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夜の国のクーパー の商品レビュー

3.5

238件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    81

  3. 3つ

    82

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    4

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2023/02/15

おとぎ話のようだと思ったらすごく現実的で、でもやっぱりおとぎ話だった。 このバランスが絶妙。 主人公と同じように、私もトムくんの話に引き込まれてしまった。

Posted byブクログ

2020/01/19

トムネコと僕と複眼隊長。子供の僕と鼠とギャロと弦と医医雄と鉄国と冠人と酸人。僕はガリバーだった!びっくりーでした。そして僕は帰れるのだろうか?

Posted byブクログ

2019/12/09

途中でオチがなんとなくわかっちゃって思った通りの物語だったなぁって感じだった。 ファンタジーに寄りすぎていつもの伊坂作品のような裏切られた感がなかったなぁ。 話的には読みやすかったけど。

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2019/11/01

話のオチがイマイチでした。 「クーパーの兵士」の悲劇性がもっと丁寧に描かれていたら、もう少し違った読後感が得られたような気がします。 伊坂作品にしてはいくぶんテンポの悪い印象の作品です。

Posted byブクログ

2019/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちょっとオシャレなガリバー旅行記です。猫と鼠の風変わりな会話が、実は全ての叙述トリックのタネを担っていたというところが、伊坂幸太郎らしさだなあ。ただ、クーパーの件はちょっとゲンナリした。発想が突飛すぎてついていけなかった。もう少し発想力を読者よりにしてほしかったな、このテイストで書く小説なら。あと、クーパーのところへ行った複眼隊長他三名の描写は、クーパーが作り物なのだとしたら、なんだったんだ??

Posted byブクログ

2019/07/18

好きなセリフ。 ・人間はどのような環境にも慣れますよ。 ・自分が正しいと信じ、疑うことすら想像しなかった事象について、疑ってみるべきではないか。 ・おまえたちは、決闘をはじめる時には、それほど文句は言わなかった。それが、不利になった途端に全部をなかったことにするのは、おかし...

好きなセリフ。 ・人間はどのような環境にも慣れますよ。 ・自分が正しいと信じ、疑うことすら想像しなかった事象について、疑ってみるべきではないか。 ・おまえたちは、決闘をはじめる時には、それほど文句は言わなかった。それが、不利になった途端に全部をなかったことにするのは、おかしい。 ・俺を信じるかどうかは、おまえたちの自由だ。どんなものでも、疑わず鵜呑みにすると痛い目に遭うぞ。たえず、疑う心を持てよ。そして、どっちの側にも立つな。一番大事なのはどの意見も同じくらい疑うことだ。 〜360pまでは淡々と読む感じで、心の動きもなかった。だけど、360p〜は伊坂節が炸裂してて、楽しめました。ミステリーというよりはファンタジー寄りな作品。「どっちの側にも立つな」というメッセージを暗に示す為、猫視点で描いているのは流石!

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2019/07/16

仙台から小舟で釣りにでた男「私」が嵐で遭難して流れついた土地の話。「喋るネコ」から聞く、ある都市国家の戦争の顛末記。壮大なホラ話なのだが、語り部たるネコの話に慣れてくると物語が段々と意味を持って展開し、最後はホラ話ならではの大円団。広がった風呂敷を回収する伊坂幸太郎の技術には毎度...

仙台から小舟で釣りにでた男「私」が嵐で遭難して流れついた土地の話。「喋るネコ」から聞く、ある都市国家の戦争の顛末記。壮大なホラ話なのだが、語り部たるネコの話に慣れてくると物語が段々と意味を持って展開し、最後はホラ話ならではの大円団。広がった風呂敷を回収する伊坂幸太郎の技術には毎度感服。 職場文庫で借りて昼休みにのみ読み進めた。 読了には2年ぐらいかかったかも。

Posted byブクログ

2019/06/02

「この町は、今、この瞬間から俺の、俺たちの管轄下に入る」 人と会話できる猫、動く杉、透明な兵士、鼠の提案…。 この物語の中で一番気に留まったのが、実はこの鼠の存在。 ピリリと利く香辛料のようで、なかなか、ムムムである。 猫のトム目線を中心に、全体に平たくわかりやすい語り口。 ...

「この町は、今、この瞬間から俺の、俺たちの管轄下に入る」 人と会話できる猫、動く杉、透明な兵士、鼠の提案…。 この物語の中で一番気に留まったのが、実はこの鼠の存在。 ピリリと利く香辛料のようで、なかなか、ムムムである。 猫のトム目線を中心に、全体に平たくわかりやすい語り口。 伊坂さんの、特に子どもたちに向けた「伝えたい思い」がギュッと詰まっているように感じた。 夢中になって読んでる姿が目に浮かぶ。 寓話といっていいと思う。

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2019/05/05

私にとっての令和1冊目となりました。 読んでいて【約束のネバーランド】や【不思議の国のアリス】が頭の中に浮かぶ一方で仙台と言う伊坂幸太郎ならではの地名が出て来て【オーデュポンの祈り】のような世界かなぁとか思ってしまいました。 読んでいて猫のパートと一般人男性のパートがあり何...

私にとっての令和1冊目となりました。 読んでいて【約束のネバーランド】や【不思議の国のアリス】が頭の中に浮かぶ一方で仙台と言う伊坂幸太郎ならではの地名が出て来て【オーデュポンの祈り】のような世界かなぁとか思ってしまいました。 読んでいて猫のパートと一般人男性のパートがあり何かしらのトリックに警戒しながら読み進めていきました。 ネズミの登場やクーパーの兵士とは何かと騙されないように騙されないように警戒しながら読みましたが最後に・・・ 令和の最初に読んで良かった一冊です。 物事と報道に警戒しながら生きていこうと思います。 自分の国が戦争に負けたと猫が語りだす。妻に浮気された男に・・・

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2019/04/19

猫のトム君と人間の会話、また猫とネズミの会話も。荒唐無稽な物語りすぎ、付いていけないところも多かった。杉の怪物クーパーはもしかすると花粉症を意識しているのではないか!最後の大逆転でアッと驚くが、結局この本は何を主張しているのだろうか…?

Posted byブクログ