夜の国のクーパー の商品レビュー
最後の種明かしは、そうだったのか~と、してやられた感が(笑)最初は謎だらけで、読み進めると続きが気になってしまう作品。伏線の張り方も流石です。
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荒れ地のど真ん中で遭遇した私と猫。トムという名の猫は、摩訶不思議な物語を話し始める。壮大な奇想天外ストーリーが読者を未体験ゾーンに導く傑作巨編。 「夜の国」というのが何かの比喩なのか、それとも全くの空想なのか。伊坂さんの仕掛けにはまらないまま読了してしまった。
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誰かと思えば、主人公は猫。 その描写からとても観察しているなと思う。 特に、「おい、舌をしまい忘れてるぞ」のくだりが何度出てきても好き。 読み進めていくうちに引き込まれていくが、途中からは訳がわからなくなっていく。無駄な描写も多いと思った。心が折れかけたが、最後は裏切りもあり期待してよかった。国と国の対立、戦争の概念がユニークに盛り込まれていてメッセージ性のある作品だなと思う。
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こんな仕掛けがあったとは、と思って読み返してみれば、やっぱりはじめから随所随所にそれを匂わせる記述があって、上手いなぁ、裏切らないなぁと感心してしまう。最終的には完全なファンタジーなのだけれど、そこにたどり着くまでにきちんと伊坂節というか、国家に対する考え方とか、そんなものが織り...
こんな仕掛けがあったとは、と思って読み返してみれば、やっぱりはじめから随所随所にそれを匂わせる記述があって、上手いなぁ、裏切らないなぁと感心してしまう。最終的には完全なファンタジーなのだけれど、そこにたどり着くまでにきちんと伊坂節というか、国家に対する考え方とか、そんなものが織り込まれている。それでいて、完成されたひとつの物語として提示されている。面白いなぁ。
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ジェットコースターのような興奮やスピード感はなかったけれど、観覧車のようにのんびりとしながらも色んな景色が楽しめて(それこそ物語はある瞬間から全くちがった姿を見せます)、とても癒されました。 毎日少しずつ、小説を数ヶ月かけて読んだのは初めてですが、楽しい体験でした。
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聞き手の主人公、語り手の猫トム、クーパーの兵士の三人の視点から描かれたファンタジーです。 トムの住む国が戦争負け、相手国の兵士が街にやってきて、残酷な未来がすでに始まっている…のかと思いきや明かされていくのは外の世界がいかに広く、自分たちは無知だったのかということ。隊長のセリフ「俺の言葉を鵜呑みにする必要はない。何が正しくて、何が誤っているのか、自分で判断しろ」がこの物語の本質なのかなと感じました。
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敗戦国の人間模様を猫の目線を通じて描かれてて面白かった。猫とネズミの関係が、鉄国との関係なんだろうなというのは予想できたけど、最後のオチに驚いた。 話のペースがゆっくりなので読むのに時間がかかった。
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伊坂作品にしては読み進むのに時間が かかってしまった。 この本をたまたま見つけ手に取ったのは、書店の陳列が今の情勢を踏まえてのものだったからなのだろうなと、読み終えて思った。
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大小あるけれど、バックグラウンドは戦争。作者も北朝鮮の件から戦争を考えて色々と意見を述べていたとのことで、今日、核実験を行った北朝鮮が何ともタイムリーで皮肉。 主人公は、猫のトムと人間の僕。猫と暮らしていた経験があるので、猫の動作の描写が何とも言えず、ほんわかした感覚になった笑...
大小あるけれど、バックグラウンドは戦争。作者も北朝鮮の件から戦争を考えて色々と意見を述べていたとのことで、今日、核実験を行った北朝鮮が何ともタイムリーで皮肉。 主人公は、猫のトムと人間の僕。猫と暮らしていた経験があるので、猫の動作の描写が何とも言えず、ほんわかした感覚になった笑。 また、作品の半分くらいまではスピード感無くて、後半はあれよ、あれよとい間に進んだ感じで面白かった。。 好きな言葉 「疑うのをやめて、信じるのも一つのやり方」 「どんなものでも疑わず鵜呑みにすると痛い目に遭うぞ。絶えず疑う心を持て。」 「知る勇気を持て。自分の理性を使う勇気を持て。」
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かなりの長編だ。正直に言うと途中でちょっと嫌になった。物語は猫との会話から始まる。これはいったいなんの話なんだ?と困惑する。次第に戦争に負けた国が鉄国(つまり敵国)に支配される。ガンジイやらカントやら、登場人物の名前がアレで、キャラクター設定までかけているのかはわからないが、不思...
かなりの長編だ。正直に言うと途中でちょっと嫌になった。物語は猫との会話から始まる。これはいったいなんの話なんだ?と困惑する。次第に戦争に負けた国が鉄国(つまり敵国)に支配される。ガンジイやらカントやら、登場人物の名前がアレで、キャラクター設定までかけているのかはわからないが、不思議な感覚にはなる。物語は後半で一気に霧が晴れるが、結局のところクーパーが実在したのかしないのかよくわからない。戦争というか統治の仕組みがよくわかる。
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