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桜の下で待っている の商品レビュー

3.6

88件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

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2024/12/17

最後は、新幹線のワゴン販売する女性のおし故郷に帰る人、就活生、出張帰りのビジネスマン、旅行帰りの人、・・ 「あと一言、なにかが言えればいいのに」 「この遠出がその人にとってより楽しいものになるようななにかを、もっとうまく付け足せたらいいのに。」 っていう思いをバイト中思うことがあ...

最後は、新幹線のワゴン販売する女性のおし故郷に帰る人、就活生、出張帰りのビジネスマン、旅行帰りの人、・・ 「あと一言、なにかが言えればいいのに」 「この遠出がその人にとってより楽しいものになるようななにかを、もっとうまく付け足せたらいいのに。」 っていう思いをバイト中思うことがあるから、すごく共感した。 「もしこの人が家族だったらって考えればいいんだよ。」って言葉も覚えておきたい。 新幹線に関わる仕事にも憧れ✨

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2024/09/07

1人暮らしの祖母を訪ねる大学生(モッコウバラのワンピース)、結婚の挨拶に婚約者の実家を訪れる女性(からたち香る)、亡き母の七回忌の法要に参加するため実家に帰る男性(菜の花の家)、叔母の結婚式に参加するため母の故郷へ向かう小学生(ハクモクレンが砕けるとき)、新幹線の車内販売の女性(...

1人暮らしの祖母を訪ねる大学生(モッコウバラのワンピース)、結婚の挨拶に婚約者の実家を訪れる女性(からたち香る)、亡き母の七回忌の法要に参加するため実家に帰る男性(菜の花の家)、叔母の結婚式に参加するため母の故郷へ向かう小学生(ハクモクレンが砕けるとき)、新幹線の車内販売の女性(桜の下で待っている)、さまざまな理由で新幹線に乗る人々の物語。短編が5つ。 最後の2本だけは繋がりがあるけれど、基本的には独立した話ばかり。列車はさまざまな境遇の人とその気持ちを乗せて故郷へ向かう。 個人的には1本目の『モッコウバラのワンピース』が1番好きかも。主人公のお祖母さんがかっこいいなぁと思う。4本目の『ハクモクレンが砕けるとき』はちょっとファンタジーな話。抽象的な感じで今ひとつよくわからなかった。

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2024/06/03

花の香りに優しく包まれるような、穏やかな気分で読めた5話の短編集。 5話「桜の下で待っている」で、新幹線の車内販売をしているさくらが、「故郷に様々な理由で向かった人々が、帰りの車内では割とどの人もまんざらでもないって顔をしてる。」というようなことを話していた。 確かに故郷っていい...

花の香りに優しく包まれるような、穏やかな気分で読めた5話の短編集。 5話「桜の下で待っている」で、新幹線の車内販売をしているさくらが、「故郷に様々な理由で向かった人々が、帰りの車内では割とどの人もまんざらでもないって顔をしてる。」というようなことを話していた。 確かに故郷っていいことばかりじゃなくて、めんどくさいこともあったりする。 でも、そんなこんなをひっくるめての故郷なのかもと思った。

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2023/12/16

また、某コーヒーチェーン店でこれを読んでいると、隣に汗臭い男が座った。なぜいつもこうなる??ただ時間とともに香りは少しずつ中和され・・・。あ、帰るのね。バイバイ! さて、そんな事は良いとして、この本は覆面カバーされ、某図書館で、「泣いてスッキリしたい」と紹介されていた。いや、最後...

また、某コーヒーチェーン店でこれを読んでいると、隣に汗臭い男が座った。なぜいつもこうなる??ただ時間とともに香りは少しずつ中和され・・・。あ、帰るのね。バイバイ! さて、そんな事は良いとして、この本は覆面カバーされ、某図書館で、「泣いてスッキリしたい」と紹介されていた。いや、最後まで泣けはしなかったぞ。クレーム言って返そうww 短編がいくつか入っていて、東北の地名が出てくるのは親近感が持てる。最後の短編が、表題作で、泣く気満々で読んだのに肩透かしをくった感。いや、決して悪い感じはしなく、短編間でゆる〜くつながっている点も好感が持てる。この方の作品は初めてだったのでまた読んでみよう。 あれ、隣のあなた、帰らないの?じゃ、俺が先に帰るわ。早く外の新鮮な空気吸いたい。

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2023/08/08

ほっこり系。短編が5話。どれもしっとりした感じ。私には物足りなかった。グワッと感情が揺さぶられる感じはなかった。

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2023/03/01

モッコウバラのワンピース  旅行先で出会った男性と恋に落ちた祖母。 からたち香る  結婚の挨拶に恋人の実家に行く女性。震災後の福島へ。 菜の花の家  アンパンマンと瑞鳳殿(ずいほうでん)。法事での帰省。 ハクモクレンが砕けるとき  幼くして死んでも怖いだけではない。宮沢賢治が教え...

モッコウバラのワンピース  旅行先で出会った男性と恋に落ちた祖母。 からたち香る  結婚の挨拶に恋人の実家に行く女性。震災後の福島へ。 菜の花の家  アンパンマンと瑞鳳殿(ずいほうでん)。法事での帰省。 ハクモクレンが砕けるとき  幼くして死んでも怖いだけではない。宮沢賢治が教えてくれた。 桜の下で待っている  新幹線の車内販売をしている、さくら。帰る家を見つけていく。 どの話も東北地方をメインにした話だったよー。 (最後の話はちょこっと違うけどー) なんか、風景の描写がキレイで、花の香りとか、 実際に嗅いでみたいと思っちゃったなぁー。 「からたち香る」では、津波被害の後の福島を書いてて、 でも、その中で今までのように生きている人たちを 目の当たりにした主人公の描写がリアルだったなぁ。

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2022/10/21

普段本を読んでて、背景の描写とかあまり気にせず読んでたけど、この本は色の描写が多いと思った。気になると色を探しながら読んでた。各話で共通してるのが、新幹線の車内販売のスタッフが身に付けてるピンクのスカーフ。同じスカーフだと思うんだけど、登場人物によって違うピンクになる。このスカー...

普段本を読んでて、背景の描写とかあまり気にせず読んでたけど、この本は色の描写が多いと思った。気になると色を探しながら読んでた。各話で共通してるのが、新幹線の車内販売のスタッフが身に付けてるピンクのスカーフ。同じスカーフだと思うんだけど、登場人物によって違うピンクになる。このスカーフから色というか話が始まる気がする。春の設定の話だから、明るい色がいっぱいで、話が温かいというか柔らかい感じ。あと、色と一緒に出てくるのが匂いだ。匂いの描写も多い。だから、この本は『花』みたいだなと思った。 主人公が暗い気持ちの時は暗い色、明るい気持ちの時は明るい色。たぶん当たり前の事なんだろうけど、色の効果ってすごいことを今更気付かせれた。 どの話も良かったけど、第一話の「モッコウバラのワンピース」が一番好きだ。おばあちゃんの恋の話がジーンときたし、とても素敵だ。

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2022/08/08

桜前線が日本列島を北上する4月、新幹線で北へ向かう男女5人それぞれの行先で待つものは――。 婚約者の実家を訪ねて郡山へ。 亡くなった母の七回忌に出席するため仙台へ。 下級生を事故で亡くした小学4年生の女の子は新花巻へ。 実家との確執、地元への愛着、生をつなぐこと、喪うこと…… 複...

桜前線が日本列島を北上する4月、新幹線で北へ向かう男女5人それぞれの行先で待つものは――。 婚約者の実家を訪ねて郡山へ。 亡くなった母の七回忌に出席するため仙台へ。 下級生を事故で亡くした小学4年生の女の子は新花巻へ。 実家との確執、地元への愛着、生をつなぐこと、喪うこと…… 複雑にからまり揺れる想いと、ふるさとでの出会いをあざやかな筆致で描く、「はじまり」の物語。 (アマゾンより引用) 可もなく不可もなく

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2022/03/15

短編集であるが、最後の編だけがわずかに繋がる物語である。折角北陸、東北を舞台にした物語であるのでもう少し繋がりがあると良いと個人的には思う。 最後までダラダラと読んでしまい、短編でなければ読みやめたかもしれない。

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2021/11/12

心がやさしくなる本。 新幹線に乗って遠くに行きたくなったな。 今旅行に行ったらその道中もいろいろインスピレーション受けるかもしれないと思います。 家族って難しいよね、私も親族で集まることは嫌いではないけど、なぜか親族なのに気を遣いあって帰るときはドッと疲れてるかも(笑) でも、そ...

心がやさしくなる本。 新幹線に乗って遠くに行きたくなったな。 今旅行に行ったらその道中もいろいろインスピレーション受けるかもしれないと思います。 家族って難しいよね、私も親族で集まることは嫌いではないけど、なぜか親族なのに気を遣いあって帰るときはドッと疲れてるかも(笑) でも、そんなことがあっても会いたくなってしまう、故郷に帰りたくなる。そんな人と人との繋がりを大切にすることの意味を感じられた作品だと思います。

Posted byブクログ