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あと少し、もう少し の商品レビュー

4.3

454件のお客様レビュー

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    193

  2. 4つ

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2024/06/09

駅伝青春小説ということで昔長距離やってたこともあり購入。思ったより熱血という感じではなくメンバーの繋がり、心情を重点に取った様に受けた。 特に誰に感情移入できたわけてはないけど、一人一人が深掘りされて誰一人軽く扱われていないのがよかった。前半影の薄かった俊介が彼のエピソードで一気...

駅伝青春小説ということで昔長距離やってたこともあり購入。思ったより熱血という感じではなくメンバーの繋がり、心情を重点に取った様に受けた。 特に誰に感情移入できたわけてはないけど、一人一人が深掘りされて誰一人軽く扱われていないのがよかった。前半影の薄かった俊介が彼のエピソードで一気に存在感が出てきたのが印象深かった。 顧問の上原先生も頼りなかった様子から、試合当日には何かミステリアスな存在に変化してきた。この人のエピソードも欲しかったところだけど、この物語の展開にはそぐわないのかな。

Posted byブクログ

2024/06/09

読み進めると相互に絡んだ人間関係が徐々に見えて来ます。 自分自身への評価と他者からの評価ってズレがありますよね。 ヤンキー大田が実は気弱なアイツを認めてるという話が好きでした。

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2024/06/08

様々な個のバックグラウンドを描きながら、それがバトンを渡すように繋がっていき、最後には心が一つになる構成がまさに駅伝のようで、読んでいて没頭できるし、楽しかった。自分にはないものを持っている誰かに刺激され、でも自分らしさも大切に生きることは学生だけでなく、大人になった今でも忘れな...

様々な個のバックグラウンドを描きながら、それがバトンを渡すように繋がっていき、最後には心が一つになる構成がまさに駅伝のようで、読んでいて没頭できるし、楽しかった。自分にはないものを持っている誰かに刺激され、でも自分らしさも大切に生きることは学生だけでなく、大人になった今でも忘れないでいたいなと思う。疾走感や爽やかさの中にある温かな愛が瀬尾さんらしくて素敵な作品でした。

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2024/05/29

一人一人の背景が襷のように繋がっていっておもしろかった!んだけど読むのに時間をかけすぎて、ちょくちょく期間が空いちゃってなかなか入り込めずなあなあになりながら読了。本当に勿体無いことをした。必ず再読します。。。

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2024/05/27

気弱な設楽、金髪不良の大田、頼みを断れないバスケ部のジロー、プライドの高い吹奏楽部の渡部、陸上部後輩の俊介。6人が襷をつないでいく様子を描く青春小説。 突然陸上部の顧問が変わった4月から、本番の駅伝大会までのおよそ半年間をランナーそれぞれの視点から追体験できる。 とにかく構成...

気弱な設楽、金髪不良の大田、頼みを断れないバスケ部のジロー、プライドの高い吹奏楽部の渡部、陸上部後輩の俊介。6人が襷をつないでいく様子を描く青春小説。 突然陸上部の顧問が変わった4月から、本番の駅伝大会までのおよそ半年間をランナーそれぞれの視点から追体験できる。 とにかく構成の仕方が天才的!まるで伴走しているみたいに感じて、ページを繰る手が止まらなかった。そして、区間の最後はじわっと涙がこみあげてくる。メンバーそれぞれがその半年間を振り返りながら走ることで物語と登場人物の解像度がぐんぐん上がっていく。 読む章(区間)によって感情移入する人物も変わっていくことに驚いた。私は自分自身を渡部みたいなタイプだと思っていたけど、自分の中に設樂も、大田も、ジローも、渡部も、俊介も、桝井も全員いた気がする。少しずつないまぜになってる。 「たしかに義務教育ってすごい」と思えた。この駅伝メンバーが全員違う場所で生まれ育った場合、大人になって接点があるとは到底思えない。特に大田と渡部とか」。笑 ただ「同じ中学に通っている」からいっしょに駅伝ができるんだ。この後、彼らの人生は川の流れのように絶え間なく分岐して、身を置く場所が変わってるだろう。 「属性が違うのに「地区と年齢」という雑なくくりでひとまとめにしやがって。そのうえ、皆でひとつのことに取り組めなんて無理な話だ」と斜に構えていた14歳の私は、だから中学が大嫌いだったんだけど…逆転の発想するともうそこじゃなきゃ交わることないんだよな。 あの時の私が読んだらちょっと何か変わりそうな気もする。

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2024/05/14

中学校駅伝の物語。 1区から6区まで、それぞれを走る6人の生徒たちの心情がとても鮮明に綴られていて、その構成が素晴らしく、物語にどんどん引き込まれていきました。 中学生活最後の駅伝大会に向けて、上位に入って県大会に出場したいという強い思いを胸に、メンバーを募る陸上部部長の桝井。...

中学校駅伝の物語。 1区から6区まで、それぞれを走る6人の生徒たちの心情がとても鮮明に綴られていて、その構成が素晴らしく、物語にどんどん引き込まれていきました。 中学生活最後の駅伝大会に向けて、上位に入って県大会に出場したいという強い思いを胸に、メンバーを募る陸上部部長の桝井。 新しく陸上部の顧問になった上原先生は、20代後半の美術担当の女性教師で、おどおどしていて、とても陸上部には似合わない様子。 元いじめられっ子の設楽、不良の大田、理屈っぽい渡部、二年の俊介と、お調子者のジロー。 彼らは単なる寄せ集めのメンバーのように見えるけれど、本当はみんな純粋で素直な子たちばかりで、この最強メンバーが必死に襷をつないでいく様子に感動します。 不調の見える桝井に、「駅伝は1人で走るわけじゃないでしょ」という母親の心強い言葉に救われるし、上原先生はちょっと個性的だけれど実は頼もしい一面もあって、緩衝材のようにほっこりさせてくれます。 まだまだ大人たちに守られながら生きてる中学生たちだけれど、こんな輝いた時代をいつまでも忘れてほしくないなぁって思ってしまいます。

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2024/05/12

青春を感じた。 走者一人一人にスポットが当たるのがよい。 同じ場面でも別の人物にスポットが当たることでよりそのシーンの深みが増す。 全員が自分のためだけではなく、襷を繋いでくれた人たち、繋げたい人たちのために走る。 6区のラストスパートのシーンは読み進めながら年始の駅伝を見ている...

青春を感じた。 走者一人一人にスポットが当たるのがよい。 同じ場面でも別の人物にスポットが当たることでよりそのシーンの深みが増す。 全員が自分のためだけではなく、襷を繋いでくれた人たち、繋げたい人たちのために走る。 6区のラストスパートのシーンは読み進めながら年始の駅伝を見ている時くらいに引き込まれてこちら側も自然と鼓動が速まり、胸が熱くなった。 目頭も熱くなった。

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2024/05/11

中学駅伝でのお話。ただ襷をつなぐだけじゃない。自分を知り、自分と闘い、仲間を思っていいチームが出来ていく。個性豊かな登場人物もおもしろく、読みやすかった。

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2024/05/09

走れば走るほど疲れるし元気もなくなるものだと思っていたのだけれど、走る度にエネルギーが湧く、新たなエネルギーを生み出すことができる駅伝って素敵やと思いました‪ ·͜·

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2024/05/06

中学生の青春っていいなーと思いました。 それぞれいろんな思いを背負って 襷を繋いでいく... 構想がそれぞれの区の中学生目線になっていて 「あ、この時こう思ってたんだ!」など いろんな目線でおもしろかったです! 長距離が苦手な私ですが この本を読んでとても素敵な事だなと 思い...

中学生の青春っていいなーと思いました。 それぞれいろんな思いを背負って 襷を繋いでいく... 構想がそれぞれの区の中学生目線になっていて 「あ、この時こう思ってたんだ!」など いろんな目線でおもしろかったです! 長距離が苦手な私ですが この本を読んでとても素敵な事だなと 思いました(*ˊ˘ˋ*)

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