目の見えない人は世界をどう見ているのか の商品レビュー
目の見えない人の世界の捉え方の分析を通して、他人との差異を知り、新たなものの見方を獲得しようとする本。 言葉にすると当たり前のことだけど、人の数だけ世界の捉え方は違って、それってすごく面白いなって思った。 著者の「違いを面白がる」という姿勢に共感できた。
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目の見えないひとに そもそも死角がない。 物事を見過ぎて、迷ってしまった時 この本をもう一度読み直したい。
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見えない人の感覚について、ちゃんと考えたことがなかったことにあらためてわかった。見えることによって見えなくなるものがたくさんあるんですね。いやあ、本当に面白いです。
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タイトル通りのお話をめの見えない方々のお話から。 誰もが一度に疑問を持つタイトルについて、目の見える人が書いているのが分かりやすい。「情報」と「意味」の違いを通して、感覚とコミュニケーションの本質に少し近づける。見えないから触覚が敏感になるなんていう偏見から解放される一方で、自...
タイトル通りのお話をめの見えない方々のお話から。 誰もが一度に疑問を持つタイトルについて、目の見える人が書いているのが分かりやすい。「情報」と「意味」の違いを通して、感覚とコミュニケーションの本質に少し近づける。見えないから触覚が敏感になるなんていう偏見から解放される一方で、自分は視覚を使えるのか、視覚に支配されているのか迷う。 浦和の紀伊国屋で買った。レッズの本が多かった。
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見えないことの利点に注目して楽しんじゃおう。誤解を恐れない本。 見えないからこその能力いろいろ。ボルダリングの良いホールドを見極める能力とか、探偵の推理部分もいけるんじゃないかという話です。 男にはわざとメガネを外さなきゃいけない時があるらしいですよ?
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知らなかった世界を見せられた気分。服や部屋がシンプルにならざるを得ない理由が面白い。「もしものとき」を考えると晴眼者の自分達もそう努めるべきかと思った。
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タイトルが面白そうだし、書評も読んだ。これは読むしかない、というわけで読み始めた。 視覚障害者と一緒に行動したりインタビューすることで、「彼ら」の世界が意外に豊かであることや、逆に、「我々」が視覚の呪縛により思ったほど自由でないことが明らかにされる。また、見える人と見えない人の関...
タイトルが面白そうだし、書評も読んだ。これは読むしかない、というわけで読み始めた。 視覚障害者と一緒に行動したりインタビューすることで、「彼ら」の世界が意外に豊かであることや、逆に、「我々」が視覚の呪縛により思ったほど自由でないことが明らかにされる。また、見える人と見えない人の関係は、単に、支援する人と支援される人ではなく、見えない人の存在が見える人に気付きをもたらす有用な存在たり得ることを説得力をもって表している。それが著者の主張かどうかは分からないが、そういう両者の新しい関係へのヒントがあるような気がした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
目の見えない人が、色を概念的に捉えているのがちょっと面白かった。てっきり見えない人にとって色というのは意味のないものとばかり思っていたものだから。○○色が好きというのもあるそうな。 後、見える人は、見えることにより起点が必ず存在し対象が絞られるのに対し、見えないがゆえに360度"知覚"するという感覚も面白い。
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明日の午後の降水確率は60% の情報と意味 ・情報とは客観的な内容 ・傘屋なら明日は傘が売れる。 意味は情報が具体的な文脈に置かれた時に生まれる。視覚障害者の文脈は健常者には語ることのでい全く違った文脈を持っている。 ということかなあ。
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目が見えないということはどういうことなのか。 視覚の欠落というより、目が見えないことで生じる感覚の違いに目を向けている。 面白いたとえだなぁと思ったのは、「4本足の椅子から1本足を引くのではなく、3本足でバランスをとる椅子のようなこと」という表現。なるほど。 目が見える...
目が見えないということはどういうことなのか。 視覚の欠落というより、目が見えないことで生じる感覚の違いに目を向けている。 面白いたとえだなぁと思ったのは、「4本足の椅子から1本足を引くのではなく、3本足でバランスをとる椅子のようなこと」という表現。なるほど。 目が見える人は、視覚情報に頼りすぎる。 けれども、目が見えない人は複合的に情報を得て得た情報を脳内に展開して『見る』ことができる。 視覚がないからこそ、死角なく物事を知覚することができ、フラットに世界を認識する。 見えるがゆえに考えたこともない観点で世界を見ていることがわかり、非常に興味深かった。 オススメ。 序盤の言葉の定義については若干冗長。最初の1章は難しいなーと思ったら、さっくり読み飛ばしつつ先に進むといいと思います。
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