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絶歌 の商品レビュー

2.9

159件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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    21

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2015/09/07

前半は気持ち悪くて、想像通り、人にはお勧めできないものを買ってしまったなと思った。自分に似た悩みがあるなと感じる部分があった。 後半は彼にしかわからない悩みがあった。家族の気持ちを考えると涙が出そうになる部分もあった。 ただ、これらの文章は本心なのか見せかけなのか、本人にしか分か...

前半は気持ち悪くて、想像通り、人にはお勧めできないものを買ってしまったなと思った。自分に似た悩みがあるなと感じる部分があった。 後半は彼にしかわからない悩みがあった。家族の気持ちを考えると涙が出そうになる部分もあった。 ただ、これらの文章は本心なのか見せかけなのか、本人にしか分からないのでなんとも言えない。

Posted byブクログ

2015/09/02

第一部は高校生が書いたような文章。この人の自分語りのシーンよりも二部以降の社会の人々の話の方が面白かった。

Posted byブクログ

2015/09/01

この人が書くべきことは他にあったと思う。正直、お寺やペーパークラフトなど、どんなことに興味があるとか全く必要ない。むしろ、もっと何を考えて何を思って、少年院を送ったのかなどを書くべきだった。 それに一部と二部、どう考えても一部の方が筆が乗ってる。まだ犯罪についての考えは変わってい...

この人が書くべきことは他にあったと思う。正直、お寺やペーパークラフトなど、どんなことに興味があるとか全く必要ない。むしろ、もっと何を考えて何を思って、少年院を送ったのかなどを書くべきだった。 それに一部と二部、どう考えても一部の方が筆が乗ってる。まだ犯罪についての考えは変わっていないのじゃないか、と思わされました。 なぜ本を出版する必要があったのか、理解に苦しみます。自慰と同じ。

Posted byブクログ

2015/08/31

1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の被告、元少年Aが書いた自らの生い立ち、事件に至る経緯、逮捕後の少年院での生活、仮退院を経て正式に少年院を退院するまでの生活、人の助けを借りない一人での生活、事件を振り替えって今思うことなど、実名は明らかにしていないとはいえ、せきららに自分を...

1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の被告、元少年Aが書いた自らの生い立ち、事件に至る経緯、逮捕後の少年院での生活、仮退院を経て正式に少年院を退院するまでの生活、人の助けを借りない一人での生活、事件を振り替えって今思うことなど、実名は明らかにしていないとはいえ、せきららに自分を見つめ直したとされる一冊。 発刊当初からマスコミ等で話題となり、被害者の感情を踏みにじったり、忌まわしい記憶を呼び覚ましてしまうのではないか、元少年Aに入るであろう多額の印税はどう使われるのか、そもそも太田出版は発刊するべきではないと様々な意見があった。 個人的にも思うところは確かにあったが、内容を読まずに批判することも信条に反するので、せめてもの抵抗で中古で購入。 まず思った感想は、何を思って書いたんだということ、本文中には本書を世に出した理由として、被害者やその家族の気持ちを配慮しつつも、自分の言葉で自分の想いを語りたい、そうしないと精神が崩壊しそうだったとあるが、やはり正常な考え方では想像がつかない思考と理論だった。 また、ここに綴られた内容は本当に本心であり、第3者から見ても真実なのかということ。 そう感じたのは、本文中にも、事件当時から自分の中にあるイメージ通りの猟奇的な殺人モンスターにするために、行動するような面があったからだ。 そういった自分の思う通りのモンスターのイメージを世間にも植え付けるための言い回しや、虚偽とは言わないが誇張なんかがあるのではないかと勘ぐってしまうところがあった。 本文中の表現では、残酷極まりない言葉で表現されている箇所もあるので、感受性の豊かな人にはおすすめできないが、元少年Aのような思考になることがない自分にとっては、決してわかり得ない気持ちや生活を知ることができた。 ただ僅かに救われたのは、元少年Aが被害者やその家族に向けて書いた部分で、多少の人間らしさを感じたことだった。 それと同時に、この文は本心で書いているのか、上っ面だけの言葉を並べただけのものじゃないのかという相反することも感じた。 被害者やその家族の気持ちも、わかると言いたいところだけど、自分には決してわかることはないと思う。 ただ、被害にあわれた2名の児童のご冥福を祈り、そのご家族、親族、関係者の方々の気持ちを想うばかりだ。

Posted byブクログ

2015/08/28

これを読む前にこの元少年の両親が書いた"「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記 "も読んでみて欲しい。絶歌の内容は、この本の単なる焼き直しであり、自分視点で書いたものに過ぎない。出所後の自分の生活やお金のことも書いてあるが、同じことを被害者の立場で本当...

これを読む前にこの元少年の両親が書いた"「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記 "も読んでみて欲しい。絶歌の内容は、この本の単なる焼き直しであり、自分視点で書いたものに過ぎない。出所後の自分の生活やお金のことも書いてあるが、同じことを被害者の立場で本当に反省し考えたことがあるのか。両親と同様にこの本で得た印税を被害者の補償に当てると宣言している訳でもなく、事件を悔いているのか疑問である。刑務所の中でたくさんの本を読んだのであろうが、文体の知識が豊富になっただけで、人間や人生の本質については結局理解できなかったのであろう。この本を書いたことでたくさんの批判を受けたと思うが、それらをもう一度自分を見直すための意見として謙虚に受け止め、これからの人生と被害者への謝罪を再考して欲しい。 こんな事件を起こした犯罪者であっても受け入れてくれる社会があるということが唯一素晴らしいと思える点でした。

Posted byブクログ

2015/08/23

通称 酒鬼薔薇聖斗事件 事件当時、私は9歳でそんな事件があること自体知らなかった。 事件を知ったのは20歳前後でネットでは事件の内容を記したサイトを見たことがあるが書籍ではこの「絶歌」が初めてだ。 事件までの過程が想像より上を行っていて驚いた。 それよりも今回の本は事件を起こ...

通称 酒鬼薔薇聖斗事件 事件当時、私は9歳でそんな事件があること自体知らなかった。 事件を知ったのは20歳前後でネットでは事件の内容を記したサイトを見たことがあるが書籍ではこの「絶歌」が初めてだ。 事件までの過程が想像より上を行っていて驚いた。 それよりも今回の本は事件を起こしてからの少年Aの心情がキモであると思っている。 逮捕から現在まで家族や遺族に対して様々な想いを述べている。 やはり猟奇犯罪者の前に人の子だ。両親が好きで弟が好きで祖母が大好きな少年だ。 そして両親や弟たちも少年Aの事を想っている。一緒に暮らそうと言っているのがその証拠だ。 ただ遺族に無断で出版したのは許されないことだ。 反省や謝罪の言葉は結局は本人しかわからないから自己満足と捉えられても仕方がない。 私は本書に綴っている少年Aの思いが心からの声と望んでいる。

Posted byブクログ

2015/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

加害者の周りには本当にいい人たちが多いなぁ(特に親兄弟) 人殺しを前にして、自分だったらまともな人間として相対することはできない 本書を読んでもどこでどうやって人殺しが生まれてしまうのかわからなくてとても怖い 逮捕後の少年は、その辺のバカよりは、まともな善悪の判断ができるようになっているように感じられて、後半は微笑ましく読んでしまった ただ本書にも書いてある通り、遺族からしたらどんなに更生しようと、立派に生きようとも、決して償いにはならないのだなぁと強く感じた やっぱり出版には遺族の了解を得るべきだったな 読んでいる人への批判も多いけど、読まないことが遺族のためになるとは全く思わないし、ただやっぱり読む限りは、身勝手な出版であったことに変わりはない

Posted byブクログ

2015/09/13

【2015年22冊目】 この本が書かれた動機の部分は最後まで読んでもよく分からないままでした。 ただ、世間から批判されても、自分の居場所を必死に探し求めて再犯に走らなかった点は評価したい。 贖罪を求めるのは世間ではなく被害者遺族であるべきだから。

Posted byブクログ

2015/08/08

内容がどうこうというよりも、巻末の本を書いた動機、これが最も興味ある点。 そして、その動機について、私はどうしても理解が出来ないので評価を最低にした。 書いて伝える事が目的なら、出版という形はマストではないはず。対価をなぜ生み出す形態で書いたのか、そこに疑問を感じるし、生きて...

内容がどうこうというよりも、巻末の本を書いた動機、これが最も興味ある点。 そして、その動機について、私はどうしても理解が出来ないので評価を最低にした。 書いて伝える事が目的なら、出版という形はマストではないはず。対価をなぜ生み出す形態で書いたのか、そこに疑問を感じるし、生きて償うの意味から逸脱した、一種の「逃げ」だとしか思えなかった。

Posted byブクログ

2015/08/04

興味本位で読むことはいいことではないからか、読後感もいいとは言えません。 何が言いたいのかわかりませんし、小説の主人公と共感されてもな…

Posted byブクログ