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ラプラスの魔女 の商品レビュー

3.6

499件のお客様レビュー

  1. 5つ

    64

  2. 4つ

    165

  3. 3つ

    196

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    0

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2021/02/19

時間がある今くらいしか絶対に読まないだろうなって思って読み始めた SFに近いけど現実で起こり得そうな話 面白かった わたしも原子だし大切な存在だよね꒰⌯͒•·̫•⌯͒꒱がんばろ

Posted byブクログ

2021/02/15

物理ミステリー 火山性有毒ガス災害で死者の出た現地調査をしていた大学教授 青江は、2箇所の温泉地で同じ少女に出会う。 偶然とは思えない出来事に青江に形にならない疑念が生じる。 これは自然災害ではなく人為的な事件なのか…? 全く予測がつかない手探りの状態から徐々にピースが揃ってい...

物理ミステリー 火山性有毒ガス災害で死者の出た現地調査をしていた大学教授 青江は、2箇所の温泉地で同じ少女に出会う。 偶然とは思えない出来事に青江に形にならない疑念が生じる。 これは自然災害ではなく人為的な事件なのか…? 全く予測がつかない手探りの状態から徐々にピースが揃っていく。 登場人物が個性派揃いで視点が変わり楽しい。 ヒロイン円華の天才頭脳がはじき出すマジックに魅せられる。 外伝とも言える『魔力の胎動』を先に読んでいたが全く問題なかったです。 ヒロイン円華が一層可愛く感じられた。

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2021/01/24

科学と空想が混ざったストーリー。 面白かった。 特に後半からの展開に引き込まれて 一気に読みました。

Posted byブクログ

2021/01/16
  • ネタバレ

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物理学で未来の状態を予知できるというラプラスの悪魔。 完璧主義の甘粕才生は、自らの存在自体が完璧ではないということを悟り、自殺を選んだのかもしれない。 そして、甘粕謙人はきっと父親である甘粕才生が最後どういう行動をとるか予知していたのだろう。 生物が介在することで予知が難しくなるというから、計画を止めに来た円華の存在により計画が崩れた。さすがの謙人もそこまでは読みきれないというか、円華が一枚上手だったということか。

Posted byブクログ

2021/12/14

「空想科学ミステリ」 2つの温泉地で起きた硫化水素による死亡事故を軸に話が進む。不思議な能力を持つ若い女、非現実的な自然現象、化学、って何だか複雑なのに難しくはなかった。全部が繋がる過程と謎解き面白かった。

Posted byブクログ

2020/09/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さすが東野圭吾。読了後はその一言につきます。 いくつもの謎をばらまき、物語の所々に絶妙なバランスで散りばめ、絡め合わせて一気に読み手の心を鷲掴みにし、謎の答えを求めどんどん読み進めしまう…。東野圭吾作品を読むときは毎回の事ですが、今回ももれなく東野ワールドにどっぷりと浸かってしまいました。 予想の斜め上を滑り込みながら、物語は進行します。「えっ!?そんなこと起きる?」「そんなことありえるの?」と思うようなことが起こります。でも納得できる説明が必ず出てくる。さすが東野圭吾。知識と文章の構成力は衰えを知らず、どんどん進化し続けている印象を受けます。 この物語のキーを握るのは「円華」。彼女が謎を振りまき、事件現場に必ず現れ、奇妙な現象を感じさせます。”違和感”や”偶然”という言葉で片づけてしまうにはあまりにも不思議な事象に、疑問を抱いた学者が事件の謎を解き明かそうと奮闘します。 犯人だけでなく円華も人知を超えた力を使い、悪魔と化す犯人の後を追い、罪を重ねるのを止めようとします。そこに至るまでの、過去の辛い出来事がまた物語に深みを増し、親子ともに抱えている気持ちの描写が繊細で、円華の選んだ方法と羽原先生が行った実験とも呼べる手術も、もし同じ立場だったとしたら、その道を選ぶことによって、たくさんの未来を変えられる可能性があるならば、もしかしたら私も選ぶかもしれないと思わせるような内容でした。 最後にはきちんと決着がつくので、読了後の気分は悪くはありません。櫻井翔さん主演で映画化された作品をぜひ見てみたいと思いました。 心が動いた一文 作中では物理的な説明が随所に出てきます。その中で印象に残った言葉がありました。 「この世に存在意義のない個体などない。ただの一つとして」 事件の首謀者が言ったセリフです。読み進めるとその一言の重さを感じます。 また、円華が最後に未来を聞かれたときの一言。この本の最後の一文です。ぜひ読んで知ってほしい。人知を超えた予測能力を持つ彼女が予期した未来をどう思っているのかを…。

Posted byブクログ

2020/09/11

過去に映画館で予告を観たことがあったので、円華は広瀬すずちゃんという明確なビジュアルイメージを持って読み進めました。映画の評価はよくないですね。豪華キャストなのに。 東野圭吾の小説はそれほど沢山読んだことはありません。おそらく10~15冊くらい。でもやっぱりずばぬけて上手い作家...

過去に映画館で予告を観たことがあったので、円華は広瀬すずちゃんという明確なビジュアルイメージを持って読み進めました。映画の評価はよくないですね。豪華キャストなのに。 東野圭吾の小説はそれほど沢山読んだことはありません。おそらく10~15冊くらい。でもやっぱりずばぬけて上手い作家だと思います。ストーリー、人物設定、文章すべてにおいてバランスがとれています(『ダイイング・アイ』以外は)。 ところで、この小説は主人公というのが特に存在しません。青江・円華・武尾・中岡・甘粕あたりがメインどころとなり、物語のハンドルを代わるばんこに握っていくイメージでしょうか。 とある温泉に訪れた夫婦のうち、夫が硫化水素のガス中毒で死亡する。当初は事故として片づけられるが、別の離れた温泉地でも同様の中毒死が起こる。 地球科学が専門の教授青江は2つの事故の調査を依頼され、その両方でピンクのニット帽をかぶった若い女性を目撃する。 2人の被害者には、死因以外にも映画関係者という共通点がある。 最初の事件では、妻が夫を殺害するに値する動機がある。 では殺人だとしたら、一体それはどうやって行われたのだろうか。 空想科学を題材とした話なので、殺人方法に関するトリックは現実的なものではありません。これは「Why done it?」の小説です。 そしてその動機はあまりにも自分勝手な、しかし考えようによってはどうしようもないものでした。 女として生まれてきたとか、足が短いとか、そういうのと同じ生まれつき持って生まれたもの。 ラプラスの悪魔の力は、医学の力による後天的なもの。 これは先天的な悪の行いに対して、後天的な力を授かった悪が死をもって復讐しようとして、最後に後天的な力を持つようになった善に阻まれるおはなし。 ちょっと先の未来が予測できるのって(予知ではなくあくまでも予測)生きるに疲れるだろうなと思います。でももし、もしこのわたしにラプラスの悪魔の力が備わったとしたら、それは善と悪どちらにより多く傾くのでしょう。 もちろん、わたしは凡人なので、それすら予測できないのですが。

Posted byブクログ

2020/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本作もとても引き込まれた。 植物状態からの快復手術によって特殊な能力を得た謙人が、過去の恨みを晴らしていく。話が進むにつれ、過去に起きた事の真実も明らかになっていく。 一つの大作映画を観たような読後感で、よくこんなお話が思いつくなぁ。謙人や円華のような能力を持ったとしたら自分は何をするだろうかと考える。やっぱり他の人には見えない未来が見えるというのは、幸せとは限らないんだろうな。 「人間は原子だ。一つ一つは凡庸で、無自覚に生きているだけだとしても、集合体となった時、劇的な物理原則を実現していく。この世に存在意義のない個体などない。」

Posted byブクログ

2020/07/24

設定も面白く、休みの日を利用してイッキに読んでしまいました(^^; どんな未来が待ってるのでしょうか…

Posted byブクログ

2020/07/11

東野圭吾ワールド爆発。 物理学系アクションミステリー。 登場人物が魅力的で、一気に読みました。 特に円華と謙人のキャラクターは魅力的でした。 そして、現実にはあり得ないんだけど、あり得なくもなさそうなギリギリの感じと、予言は非常に面白かったです。

Posted byブクログ