目の見えない人は世界をどう見ているのか の商品レビュー
私は見える人です。 見えない人、見えにくい人の世界を体験するとはできませんが、見えることが逆に不便で生きづらいのかもしれないと思ってしまうような本でした。 何の本だったか忘れたけれど、以前読んだ本に障がい者の人を見かけたら助けてあげるではなくて、声をかけるだけでいいというようなこ...
私は見える人です。 見えない人、見えにくい人の世界を体験するとはできませんが、見えることが逆に不便で生きづらいのかもしれないと思ってしまうような本でした。 何の本だったか忘れたけれど、以前読んだ本に障がい者の人を見かけたら助けてあげるではなくて、声をかけるだけでいいというようなことを読んだような記憶があります。 社会は障がい者への支援を実施しているけれど、時々思うのは それは、本当にその人が望んでいる支援なのか ということ。 当事者の声は、ちゃんと聞いているのかな? 助けてあげなければならない存在ではなく、助け合える存在になれれば良い。
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分からないから面白い!と思える本でした。 本を読み進めれば進めるほど、見えるからこその不自由さがあることに気が付きます。 見えない人。というだけで想像できる事は極わずかな情報だけで、もっと面白くて、知らない事がたくさんある。分かり合えない部分はあるかもしれない、でも、見える人見え...
分からないから面白い!と思える本でした。 本を読み進めれば進めるほど、見えるからこその不自由さがあることに気が付きます。 見えない人。というだけで想像できる事は極わずかな情報だけで、もっと面白くて、知らない事がたくさんある。分かり合えない部分はあるかもしれない、でも、見える人見えない人との間に障害はないのだと思いました。
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まだ途中。今メモしたい...! 福祉的観点が邪魔して 変な距離感になってしまうと。 サポートしなきゃというような緊張感のせい。 見える人と見えない人が それぞれに好奇心を持って接する あ〜そっか〜そんな感じねー? おもしろいねぇー というようなニュアンスかな。 筆者のただ...
まだ途中。今メモしたい...! 福祉的観点が邪魔して 変な距離感になってしまうと。 サポートしなきゃというような緊張感のせい。 見える人と見えない人が それぞれに好奇心を持って接する あ〜そっか〜そんな感じねー? おもしろいねぇー というようなニュアンスかな。 筆者のただし書きも大事で 両者の了解が大前提だということ。 例えば海外の人の文化を理解するように? ......つづきを早く読もう
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視覚のない世界の見方が変わる本。 情報が必要最低限の中で生活することによって大変と言うよりも合理的な行動だなぁと思った。 もちろん生活の支障があるのは承知の上だが、普段の私の行動と比べてみると視覚障害者の方は簡潔的で心が豊かな生活を過ごしていると思えた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
足が運動器でも感覚器でもあること、美術とのかかわり、ユーモアなど、考えたこともない観点ばかりで新鮮だった。また、最近は見えない人の間でも点字がマストではないのが以外だった。 今後見えない人と交流の機会があったら参考にしたい。
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盲目の方がどのような考えで生活しているかを様々な視点から分析された本。なかなか興味深い内容でした。一つの機能が削ぎ落とされることによって、他の機能が特殊な進化をする。
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同じ街にくらしていても、「そっちの世界では…」なんて言葉が出てきたり、陶器だと言われた瞬間にコップの中身も見えなくなる。って言う事を知れたのはよかった。どっちが上って言う人間関係では無く、対等な関係でも無く「揺れ動く関係」って言う人間関係は自分もやってみたいなぁーと思う。
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興味深い内容にくわえ、文体も読みやすく、とても面白かった。 世界認識の方法の違い、というと固いけど、そういうこと。
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ちょいと哲学的というか、難しいところもあったけど… 目の見えない人の世界に興味を持つと何だか面白いかもしれない! 今までは私自身立体的に物が見えていると思っていた。 でも、違うかもしれない。 私が“富士山”と言われて思い描くのは台形の正面からの図だけれど、目の見えない人の想像す...
ちょいと哲学的というか、難しいところもあったけど… 目の見えない人の世界に興味を持つと何だか面白いかもしれない! 今までは私自身立体的に物が見えていると思っていた。 でも、違うかもしれない。 私が“富士山”と言われて思い描くのは台形の正面からの図だけれど、目の見えない人の想像する“富士山”は裾広がりの円錐形で、正面なんてない。 目の見えない人の方が、より立体的に、俯瞰的に物を捉えられている。 逆に私は自分の視覚に捕らわれているのかもしれない…。
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障害がある人に対してなんとかしてあげたいという気持ちがいつも先行してしまっていたけれど、 私たちは対等であることを忘れたくないと思いました、 ソーシャルビューしてみたい!!!
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