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目の見えない人は世界をどう見ているのか 光文社新書751
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目の見えない人は世界をどう見ているのか 光文社新書751

伊藤亜紗(著者)

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目の見えない人は世界をどう見ているのか 光文社新書751

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2015/04/16
JAN 9784334038540

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目の見えない人は世界をどう見ているのか

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商品レビュー

4

294件のお客様レビュー

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2025/01/19

目の見えない人の話であるが、国や性別年代の違いについての見方にも素敵なヒントをたくさんもらえた。著者の伊藤先生は生物学から美学に転向されたそうだが、そこが繋がっていくのがとても新鮮で、でも納得がいって面白かった。先生の考えがあたたかで明確だからなのだと思う。 情報と意味の違い、障...

目の見えない人の話であるが、国や性別年代の違いについての見方にも素敵なヒントをたくさんもらえた。著者の伊藤先生は生物学から美学に転向されたそうだが、そこが繋がっていくのがとても新鮮で、でも納得がいって面白かった。先生の考えがあたたかで明確だからなのだと思う。 情報と意味の違い、障害が痛快になることなど、あらゆる差異を大切に面白がる視点を、同世代のお母さんでもある先生から投げかけてもらえたのは、難しい世の中を生きていく上でとても元気の出る体験だった。他の著作も是非読んでみたいと思う。

Posted by ブクログ

2025/01/12

伊藤亜沙さん著「目の見えない人は世界をどう見ているのか」 久し振りに実用書的な本に手を出した。 なおすさんのレビューを観て自分も読んでみる事に。かなり評価が高い本なので年末に購入し内容に期待していた。 自分の経営する居酒屋に今は亡くなってしまったが先天的に全盲の方が頻繁にいらし...

伊藤亜沙さん著「目の見えない人は世界をどう見ているのか」 久し振りに実用書的な本に手を出した。 なおすさんのレビューを観て自分も読んでみる事に。かなり評価が高い本なので年末に購入し内容に期待していた。 自分の経営する居酒屋に今は亡くなってしまったが先天的に全盲の方が頻繁にいらしていた。その方はただ目が不自由というだけで普通に飲食していたし、ベロベロに酔っぱらって帰る事も多かった。 「右から皮、ネギマ、つくねですよ」とか言ってあげれば手探りで串を触りながら焼鳥を楽しみ、毎日替わる「本日のおすすめ品」や「本日の日替わりメニュー」等の黒板等に書き込んでいるメニューも口頭でお勧めすれば他の健常者の方々よりも楽しんで飲食している様に感じていた。 お会計もお札に印字されている点字を触りながらお札の種類を間違える事などなかった。 その方とよくいろんな話をしたのだが凄く記憶にあるのがその方のお母さんの教育方針。 子供が全盲として生まれ、視力抜きで一人前の大人にするために考えて全寮制の盲学校に幼い時から入寮させたという。親として過保護にしてしまいがちだがあえて子供の未来の為にそうしたというのだ。 そのため彼の一般教養は素晴らしく高く、普通の人が視覚から得る情報はすべて聞いたり触ったりして知識として記憶していると言っていた。 その彼の人生は母親の素晴らしい決断があったからであるだろうし、その決断がなければ彼はもっと不自由した人生だっただろうなと思ったのを思い出す。 そしてその彼は盲目のギターリストで1000曲以上の曲を記憶していると言っていた。楽譜を読む事は当然しないので曲を聞いて記憶してしまうらしい。この本にもあったが視覚を使わない分、確かに脳の他の部分が研ぎ澄まされているのだと思う。自分もギターをかじったが曲のコードなんてコード譜が無ければせいぜい10曲覚えているかどうか… その100倍以上を記憶している彼の脳の力に驚いたものだ。 今もパラリンピック競技のゴールボールの強化選手がよくきてくれている。彼らもまた視覚に障害を持つ方々である。 しかも彼らは前回のパリオリンピックの金メダルを持参してくれて、金メダルを惜しげもなく触らしてくれたりオリンピックのエピソード等々、他のお客さんも交えて凄く楽しい貴重な交流をしてくれる。 彼らだからでしかできない事を目の当たりにして、自分はいつも尊敬と感心と敬意を抱かされる。共通してなによりメンタルと気持ちが本当に素晴らしい。 この本がもっと世に溢れ、「障害」に対しての固定観念と先入観による偏見が良い意味でもっとフランクになればと思う。 ある意味で彼らにしかできない事に触れ、見えるという自分の愚かさを知る事もしばしば。 できるだけ多くの人に感じて貰いたい。

Posted by ブクログ

2025/01/03

語り口が穏やかで敬意に溢れておりそれでいて簡潔。良い著者だった。助けてあげる、に穏やかにユーモアを交えて違う視点を提示する。かくありたいものです。

Posted by ブクログ