夜の国のクーパー の商品レビュー
文庫でとりあえずすべて読んでいる、安定感のある伊坂氏の小説。今作は『オーディポンの祈り』以来のお伽噺であって、やはり視点の返し方がうまいというのはストーリーテラーの本領発揮の部分であるけれども、この安定感がなんだか物足りない感じがしてしまうといっては酷だろか。 まだ若い方なので、...
文庫でとりあえずすべて読んでいる、安定感のある伊坂氏の小説。今作は『オーディポンの祈り』以来のお伽噺であって、やはり視点の返し方がうまいというのはストーリーテラーの本領発揮の部分であるけれども、この安定感がなんだか物足りない感じがしてしまうといっては酷だろか。 まだ若い方なので、出版社は「売れるから」といって出し続けるのではなく、しばらく休ませたほうがいいかも(ご本人が「休むのはいやだ、書きたいことがいっぱいある」というのなら別ですけど)。 大学生の頃に読んだ大江健三郎『同時代ゲーム』を伊坂氏も昔面白く読んだということを知り、また読み返してみたくなった。 で、珍しく誤植に気づく。 335ページ「仲間通し」→「仲間同士」
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伊坂幸太郎さんの作品らしいなと思いました。 目が覚めると見知らぬ土地で、蔓に絡まり身動きが取れない状態で、目の前には喋る猫。いきなり不思議な状態でストーリーは始まります。猫から語られる、戦争に負け占領された国の話。そしてクーパーとは?そして話を聞き終わった後に衝撃の事実が、、、...
伊坂幸太郎さんの作品らしいなと思いました。 目が覚めると見知らぬ土地で、蔓に絡まり身動きが取れない状態で、目の前には喋る猫。いきなり不思議な状態でストーリーは始まります。猫から語られる、戦争に負け占領された国の話。そしてクーパーとは?そして話を聞き終わった後に衝撃の事実が、、、 結果を予想しながら読む面白さ、そして読み終わった後ポジティブになれる作品だと思います。
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猫の視点斬新。 そして人の支配のストーリー。 独特の世界観と話の展開に一気に読んでしまいました。 何かの隠喩を含んでいそうな言い回しが好きです。
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伊坂幸太郎らしさが戻った作品かなという感想。 ツッコミどころは満載だけど、それはファンタジー として捉えるべきなのかもしれない。伏線が最後に 繋がるのは伊坂作品の醍醐味かなと思う。
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昔はそれほど響かなかった伊坂幸太郎に、今さらながらハマり、最新文庫ということで読んだ。 セリフが魅力的で、今の時代に恥ずかしげもなく「勇気」をテーマとしている作品が多いところがいいのだと思う。 この作品に関しては、そういったメッセージ性があまり強くなく、よくありそうなストーリ...
昔はそれほど響かなかった伊坂幸太郎に、今さらながらハマり、最新文庫ということで読んだ。 セリフが魅力的で、今の時代に恥ずかしげもなく「勇気」をテーマとしている作品が多いところがいいのだと思う。 この作品に関しては、そういったメッセージ性があまり強くなく、よくありそうなストーリーだったので、星は3つ。 真実を見極めようとするという姿勢。 相手を知ろうとすることで、平行線がいつかは交差する。 当たり前だけど、気に入った部分。
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久々の伊坂作品。 大好きな『アヒルと鴨のコインロッカー』と同じ創元推理文庫だったので迷わず購入。 久々に読んでみると読みやすくて、内容のおもしろさと相まって読む手が進む進む。 今回はちょっと仕掛けが簡単すぎて展開が読めたけど、後半怒涛の伏線回収はまさに伊坂節。 高校生時代以来...
久々の伊坂作品。 大好きな『アヒルと鴨のコインロッカー』と同じ創元推理文庫だったので迷わず購入。 久々に読んでみると読みやすくて、内容のおもしろさと相まって読む手が進む進む。 今回はちょっと仕掛けが簡単すぎて展開が読めたけど、後半怒涛の伏線回収はまさに伊坂節。 高校生時代以来に伊坂熱がぶり返してきた。
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妻に浮気され、現実逃避のために勢いで飛び出した釣り船。 そんな私が迷い込んだ場所では猫が話しかけてきた。 こんな突拍子もない展開に戸惑い、 そして猫が話す物語に興味を惹かれ、 この物語はどこに着地するのだろうと読み進めた結果、 心が温まる結末にイイ意味で裏切られた。 正直、この...
妻に浮気され、現実逃避のために勢いで飛び出した釣り船。 そんな私が迷い込んだ場所では猫が話しかけてきた。 こんな突拍子もない展開に戸惑い、 そして猫が話す物語に興味を惹かれ、 この物語はどこに着地するのだろうと読み進めた結果、 心が温まる結末にイイ意味で裏切られた。 正直、この国の謎が暴かれた時、 それはどこか予想していた面でもあり、拍子抜けだった。 だがしかし、そこからの物語はまさに人間の物語だった。 帰る場所がある、これに尽きるなと。 だからこそ人間は明日も生きられるのだろう。
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伊坂幸太郎にハマっていろいろ読んでいますが、1番とまでいかなくともすごく好きなお話です。たまにハズレかなと思う作品もあったのですが、伊坂さんにはこんなお話をもっと書いてもらいたいと思えました。ファンタジー、SFが好きな人はとても楽しいと思います。現代ミステリーが好きな方はちょっと...
伊坂幸太郎にハマっていろいろ読んでいますが、1番とまでいかなくともすごく好きなお話です。たまにハズレかなと思う作品もあったのですが、伊坂さんにはこんなお話をもっと書いてもらいたいと思えました。ファンタジー、SFが好きな人はとても楽しいと思います。現代ミステリーが好きな方はちょっと苦手なのかも。絵本なような世界観で、でもテーマはしっかりしています。 (ちなみに私が好きな伊坂作品は重力ピエロとバイバイブラックバード。参考までに)
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伊坂幸太郎の夜の国のクーパーを読みました。 語り手の「私」が気がついたとき地面に縛り付けられていました。 そこに猫が話しかけてきます。 何故か、語り手には猫の言葉が分かるようになっているのでした。 猫のトムが語るには、この国の人間は隣国の鉄国と戦争をして負けてしまい、そこから...
伊坂幸太郎の夜の国のクーパーを読みました。 語り手の「私」が気がついたとき地面に縛り付けられていました。 そこに猫が話しかけてきます。 何故か、語り手には猫の言葉が分かるようになっているのでした。 猫のトムが語るには、この国の人間は隣国の鉄国と戦争をして負けてしまい、そこから来た兵隊に占領されてしまいます。 国王の「冠人」は兵隊の隊長に殺害されてしまい、住民たちは戦々恐々としています。 トムの物語と並行してもう一つの物語が語られます。 この国のそばに杉の木の森があります。 その杉の木はクーパーと呼ばれる怪物になって人間を襲います。 このクーパーを倒すために毎年数人の若者が選ばれて杉の木の森に出かけていきます。 若者たちはクーパーを倒すことが出来るとクーパーの樹液をあびて透明になってしまうのでした。 この二つの物語が交差するとき、この国の真相が現われてきます。 久しぶりに伊坂幸太郎の面白い物語を読みました。
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アリとナシの話。 ネコとネズミはしゃべります。 ネコの尻尾の捉え方は飼ってる人にはよくわかる。不思議な物語だけど違和感なく読めた。 ネコとの会話はいい。
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