で出すべきでしょう。それが何年かかろうとも、それがより一層の枷になろうとも ただ吐き出したいだけなら手記としてではなくフィクションとして発表もできると思うんですけどね。 まぁ、そこは何か「大人の事情」があるんでしょう。 ただ、本の印税がすべて被害者家族に渡されることを期待しています。
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酒鬼薔薇の絶歌を読むと最近の自分の精神不安定状態のせいか、よく泣く。 でもこの本が出版されたことはやっぱり許されないと思う。 根本的に酒鬼鬼薔薇があの頃から変わっていないことを証明した。 私は彼にもっともっと共感できると思っていたけど、彼は彼の言う通り病気で、少しついていけない。...
酒鬼薔薇の絶歌を読むと最近の自分の精神不安定状態のせいか、よく泣く。 でもこの本が出版されたことはやっぱり許されないと思う。 根本的に酒鬼鬼薔薇があの頃から変わっていないことを証明した。 私は彼にもっともっと共感できると思っていたけど、彼は彼の言う通り病気で、少しついていけない。 それでも彼の感度の高さや、繊細な心、他者を観察し奥底まで見抜く力には共感できる。 何より自身は呪われていてこの世に居場所がないという圧倒的な孤独感からくる寂しにはかなり同情できる。 彼が村上春樹と三島由紀夫をよく読むことからも私と似たものを感じられる。 他者に私みたいな穢らわしい者が受け入れられることが受け入れられないのよね。 それでもこれは出版してはならなかった。 版元の責任だけど。 幻冬舎の見城さんは見送ったらしいね。 太田出版のコメントにあったが、そんな社会的意味などあるはずもない。 酒鬼薔薇は作家になるつもりなのだろう。 彼が書いたかどうかは本当はわからない。
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大袈裟かも知れないけれど、本を買うのにここまで躊躇い、お金を払うのに罪悪感を感じたことは無かった。 けれどこの人がどのように現在を生きてきて、どのような気持ちでこれを記したのか気になったから買うことを決意した。 TVなどでは「買う」「買わない」とレポーター達が論法している。 ...
大袈裟かも知れないけれど、本を買うのにここまで躊躇い、お金を払うのに罪悪感を感じたことは無かった。 けれどこの人がどのように現在を生きてきて、どのような気持ちでこれを記したのか気になったから買うことを決意した。 TVなどでは「買う」「買わない」とレポーター達が論法している。 けれど、読んでみて否定的な文脈もあったが 過去を清算するのではなく自分の中に押し込みながら生きてる。あの時の行為を本当に後悔してるという事が伝わってきた。 結論は、「買いたかったら買えばいいと思う。買いたくなかったらやめればいい。」 けれど絶対に中途半端な気持ちで買ってはいけない手記だと感じた。6.17読了 18歳
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この本は書かれるべきだったけど、出版されるのは今じゃなかったと思う。なぜ今出したのか。何十年か先じゃだめだったのか。答えは巻末にあり、「自分の生の軌跡を形にして遺したい」だそう。 特に後半は内容としては悪くなかったけど、上記のような理由のために、遺族に連絡なく出版するのはあまりに...
この本は書かれるべきだったけど、出版されるのは今じゃなかったと思う。なぜ今出したのか。何十年か先じゃだめだったのか。答えは巻末にあり、「自分の生の軌跡を形にして遺したい」だそう。 特に後半は内容としては悪くなかったけど、上記のような理由のために、遺族に連絡なく出版するのはあまりにも自分勝手。
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どうしてこの本が出版されたかが分からないので手にしてみた。文章、果たして自分で綴ったのか?社会にそんなに適応しているとは言い難いのに、文章を書く、出版するという大仕事をその男はやってのけた。 陰には黒いお金と黒いモノを沢山隠してあるような気がした。まだ、2、3ページなのにこれから先読むのが怖くなる。
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2015/06/12 昨日ワイドショーで話題になってた。 2015/06/15 ヨドバシ・ドット・コムでやっと購入できた 2015/06/18 終読 TVやメディアが騒いでなければ知らずに買わずにいた本。 逆にあんだけ騒ぐのは売ろうとしてるようにしか見えない 本当に買って欲しくないのか?? むしろ買って欲しそうに取り上げてるようにみえるけど。 TVでこの話題取り上げられる度に疑問に思う。 読みにくい たくさん本を読んで書いてみたくなって、自分には書く内容があるから、影響された作家の表現を使い美化し書いたただけ。 メディアでは反省してない。って言ってるけど 反省してる文章は何度も出てくるし、最後にも書いてる (本当に反省してるかは本人にしかわからないけど) 読みにくいのは自分が好きではない作家に影響されてるので、好みの問題かも。 被害者の相手に対してより、自分の家族に対しての謝罪のほうが多い印象。 当時の報道では家庭環境の問題、特に母親の過剰な愛情とか言われてたけど、そういう印象も無かった。 むしろ円満な家族でなんでこんな犯罪を犯したのかよくわからなくなった。 後半の出所してからはの文章は全然違うくて読みやすかった。 心境の変化なのかな? 優しい人と関わってる時の文章は素直な印象 罪を忘れてほしい反面、忘れられてしまうと罪が消えてしまうから知っててほしい。 話してしまいたい。 いい人に出会うと話したくなる。それでも自分を見てくれるのか?葛藤してる。 なので忘れて欲しくなくて出した本なのかも? それが罪を一生背負うということなのかも? こういうのは本人しかわからんけど
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